Riot Games(ライアットゲームズ)は、人気タクティカルシューター『VALORANT(ヴァロラント)』において、スマーフィング対策として公式アプリ「Riot Mobile」を活用した認証システムを試験的に導入していくと発表。
これは、従来から存在していた多要素認証(MFA)を強化し、スマーフィングやアカウント共有を防ぐために一部プレイヤーに対して必須化する取り組みとなる。
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既存MFAを強化(多要素認証)する新方針
Riotアカウントにはこれまでもセキュリティ強化を目的としたMFA機能が存在していた。今回の施策では一部プレイヤーを対象に「Riot Mobile」を通じて認証を行うことを必須化。特に悪用リスクの高いアカウントや上位ランク帯を対象に運用を強化する。
- 対象は以下の通り:
- システムにより「共有アカウント」と判断された場合
- パッチ11.10以降、アセンダント以上の高ランク帯に到達したプレイヤー
Riotは「正しくプレイしているユーザーにはほとんど影響はない」と強調。アカウントを他人と共有していなければ、複数アカウントを持っていても対象外となる。
導入の背景
- スマーフィング対策:意図的に低ランク帯でプレイし試合を荒らす行為を防止
- アカウント共有・売買の抑止:購入やブースティングに利用される不正アカウントを排除
- セキュリティ強化:盗難アカウントの多くはMFA未設定であるため、必須化により被害を減少
これにより、プレイヤーは安心して競技に集中できる環境が整う見込みだ。
プレイヤーに求められる対応
MFAの設定はシンプル。スマートフォンに「Riot Mobile」をインストールし、ワンタイムコードを用いた認証を行うだけで完了する。これによりアカウントの安全性は大幅に向上し、外部からの不正アクセスや不正利用のリスクを軽減できる。
今後のアップデート計画
今回の発表では、一部プレイヤーを対象としたMFAの必須化に関するアップデート計画も公開されている。多くの日本プレイヤーが対象となるプレイ地域「AP(アジア太平洋)」への適用は2026年に予定されている。
- パッチ11.08
- ゲーム内報告システムに「ランク操作」の項目を追加
- プレイヤーからの報告をもとにデータを収集し、検出精度を向上
- パッチ11.09
- NA、LATAM、BR、KRの共有アカウントに対してRiot MobileによるMFAを必須化
- 購入アカウントやブースティングが確認されたアカウントにアカウント停止措置を実施
- パッチ11.10
- NA、LATAM、BR、KRにおいて、アセンダント以上のアカウントにMFA必須化を拡大
- 2026年
- AP(アジア太平洋)、EU地域にも対象を拡張
- 共有アカウントおよびアセンダント以上のアカウントにMFAを必須化
- タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
- 発売日:2020年6月2日
- 対象機種:PC(Riot Games)
Source:VALORANT
コメント
コメント一覧 (1件)
全部のFPSゲームで適用していいと思う
悪質プレイヤーはどのゲームにもいる
認証を必須化すればチートやスマーフの抑止力になるはず
まともなプレイヤーは困らないはず