2025年7月8日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』公式ブログの連載「ディレクターの視点」にて、今後の開発方針を公開した。当該記事では、今後計画されている「プレイヤーごとの自由な楽しみ方」を支える仕組みづくりについて明らかにしている。
モード選択肢の充実とナビゲーション改善へ

『オーバーウォッチ 2』では、これまでクイック・プレイやライバル・プレイを中心に、シンプルながらも奥深いゲーム環境を築いてきた。しかし現在では、6v6や最新モード「スタジアム」など、初心者から熟練者まで幅広い層に向けた多彩なモードラインナップが展開されている。
さらにシーズン18では、新たに「アンランク版スタジアム」の実装も予定されており、これまで以上に自由なマッチング環境が提供される見込みとなっている。
その一方で、モード数の増加による「迷いやすさ」にも配慮し、メニュー画面やナビゲーションの刷新にも着手している。コア・ゲーム・モードだけでなく、アーケード・モードやヒーロー・マスターなどのサブコンテンツを含むUI周りを整理・改善し、プレイヤーが直感的に遊びたいモードへアクセスできる環境を整えるとのこと。
戦略の幅を広げる「パーク」や「アーマリー」、さらなる自由なゲーム体験へ

『オーバーウォッチ 2』では、ゲーム・モードだけでなく、実際のマッチ中でもプレイヤーが自由にプレイスタイルを変えられる仕組みが拡充されている。当該記事では、その代表的な要素として以下を挙げている。
- パーク:ヒーローごとのプレイスタイルをマッチ中にカスタマイズでき、状況に応じて柔軟な対応が可能に。
- ヒーローBANとマップ投票:プレイヤーが戦いたくないヒーローやマップを事前に選択でき、より自分好みの試合展開が楽しめる。
- アーマリー:スタジアム向けに導入されたビルド要素で、ヒーローごとの戦術の幅が大きく広がる。
これらの追加により、シーズンごとに新たな遊び方が生まれ、個性や戦略性を活かしたプレイが楽しめるようになったとしている。
シーズン18ではパークの大型アップデートも予定されており、さらなる戦略の多様化が見込まれる。ただし、選択肢の拡張はゲームの複雑化を招くリスクもあるため、「創意工夫」を凝らし戦略の幅を広げる要素と同時に「直感的」に楽しめることも重視したバランス調整を目指していくという。
報酬・ソーシャル要素でも「自分流」を追求

現在開発チームは、マッチ前後の体験にも選択肢の幅を広げることを目指している。シーズン18以降では、以下の改善が予定・検討されている。
- プログレッション&報酬改善
- シーズン18から、進捗度に応じた報酬をさらに追加。
- 報酬獲得手段やチャレンジ内容も調整し、より満足感のある仕組みに。
- 最近復活した「トレジャー・ボックス」も、その一環。
- マッチ独自性の向上
- 従来の「MVP投票カード」など、マッチ終了時に楽しめる要素の再導入を検討中。
- これにより、試合ごとの達成感やコミュニケーションが強化される予定。
- 従来の「MVP投票カード」など、マッチ終了時に楽しめる要素の再導入を検討中。
- ソーシャル機能の強化
- 推薦システムのアップデートや、新たな交流手段も計画。
- プレイヤー同士が前向きに協力し合える環境を作る。
- 推薦システムのアップデートや、新たな交流手段も計画。
今回の記事では、ゲームバランス以外の要素に関するさまざまなアップデート計画が公開されたが、開発チームはこういった要素をプレイヤーの意見を無視して強引に導入するつもりはないと明言している。今後もSNSやフォーラム、ゲーム内アンケートなどを通じてプレイヤーの声を収集し、環境改善に役立てていく方針である。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
Source: Overwatch
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