Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』では、日本時間5月7日よりシーズン25「プロディジー」がスタートする。
この記事では、新シーズンの目玉の一つである新レジェンド・スパローについて、そのアビリティを紹介していく。「若き天才」と呼ばれる弓使いの性能やアップグレードをシーズン開始前に予習しておこう。
『APEX』シーズン25 新レジェンド「スパロー」紹介
(※以下、日本語名不明のものはすべて記事上の仮訳。性能はテストサーバー時点のもので、リリース版と詳細が異なる可能性がある)

スパローはエーペックスにおける27人目のレジェンドで、イタリア系の正統派イケメンキャラだ。「鋭鋭の射手」として優れた才能を持ち、シーズンの副題であるProdigy(若くして神がかり的な技能を持つ人物)と人々に称えられている。
彼は道徳を重んじる賞金稼ぎの家系の生まれだ。いつも陽気で、常に仲間のことを考えるという主人公のような性格をしている。一方で自己分析力にも秀でており、天才と言われても決して傲慢になったりしない謙虚さを備えている。
そんなスパローだが、とある出来事をきっかけに家族からは疎んじられてしまう結果に。信頼を取り戻すため、ブリスクに勧誘されてエーペックスゲームに参加することになった。
特徴は背中の矢筒と、左手のガントレット。ガントレットは弓に変形してアビリティを放つのに使われる。ちなみに一緒にいる猫のアルテミスだが、ゲームプレイには関与しない。

スパローのアビリティとアップグレード

ゲームとしてはリコンクラスに加わる。スパローのアビリティは、「立体移動を補助するパッシブ」、「敵をスキャンして追跡する戦術」、「一定範囲を封鎖してダメージを与えるアルティメット」という多彩な構成だ。
リコンのパッシブも合わさって、スパローひとりでさまざまなシナリオに顔を出せる。エーペックスゲームへの理解度が高く、チームでの連携に優れたプレイヤーに向けたレジェンドという印象だ。
パッシブアビリティ:ダブルジャンプ

パッシブは「ダブルジャンプ」。ジャンプした後、空中でもう一度ジャンプできるという、シンプルながら便利なアビリティだ。クールダウンは着地後約1.5秒。
さらに、壁面をのぼっているときにジャンプボタンを押すと急速に飛び上がれる機能もあり、他の多くのレジェンドたちよりもテンポ良く高所の確保ができるデザインになっている。
サブ機能として、別の記事で紹介する「ボセック2.0」とのシナジーがある。スパローでボセックを拾うと、矢が50発になり(通常40発)、爆弾矢が8発になる(通常7発)。
便利な一方で、弱点もある。二段ジャンプを使うと赤いエフェクトが背中から放射され、遠くからでもよく目立つ。自分視点だと気づけないので覚えておこう。
戦術アビリティ:トラッカードローン

スパローの戦術アビリティは、前方の索敵と後方の警戒を両立できる「トラッカードローン」だ。
左腕のガントレットを変形させて矢を放ち、刺さったところに効果範囲を発生させる。敵が効果範囲内にいて、かつ矢から射線が通っていると、その敵をスキャンできる。

スキャンされた敵は、その頭上に赤いアイコンが出て位置と距離を特定される。

さらにその後、12秒ほど「痕跡エフェクト」が発生し、スキャンされた敵が移動する方向が壁越しでも見えるようになる。
- チャージ:3発(アップグレードで+1)
- クールダウン:1発あたり30秒
- 同時に設置可能な矢:5発(アップグレードで+2)

ブラッドハウンドやシアとは異なり、トラッカードローンはトラップのように設置して使う。建物の外から内側をスキャンするようなことはできないかわりに、刺した矢はその場に残し続けることができる。上限を超えた分の矢を設置すると、最初に設置した矢から順番に消滅していくしくみだ。

コンセプトは「トラップ」とはいえ、敵が隠れていそうな場所に矢を放ちながら前進するという、攻撃的な使い方も十分可能だ。射程もあるので、気になるところにさっと矢を放ってリスク管理ができる。
スキャンによる痕跡エフェクトは10秒以上続くので、移動方向を見られてしまう敵は無理がしにくくなるだろう。矢は脆いが、破壊されたこと自体が索敵になるので最低保障は得られると言える。
細かい仕様だが、発見した敵が40メートル以上離れていると、痕跡エフェクトに加えてスキャン時のアイコンもその頭上に表示され、具体的な位置がつかみやすい。
サブ効果として、調査ビーコン付近に矢を刺すだけでビーコンを起動させられるという機能もある。リコンのパッシブも合わせると、遠くから周囲全体をさっとスキャンできて強力という印象だ。
- トラッカードローンの対策
- 矢を撃って破壊可能
- スモーク内はスキャン不可
- フェロバリケードの向こう側は追跡不可
- インターセプターパイロンで迎撃可能
- ミラージュのデコイも実体と同じくスキャンしてしまう
- スキャンされた直後に矢を破壊すれば、追跡効果はキャンセルできる
アルティメットアビリティ:スティンガーボルト

大きな矢を放ち、地面に突き立てるのがスパローのアルティメット「スティンガーボルト」だ。
矢を中心にゾーンが表示され、範囲内にいる敵に6回連続で電撃ダメージを与え、さらにスローダウンさせる。ダメージは1回あたり20だが、最大120と考えるとあなどれない。さらに増幅バリケードなど設置系アビリティにも1回100ダメージを与えられる。

こちらも戦術アビリティと同様、矢の部分から射線が通っていない敵にはダメージを与えられない。ただし戦術アビリティとは異なり、矢を撃っても停止させられないので逃げるか隠れるしかない。
遮蔽物があれば簡単にスルーされてしまうとはいえ、敵が動ける範囲を数秒でも限定できるのは頼もしい。広範囲に効果を発揮する他のアビリティと同様、タイミングを見極めるのが重要だ。

デフォルトだとチャージ1発だが、アップグレード・レベル3で「チャージ3発」に性能変更できる点が面白い。3発にすると効果範囲が狭くなり、電撃ダメージを与える回数も減るが、複数のポイントをまとめて封じたいときに便利だろう。

戦術とは異なりアルティメットの方は、スモークの中やフェロバリケードの向こうにいる敵にもダメージを与えられる。
- スティンガーボルトの対策
- ドームシールドでダメージを防げる(矢がドームの内側になければ)
- ドローンEMPで無効化できる(ただしドローンも電撃ダメージを受けるので注意)
- インターセプターパイロンで迎撃できる
レジェンドアップグレード

- レベル2
- ハント・ターゲット:マークした敵に向かって走るとき、スピードが上昇する
- エキストラ・トラップ:戦術アビリティに追加のチャージ+1。マップ上に置けるトラップ+2
- レベル3
- ライフ・サイフォン:アルティメットで敵にダメージを与えると、スパローの体力とシールドが回復する
- オルタネート・モード:アルティメットのチャージ数が3になる。代わりに効果範囲が小さくなり、電撃の放射も3回に減る
全プレイヤーがスパローを試遊可能

シーズン25のスタートから短時間、スパローは全プレイヤーにアンロックされる。同時にアンロックチャレンジがスタートし、期間内に達成することでスパローを永久アンロックできる。
過去の例を思い返すと、新レジェンドはデータ収集の目的もあって最初は強めに調整されている可能性がある。積極的にスパローをピックしていこう。
シーズン25「プロディジー」は日本時間5月7日スタート。スパロー以外にも、性能強化された「ボセック2.0」や、パスファインダーの仕様変更(元に戻る)。レジェンドと武器のバランス調整など、さまざまな新要素・機能改善が見られる。
他の要素について、詳しくは以下の記事をチェックして欲しい。

Source: Pressrelease, In-game
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