本日2025年5月2日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2)』にアップデートを実施、パッチノート(英語)を公開した。今回のアップデート内容は、ゲームモード「スタジアム」におけるバランス調整のみとなっている。
OW2 スタジアム・バランス調整
開発者コメント:本アップデートでは、突出して強力または望ましくない体験を生じさせていたパワーおよびアイテムを中心に調整を実施。また、複数ヒーローにおけるダメージおよび回復によるスタジアムキャッシュ獲得量も調整した。近い将来、性能不足のパワーやアイテムについても検討し、実用性向上を図る予定である。
D.Va(弱体化)

- ナノ・コーラ・ニトロ(サバイバル/エピック)
- 体力増加量を+50から+25に減少
- [メック]脱出時の最大ライフ増加を25%から5%に減少
- [メック]脱出後のナノブーストの継続時間を8秒から4秒に短縮
- プサン・ブラスター(アビリティ/エピック)
- 追加攻撃によるアルティメットチャージの獲得を削除
開発者コメント:「ナノ・コーラ・ニトロ」は、D.Vaがメック外でも倒されにくく、ほぼ確実にメックを取り戻せる状況を生み出していた。今回の変更は、メック外でのリスクを適切に戻すためのものである。「プサン・ブラスター」は、メックの即時回収を可能にしていたが、これは本アイテムの設計意図とは異なるものであった。
オリーサ(弱体化)

- リジェネ・フォーティファイ(パワー)
- “フォーティファイ”の使用中の毎秒回復量をライフ最大値の10%から5%に減少
- ソーラー・リチャージ(サバイバル/レア)
- アビリティ発動時に回復するアーマーの量をライフ最大値の5%分から3%分に減少
開発者コメント:一部のパワーやアイテムと組み合わさることで、オリーサが実質無敵状態になる場面が多発していた。「リジェネ・フォーティファイ」の回復量を削減し、コストに対して効率が高すぎた「ソーラー・リチャージ」もバランス調整を行った。
ラインハルト(弱体化)

- 一般
- 与ダメージと回復で得られるスタジアムキャッシュの量を13.64%減少
開発者コメント:リーパーと同様に、ラインハルトは高い射程を活かしてキャッシュの獲得率が高かった。全体的に性能が高すぎたため、キャッシュの獲得量を抑制する調整を施した。
ザリア(バランス調整)

- ライフ・リフト(パワー)
- “パーティクル・バリア”の耐久値増加量をボーナス最大ライフの100%分から50%分に減少
- あたしが見守っている(パワー)
- 回復量をライフ最大値の15%分から20%分に増加
開発者コメント:「ライフ・リフト」が常に最有力の選択肢となっていたため、バリアの耐久値上昇量を削減した。一方で「あたしが見守っている」は回復量を引き上げ、より信頼性の高い選択肢とした。
メイ(バランス調整)

- コールダー(パワー)
- ノックバックの発生頻度を60%減少
- ノックバック距離増加
- ノックバック1回あたりのダメージを10から20に増加
開発者コメント:氷球で転がり続ける行動は楽しいものであるが、長時間にわたりプレイヤーを妨害し続ける点で一貫性が高すぎた。ノックバックの頻度を低下させる一方で、単発ごとの威力およびノックバック距離を強化することで、引き続き強力でありながら過度に支配的ではない性能を目指す。
リーパー(弱体化)

- 一般
- 与ダメージと回復で得られるスタジアムキャッシュの量を10%減少
開発者コメント:リーパーは接近戦主体であることから、当初はキャッシュ獲得率を高めに設定していたが、実際には過剰に働いていた。バランスを是正するため、キャッシュ獲得量を削減する。
ソルジャー76(バランス調整)

- 一般
- 与ダメージと回復で得られるスタジアムキャッシュの量を12.5%減少
- スーパー・バイザー(パワー)
- “タクティカル・バイザー”の持続時間を0.75秒から0.5秒に短縮
- バイオティック・ブルズアイ(パワー)
- クリティカルヒットごとに回復する弾薬の量を5%から10%に増加
開発者コメント:ソルジャー76はダメージと回復の両面でキャッシュを稼ぎすぎており、その優位性を雪だるま式に広げる状況が見られた。「スーパー・バイザー」は、手軽に扱える強力なビルドとして設計されていたが、実際の運用では想定を超えるパフォーマンスを発揮し、対戦相手にとってフラストレーションの要因となっていた。持続時間を短縮し、その影響を注視していく。また「バイオティック・ブルズアイ」は、成功時のリターンが低すぎたため強化を施す。
キリコ(弱体化)

- 一般
- 与ダメージと回復で得られるスタジアムキャッシュの量を16.67%減少
開発者コメント:キリコは平均してキャッシュ獲得量が多すぎたため、これを抑制する調整を行う。
ジュノ(バランス調整)

- 一般
- 与ダメージと回復で得られるスタジアムキャッシュの量を33.33%増加
- スペース・クーラント(パワー)
- ヒットごとのクールタイム短縮量を1秒から0.5秒に減少
- パルサー・デストロイヤー(アビリティ/エピック)
- 「アビリティ・パワー +15%」の効果を削除
- 「ライフ吸収(アビリティ)+10%」の効果を追加
- 癒しの日光(サバイバル/エピック)
- “オービタル・レイ”の回復増加量を25%から15%に減少
開発者コメント:ジュノはスタジアムにおいて非常に人気の高いヒーローだが、特に抑圧的とされた要素を中心に調整を実施する。一方で、序盤のキャッシュ獲得量が平均を下回っていたため、これを引き上げる。「パルサー・トーピード」ビルドは攻撃テンポが速すぎたことから、クールダウン短縮効果を弱体化。「パルサー・デストロイヤー」は垂直方向への火力が過剰であったため、アビリティパワーを削除し、代わりにアビリティライフスティールを付与する。「癒しの日光」は現在のコストに対して能力値が高すぎたため、そのバランスを調整した。
ルシオ(バランス調整)

- 一般
- 与ダメージと回復で得られるスタジアムキャッシュの量を10%増加
- ファン・サービス(パワー)
- “サウンドウェーブ”を発動時の回復量を“ヒーリング・ブースト”回復量の200%分から150%に減少
- メガホン(パワー)
- “アンプ・イット・アップ”の持続時間延長量を20%から15%に短縮
- シグネチャー・シフト(パワー)
- 強化された“ソニック・アンプリファイア”の弾丸サイズ拡大量を20%から80%に増加
- ビー・サイド・バップ(武器/エピック)
- 体力増加量を25から50に増加
開発者コメント:ルシオは平均よりキャッシュ獲得量が低かったため、若干の増加を行う。「ファン・サービス」と「メガホン」の組み合わせにより許容範囲を超えるバースト回復が可能となっていたため、これを弱体化。武器特化型のルシオビルドは他の構成に比べて影が薄くなっていたため、「シグネチャー・シフト」を強化し、一貫性と実用性を高める。「ビー・サイド・バップ」は採用率が著しく低かったため、体力を増加させることでビルドとしての魅力を向上させる。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch

Source: Overwatch
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