Ubisoftは7月9日、タクティカルシューター『Rainbow Six Siege X(レインボーシックス シージ エックス)』における安全性へのアップデート情報を共有した。
定番の配信ソフトであるはずの「OBS Studio」を悪用し、対戦中にウォールハックができてしまうことが現在コミュニティで不安の種になっている。OBS側が意図した機能ではないはずだが、対戦ゲームとしての公平性を著しく損なう恐れのあるものだ。
『シージエックス』新たな不正行為に対処中
- 追記:日本時間7月9日午後10時より、本件への修正アップデートを実施(公式Xより)
7月9日にリリースされたミニ・アップデートを通じて、新しく、かつ奇妙な不正行為に関する情報が共有された。
発生しているのは「サードパーティー・ソフトウェアを使ったグリッチ」。既に開発側はこれを確認しており、「今後のホットフィックスで修正をリリース予定」とのこと。
チートツールの使用ではなく、「シージ」と他社のソフトがたまたまチートに等しい状況を可能にしてしまったという、珍しい事例だ。
OBSでウォールハックが可能に
この「サードパーティー・ソフトウェア」が何なのかは明記されていないが、定番の配信ソフトである「OBS Studio」が絡んでいる可能性が高い。
まだ対処中の問題であるため、その具体的な方法は省略する。要点としては、『シージエックス』の設定とOBSの設定を組み合わせることで、なぜかウォールハックのような状態でゲームがプレイできてしまうというものだ。

このグリッチを使うと参考画像の通り、プレイヤーのキャラクターモデルが黒いボックスで囲まれ、壁越しにもその位置が分かる。
理屈としては、プレイヤー側には隠されているレンダリングに関するゲーム内情報に、OBS側でアクセスできてしまうことが原因のようだ。
コミュニティでは、TikTokで誰かが紹介したのがきっかけと言われている。しかし震源は明らかになっていない。
『シージエックス』は基本プレイ無料、かつOBSも無料だ。よく考えずに真似をしてしまうプレイヤーたちが、Redditなどで健全な人々からの怒りを買っている。Xのリプ欄では「使ったやつらを全員BANしろ」という声も見られる。絶対に真似をしないように。それらしい行為に遭遇したら、きっちり通報しておこう。

- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)

Source: R6S Official
EAA FPS(イーエーエー)をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (6件)
もうパッチあたって対策されたよOBSで見ても影絵みたいに暗くなって機能しない
ニッチなソフトだとそのソフト起動しながらはゲーム起動不可にしそうだけど、OBSはそれをするにはシェアが高いんだろうな
他のゲームでもあり得そうな話だよなー
怖いな…
>それらしい行為に遭遇したら、きっちり通報しておこう。
それらしいってだけで通報しまくって良いんだ。
いいんじゃない?最終判断はUBIがするんだし
むしろしろ