2025年9月5日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2)』にて、スタジアム向けのアップデートを配信した。今回のアップデートでは、ヒーローのバランス調整や各種不具合修正に加え、シーズン18で導入された「敗北時の補償」システムが正しく機能していなかった問題が修正されている。
OW2 スタジアム アップデート
D.Va(弱体化)

開発者コメント:D.Vaは低コストで入手できる「マルチ・タスクMOD」によって序盤から火力を過剰に得ており、同系統の選択肢と比べて効率が不釣り合いでした。その結果、序盤から安定してキルを取りやすく、試合展開を早い段階でスノーボール式に有利にしてしまうケースが多発していました。さらに「メディカル・マトリックス」系ビルドは他タンクと比べ耐久力が高すぎました。本アップデートでは、序盤の武器パワー成長効率とメディカル・マトリックス戦略の耐久力を弱体化し、意図したバランスに近づけています。
- メディカル・マトリックス(パワー)
- 回復効果:30%に減少(40%から)。
- マルチ・タスクMOD(武器/エピック)
- 武器パワー:10%に減少(20%から)。
ジャンカー・クイーン(弱体化)

開発者コメント:「統率者の一撃」は必要な準備がほとんどなく相手を一方的に撃ち抜くほど強力でした。今回の調整で依然として爽快感は残しつつ、どのビルドにおいても“王冠”を独占しないよう抑えています。
- 統率者の一撃(パワー)
- ダメージ:40に減少(旧:50)
オリーサ(強化)

開発者コメント:オリーサはザリアのようなビーム系ヒーローに対して防衛が難しい状況でした。本調整でビームへの耐性を強化し、前線をより安定して維持できるようにしています。
- 反射プレート(アビリティ/レア)
- ダメージ軽減:75%に増加(旧:50%)
ファラ(弱体化)

開発者コメント:ファラの「ミニバレッジ」ビルドはあまりにも過剰な火力を一瞬で叩き出し、相手が対応する前に溶かしてしまう状況を生んでいました。今回は第一段階として瞬間火力を抑えつつ、依然としてビルドが魅力的に感じられるように調整しています。今後さらに調整を行う予定です。
- 回生システム(パワー)
- ライフスティール:25%に減少(旧:50%)
- 電撃砲火(パワー)
- ロケット弾削減数:75%に増加(旧:60%)
- オーバーチャージング・ブラスト(アビリティ/レア)
- コスト:5500に増加(旧:4000)
ブリギッテ(バランス調整)

開発者コメント:「リビルド」によってアルティメット“ラリー”を連発でき、ほぼ毎戦闘で発動できてしまう状況でした。今回の修正でラリーの使用頻度を下げ、対抗するチャンスを確保できるようにしています。また、武器パワービルドでの回復安定性をやや強化しました。
- 義烈の猛撃(パワー)
- 回復範囲:10mに増加(旧:5m)
- リビルド(アビリティ/エピック)
- “ラリー”発動中にアルティメットチャージを獲得しないよう変更
敗北時の補償
ライバル・プレイで試合に敗北した場合でも、ラウンドごとの勝利数に応じて失うスタジアムポイントが軽減され、ライバル・ダストを獲得できるようになりました。
- 「オールスター」「レジェンド」リーグでは無効。
不具合修正(スタジアム)
- ブリギッテ
- シールド・バッシュ発動後に連打すると「アビリティ発動時に誘発される効果」が複数回発生してしまう不具合を修正。
- ジャンクラット
- “コンカッション・マイン”がアビリティパワーで正しくスケーリングしていなかった不具合を修正。
- バステトの回復剤(武器/エピック)
- 全てのヒーリングに作用していた不具合を修正(本来は武器ヒーリングのみ)。
- 神聖なる救済(サバイバル/エピック)
- オーバーヘルス除去時の自己ダメージにも効果が適用されていた不具合を修正。
- オグンディム式防御フィールド(サバイバル/エピック)
- ナノ・コーティングの自己ダメージと正しく相互作用していなかった不具合を修正。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch

Source: Overwatch
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