リリース日が2026年5月26日へと延期され、ファンに衝撃を与えたRockstar Gamesの最新作『グランド・セフト・オートVI』。この延期発表に続いて、ゲーム内世界を描く第2弾トレーラーがYouTubeなど各プラットフォームで公開されたが、その再生数は初日だけで4.75億回を超えたという。
ゲーム業界のみならず、エンタメ業界全体と比較しても驚異的な数字だ。世界的な期待度の高さがうかがえる。
『GTA6』トレーラー第2弾、初日だけで4.75億回以上再生される
The Hollywood Reporterによると、YouTubeなどの各プラットフォームで公開された『グランド・セフト・オートVI』第2弾トレーラーは、初日だけで合計4.75億回以上再生されたという。2023年に公開された第1弾トレーラーを振り返ると、こちらはYouTube限定での公開だったが、初日で9,300万回の再生だった。
記事執筆時点でも、YouTubeだけで既に8,000万回以上再生されている。1億を超えていくのは時間の問題だろう。
これはRockstarにとっての新記録であることはもちろん、業界のカテゴリーを超えていく破格の勢いだ。直近の映画業界での話題と比較しても、「デッドプール&ウルヴァリン」の第1弾トレーラーの初日再生数である3.65億回や、「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」がお披露目された際の、2億回再生を優に上回っている。

BGM「ホット・トゥゲザー」の人気も急上昇
さらにSpotifyによると、このトレーラーで使われていたポインター・シスターズの「Hot Together(ホット・トゥゲザー)」も大きな話題に。1986年の楽曲なのだが、トレーラー公開後からストリーミング数が182,000%(1820倍)にも上昇したという。
混沌としつつもにぎやかな都市文化にスポットライトをあて、時代を超えたさまざまなクリエイターの楽曲がゲームの内サウンドトラックとして登場する『グランド・セフト・オート』シリーズ。その影響力の高さがうかがえる。
『GTA6』延期でライバルも一安心?
『GTA6』の存在は、他社の注目タイトルのリリース日程にも影響を与えている可能性が以前から指摘されている。
たとえば2026年3月末までのリリースが予定されているEAの『バトルフィールド』シリーズ最新作は、ライバルになり得る作品の動向次第でリリース日程を変更する可能性がCEOのアンドリュー・ウィルソン氏から以前説明されていた。
『GTA6』の名前こそ出ていないが、『GTA6』の延期が発表された後に行われた2025年度決算でも、ウィルソン氏は『BF』最新作のリリース予定が以前よりも明瞭になったと自信を表明しており、やはり強く意識していたのではないかと囁かれている(CharlieIntelなど)。EAさえ警戒しているなら、他のどんな企業が警戒していても不思議ではない。
なお『ボーダーランズ4』のリリース日程が前倒しになった際も「GTAとのバトルを避けたのだ」という憶測が飛び交っていたが、これはギアボックスのRandy Pitchford氏から無関係であると否定されている。
2022年に開発が始まり、既に10億ドル(約1,430億円)以上の開発費が投じられているという『GTA6』。延期を発表したXの投稿が18万回リポストされている点を踏まえても、やはり2026年の大注目タイトルになることは間違いなさそうだ。

Gaming Device Power Tune for FPS
Source: The Hollywood Reporter
EAA FPS(イーエーエー)をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (1件)
GTAは買う予定だけどBFなんかタイミングずらしても2042の件があるから発売日には絶対買わない
ゲームも荒れてたが発売直後のストリーマーイベントもなかなか酷すぎてイメージが悪い