2026年2月11日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』シーズン1「征服の道」を開幕した。5週間にわたる勢力対抗イベント「征服の道」を中心に、クイック・プレイからの「クラッシュ」削除、マップの物語的改変、ライバル・プレイのランクリセットなど、コアゲーム全体にわたる大規模なアップデートが実施されている。
シーズン1開幕、5週間の勢力対抗イベント「征服の道」開催

本シーズンでは、5週間にわたる大型イベント「征服の道」が実施される。プレイヤーは毎週「オーバーウォッチ」または「タロン」のいずれかの勢力を選択し、勢力専用チャレンジを達成することでウィークリーパスの報酬を解放していく仕組みだ。
パスを完走した後は、もう一方の勢力に切り替えて報酬を獲得する“ダブルエージェント”として挑戦することも、最初に選んだ勢力に忠誠を誓い「プレステージ・パス」を進めることも可能。各週の終了時には世界規模で勢力ごとの完了数が集計され、その週の勝利勢力が決定する。さらに、5週間終了時には総合結果が発表され、勝利勢力に応じた特別報酬が用意されている。イベント期間中に獲得できる主な報酬は以下の通り。
- トレジャー・ボックス(通常×75/エピック×12/レジェンダリー×7)
- 新規ボイス・ライン×9
- プレイヤー・アイコン、プレイヤー称号、スプレー、ネームカードなど計31種
- 武器チャーム×2
- 勢力テーマのエコー用レジェンダリー・スキン(2種のうち1種)
- 限定レジェンダリー称号(隠し称号含む)
あわせて、2月14日から3月3日まで旧正月イベント「Year of the Horse」も開催される。勢力対抗を軸とした構成により、シーズン1は報酬面・参加形式ともに大規模な展開となっている。
コミュニケーション機能を拡張:「ナイス」追加とボイスラインの強化
新規ボイス・ライン「ナイス」👍

- 「ナイス」がコミュニケーション・ホイールの新しいデフォルト機能として追加
- コミュニケーション・ホイールボタンをタップすると、各ヒーロー固有の「ナイス」ボイスラインで味方を称賛する
- デフォルトでは「ナイス」ボタンはピンボタンと同様の動作を行い、ボタン押下からホイール表示までごく短い遅延(初期設定0.18秒)が設定されている
- この機能はオプションの「クイック入力の有効化」をOFFに変更することで無効化可能
- 遅延時間は「コミュニケーション・ホイールの入力遅延」で変更可能
- マウス移動や右スティック操作が検知されると、この短い遅延は即座にキャンセルされる
- 「ナイス」はオプションからコミュニケーション・ホイールに割り当て可能
- 初期状態では直接割り当てられていない
新しい状況別ボイス・ラインと機能
- 攻守が分かれるモードの防衛側セットアップフェーズ中にニュートラルピンを使用すると、ヒーローがチームに配置提案を行うボイスラインを発する
- 回復要請時にサポートが不在の場合、より具体的な内部モノローグボイスラインを再生
- エスコートおよびハイブリッドの防衛側ヒーローは、こっそりペイロードを進める敵に気付きやすくなり、ボイスラインで警告してくれる
- 近くに透明ヒーロー(ソンブラ)を検知すると、自動的にチームへボイスラインで知らせる
- この挙動は、ウィドウメイカーに狙われた際の「スナイパー」警告と同じクールダウンおよび調整設定を使用
- 味方のジェットパック・キャットに照準を合わせてピンすると、その場でピックアップ要請のボイスラインを発する
- 「今向かう」は、味方ヒーローに照準を合わせた際、発言者の移動速度に基づいた到着予想時間(秒)をテキストチャットに表示
コミュニケーションの幅を広げる今回のアップデートは、ボイスチャットを使わないプレイヤーにとっても、より表現力の高いチーム連携やロールプレイを可能にするものとなりそうだ。
マップのアップデート
ゲームモード「クラッシュ」を削除

今回のアップデートにて、クイック・プレイからゲームモード「クラッシュ」が削除された。開発チームは2026年に向けて、プレイヤーにとって長期的に最良の体験を提供できるマップおよびモードの見直しを進めていると説明している。
マップとモードの多様性はデザイン哲学の中核であり続けると強調しつつも、「その多様性がプレイヤーに響いていること」が重要だとコメント。クラッシュについては複数回の調整を行ったものの、期待した水準には到達していないと判断したという。
一方で、クラッシュ用に制作されたマップそのものは高く評価しており、スタジアムでは引き続き使用されるほか、将来的な再登場の可能性も示唆している。今後は新マップの追加や、既存マップのより大規模なリワークを予定。エリアのプレイ感を大きく変える再設計も控えているとしており、マッププールの最適化を継続していく方針だ。
一部マップがタロン侵攻仕様に変更

開発コメント:タロンを率いるヴェンデッタは、その支配を劇的に開始しました。Watchpoint: Gibraltarを容赦なく包囲し、新帝国の前に立ちはだかる者を排除しようとしています。彼女の襲撃によりウォッチポイントは深刻な被害を受けました。これに伴い、エリア1を中心にレイアウトの一部調整が行われています。
- エリア1
- 攻撃側視点で左側の建物に新たな入口を追加
- 橋が破壊された
- 下側チョークポイントのラージ・ヘルスパック位置を調整
- サーバールームの開口部を拡張
- 第1ポイント周辺高台のカバーを一部調整
- エリア2
- 高台へアクセスしやすくするため新たなスロープを追加
- ドロップシップの角度を変更
- ドロップシップ内部のヘルスパックを地上へ移動(防衛側によるヘルスパック籠城対策)
- エリア3
- 攻撃側視点で右奥高台へアクセスする新スロープを追加
- 橋が破壊された
- 移動をスムーズにするため、いくつかの場所に小規模な瓦礫を追加
ヴェンデッタによるタロンの掌握により、イタリアマップ「Rialto」と「Colosseo」にも変化が加えられている。Watchpoint: Gibraltarほどゲームプレイに影響があるものではないが、La Lupaの新帝国の栄光を示すバナーが街の各所に掲げられ、Rialtoには彼女の力にふさわしい玉座が設置されている。



コメント