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PCゲームをスマホでも:ゲームの常識を変える「GeForce NOW Powered by SoftBank」の気になる15の質問をNVIDIA & ソフトバンクにインタビュー

GeForce NOW: スマホやノートPCでも最新のPCゲームがプレイできる「GeForce NOW Powered by SoftBank」の正式ローンチ時期や割引キャンペーンなど15の質問をメールインタビューしてみました
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北米では2月に正式サービスがローンチを果たした、NVIDIA社が手掛けるクラウドゲーミングサービス「GeForce NOW」。日本でもクローズドベータやプリサービスが始まっていますが、正式サービス開始時期や対応タイトルの数などの質問をNVIDIA社 / ソフトバンク社共同でメールインタビューを敢行してみました。

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GeForce NOWとは?

そもそも「GeForce NOW」は、グラフィックカードの大手メーカー「NVIDIA」がゲームの新たなプラットフォームとなるクラウドゲーミングのサブスクリプション型サービスとして、2015年10月からベータ版の提供を始め、今年2020年2月に正式サービスに移行しました。

「GeForce NOW」はこれまではミドル-ハイスペックのPCでないと満足に動作しなかったゲームを、Android対応スマートフォンやゲームを動かすにはパワーが足りないノートPCやMacでもフルHD/60fpsでプレイ可能にしてくれるサービスです。 簡単に言ってしまうと、NVIDIAが用意したサーバーでゲームを処理してくれるので、プレイヤーはYouTubeを観る感覚と変わらずにスマホでPCゲームを楽しめてしまうわけです。

【GeForce NOW Powered by SoftBank】プロモーションムービー

そんな「GeForce NOW」は、日本ではソフトバンク社が提携してサービスを提供しています(3月に国内で新しいパートナーとの提携も発表)。日本での正式ローンチ時期や対応タイトル、推奨されるインターネット環境など気になる質問をNVIDIA社 / ソフトバンク社に聞いてみました。

メールインタビュー回答者

今回のメールインタビューにはNVIDIA社、ソフトバンク社から以下のお二人にご回答を頂きました。

  • NVIDIA社回答者
    • NVIDIA コンスーマーマーケティング部 マーケティング マネージャー 鈴木悠里さん
  • ソフトバンク社回答者
    • ソフトバンク株式会社 新規事業開発室 新規事業推進部 部長 金子雄喜さん

気になる質問15本

PCのFPSをスマホでも:ゲームの常識を変える「GeForce NOW Powered by SoftBank」の気になる15の質問をNvidia & Softbankにインタビュー

EAA: ソフトバンク様はGeForce NOWの運用のどのような部分に携わっているのですか?

ソフトバンク: GeForce NOW Powered by SoftBankは、NVIDIA社と協業してソフトバンクが提供するサービスです。ソフトバンクは、GeForce NOWアライアンスパートナーとして、お客様へのサービス提供の他、サーバーの設置やネットワークなどのインフラも提供しています。またマーケティングやカスタマーサポートなど、お客様とのコミュニケーションもソフトバンクが担当しています。

EAA: GeForce NOWの日本でのクローズドベータテスト時は1セッション4時間までの制限があると伺いましたが、正式サービスではこの設定は変更されますか?

ソフトバンク: 現時点では、不正利用防止のため、正式サービス後も変更の予定はございません。本制限により、ゲームを起動してから4時間が経過すると、自動でログアウトされますが、再度ゲームを起動することで引き続きお楽しみいただけます。

EAA: アメリカでは無料版と有料版の正式サービスがローンチしましたが、日本では何時ごろを予定していますか?

ソフトバンク: 正式サービスの開始は2020年6月を予定しております。

EAA: ローンチ時はアメリカと同じく無料版と有料版の2つが似たような価格設定で用意されるのでしょうか?

ソフトバンク: 有料版のみの提供を予定しております。正式サービス開始記念特典として、正式サービス開始から2020年7月末までは無料でご利用いただけます。また、2020年5月末(予定)まで事前登録を募集しており、事前登録特典として、無料期間終了後から半年間、月額料金が半額(900円 税抜)になる特典を用意しております。詳細はサービスサイト(GeForce NOW)でご確認ください。

EAA: 現在、日本からアメリカのGeForce NOWにプロキシ経由で接続すると、北米サーバーしか選択できませんが、日本でのサービスがローンチ時は日米どちらのサービスでも国別のサーバー選択が可能になるでしょうか?

NVIDIA: 日本から北米のサーバーにアクセスしてしまっている場合、誤った方法でログインをされている可能性が高いです。アライアンスパートナーから提供されている国内のサーバーを利用するには、アライアンスパートナーのIDを使用して正しくログインいただく必要がございます。NVIDIAアカウントのみでログインされる場合、NVIDIAの提供する北米のサーバーに繋がってしまうため、国内のサーバーを利用するには、国内のアライアンスパートナーより提供されるIDを使用してログインしてくださるようにお願いいたします。

PCのFPSをスマホでも:ゲームの常識を変える「GeForce NOW Powered by SoftBank」の気になる15の質問をNvidia & Softbankにインタビュー

EAA: ソフトバンク様の推奨する回線の品質をご教示ください。

ソフトバンク: 25Mbps以上の安定したインターネット環境を推奨しております。ゲームを最適の状態でお楽しみいただくためには、有線接続または5GHz Wi-Fiでのご利用をお勧めします。

EAA: PCと同じようにスマートフォンやタブレットでGeForce NOWをプレイしていてもGeForce Experienceでの録画などに対応予定でしょうか?

NVIDIA: 現在、スマートフォンやタブレットでの録画やNVIDIA Highlightのような機能は提供しておりません。継続的にアプリの改善と追加機能の実装を行っており、最新の情報は GeForce NOW アプリ内のリリースハイライトをご覧いただけると幸いです。

EAA: スマートフォンでの携帯キャリアの回線を使ってプレイすると、だいたい10分で200MBのデータを消費してしまい、プランによってはすぐにデータ上限に達してしまいます。 この点について、ソフトバンク様はどのようにお考えでしょうか?

ソフトバンク: Android端末のGeForce NOWアプリは、PCやMac OS用アプリのコンパニオンアプリのため、ゲームを最適の状態でお楽しみいただくためには家庭内の5GHz Wi-Fiにモバイル端末を接続することをお勧めしております。将来的には、お客様の使用状況を踏まえ、利便性を考慮した検討は進めていきたいと考えております。

PCのFPSをスマホでも:ゲームの常識を変える「GeForce NOW Powered by SoftBank」の気になる15の質問をNvidia & Softbankにインタビュー

EAA: 5Gサービスによるクラウドゲーミングへの恩恵はどのようなものがありますか?

ソフトバンク: クラウドゲームと、5Gの特性である「高速大容量」「低遅延」との相性は良いと考えております。「高速大容量」はサーバーからのゲーム映像の高画質ストリーミング配信を可能に、「低遅延」はクライアント、サーバー間の入力レイテンシー低減を可能にすると考えております。

EAA: ソフトバンク様の携帯プランにGeForce NOWをバンドル化するゲーマー向けプランの計画はおありでしょうか?

ソフトバンク: 現時点では予定をしておりません。なお、本サービスはご利用中の通信キャリアは問いません。ソフトバンクでない方もお申込み可能です。

EAA: 回線混雑時の対処法はどのようにお考えでしょうか? 特に、昨今の新型コロナウイルス肺炎への対処法として、海外では在宅要請によりプレイ人口が増えた結果、アメリカのGeForce NOWが不安定になってしまっている面があります。

ソフトバンク: お客様のご使用されているインターネット回線の品質、トラフィック状況に影響されることは確かです。ソフトバンクが運営する、日本のサーバー自体の回線は余裕をもって設計しておりますが、今後も安定性を重視して安全に運営していきたいと考えています。

EAA: 12月の時点では400タイトルに対応とありましたが、正式ローンチ後は対応タイトルは増える予定でしょうか?

ソフトバンク: 対応タイトルも週に10本といったペースで増えていっていますが、正式サービス以降も順次増やしていきます。現時点で1,500のゲームが今後GeForce NOWに対応することを待っています。多くのパブリッシャー様のご協力のもと、NVIDIA社が動作確認は進めていますので、対応タイトルは増えていく予定です。

EAA: ソフトバンク様はどのような形でGeForce NOWやゲーム産業で収益を確保していくのでしょうか?

ソフトバンク: ソフトバンクでは“Beyond Carrier”戦略という、通信事業の枠を超え、最先端テクノロジーを活用し、世の中を変えていくプロダクトやサービスを提供する取組を掲げています。その一環として、5Gを活かすことができるコンシューマービジネスとして、GeForce NOWに取り組み、挑戦しております。5G時代のサービスのひとつとして確立することができれば、利益は後からついてくると考えております。

PCのFPSをスマホでも:ゲームの常識を変える「GeForce NOW Powered by SoftBank」の気になる15の質問をNvidia & Softbankにインタビュー

EAA: 最近急速に流行っていくゲーム産業でソフトバンク様が求めている人材や、どのように確保していくのか、差し支えがなければご教示ください。

ソフトバンク: クラウドゲームという新たな波がゲーム産業に来ていますが、今後も目まぐるしく変わっていく産業だと考えております。その変化に対応し、変化を楽しみ、何事もチャンスと捉え挑戦する人がむく業界ではないかと考えております。

EAA: 最後に、ソフトバンク様の視点から読者に向けてGeForce NOWの魅力をお伝えください。

ソフトバンク: GeForce NOWの1番の特長は、お客様がお持ちのゲームタイトルをGeForce NOWに持ち込み遊んでいただける点です。GeForce NOW用に新たにゲームタイトルを購入していただく必要はなく、よい環境でより便利に遊んでもらうことが可能です。また、これまでPCゲームが遊べなかったMacやゲームの性能が十分でないノートPCなどでも高性能を要求するPCゲームが遊べる点については特にユーザーから評価を頂いています。正式サービス開始から7月末まで月額料金が無料ですので、まずはGeForce NOWを体験し魅力を感じてもらえればと考えております。半年間半額で遊べる特典がついている事前登録も募集しておりますので、是非この機会にご登録をよろしくお願いいたします。

実際にプレイした感想

筆者はロサンゼルス在住のため、2月から「GeForce NOW」を利用しています。 当初はジムでの運動中についでにスマホで軽くプレイしている程度でしたが、現在は外出禁止令が出ており外でプレイする機会がなくなってしまいました。 しかし、デスクトップPCでプレイしていた内容をほぼシームレスにスマホで続けられるため、寝室に移動した後もついついプレイしてしまうことがあります。 それくらいお手軽なのです。 筆者が初めて『Destiny 2』を「GeForce NOW」でプレイした際は、クラウドにも関わらず何の違和感もなくプレイできることに大きな衝撃を受けました。

クラウドゲーミングなので、ゲームのサーバーとの通信だけでなくNVIDIA側のサーバーとの通信もあるためどうしてもラグは発生してしまいますが、それでもPvEゲームなら許容範囲。 対戦ゲームはまだ少し厳しいですが、『Destiny 2』ではPvE難関コンテンツのナイトフォールもスムーズにクリア、『ディビジョン2』もPvEなら問題なし。 オフライン用ゲームの『アサシンクリード シンジケート』はNVIDIA側と通信するだけなのでラグが少なく、PC版をプレイしているのでPS4では上限30fpsだったものを60fpsでプレイできるのでむしろ快適ささえ感じてしまいました。 ぜひ皆さんも参加して体験してみてください。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • 夜の時間帯にアクセスすると、低設定でも動かなくなってしまうゲームがあります。その代わり、昼間は高設定で余裕で動きます。時間帯によってかなり性能やストリーミングの質が左右されてしまっていますね。

  • やった感じPvPは微妙だな
    ゲーム代+月額だから少し高くなるけど低スペPCしか持ってない人にとってはいいサービスだね

  • >PvEゲームなら許容範囲
    ネットワークの物理的な距離はどうしようも無いので
    PvPでクラウドゲーミングをやるのは5Gあっても厳しいと思う

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