『Delta Force(デルタフォース)』は、1998年にNovaLogic(ノヴァロジック)がその第1作を手がけたリアルミリタリーFPSシリーズ。2009年の『Delta Force Xtreme 2(デルタフォース エクストリーム2)』を最後に、新作リリースが途絶えていました。
そんな中、突如としてシリーズ最新作『Delta Force: Hawk Ops(デルタフォース ホークオプス)』が発表。開発は『Call of Duty: Mobile(コール オブ デューティ モバイル)』などでおなじみの中国TiMi Studios(ティミスタジオ)で、現地時間8月22日からドイツ・ケルンで始まる「Gamescom 2023」でその詳細が明かされます。
『デルタフォース ホークオプス』でリアルミリタリー・シリーズ復活
『デルタフォース』は海外で人気を博すリアルミリタリーFPSシリーズ。オンラインCo-opができるキャンペーン・ミッションの他、2009年の『Delta Force Xtreme 2』では最大64人でのマルチも可能に。ヘリや戦車などのビークルも入り乱れた、大人数・大規模マップでの戦争シューター体験をウリにしています。
元々、『Xtreme 2』に続く作品としては『Delta Force Angel Falls(デルタフォース エンジェルフォール)』が発表されていました。しかしNovaLogicが2016年にオーストリアのパブリッシャーTHQ Nordic(THQノルディック)に買収されたことにより、この作品もお蔵入り。『デルタフォース』シリーズ全体が続報なしの状態になっていました。
シリーズの存続が危ぶまれていた中、突如として発表された最新作『Delta Force: Hawk Ops』は、そのライセンスが中国テンセント傘下のTiMi Studiosに委ねられたことを告げる興味深いものです。
『デルタフォース ホークオプス』スクリーンショット
『デルタフォース ホークオプス』はどんなゲーム?
現在の最新作である『Delta Force Xtreme 2』には日本語サポートがありませんが、『Delta Force: Hawk Ops』公式サイトでは日本語も表示可能。日本からもプレイできそうです。
ゲーム内容については、プロデューサーのShadow Guo氏がIGNとのインタビューでその特色を一部明かしています。
- 『デルタフォース』シリーズが持つ「リアルに描かれたオープンワールドでの戦闘」「大規模なマルチプレイヤーPvP」といった特色を受け継ぎ進化させる
- 32人以上のプレイヤーを収容する大規模PvPにより、没入感のあるマルチプレイヤーの戦場を構築
- 陸・海・空さまざまな場所を舞台にしたマップを用意。洞窟を含め、高さの異なる地形や、さまざまなビークルのルートを活用した、多様な戦闘が楽しめる
- ユニークかつ先端テクノロジーを駆使したビークル:戦闘ビークル、ヘリ、装甲ビークル、攻撃ボート、全地形対応ビークル、ジープ、ピックアップトラック、戦闘機、ドローンなどが登場
- キャンペーンモードでは、オリジナルの『デルタフォース』の雰囲気を保ちつつ、アートとストーリーに近未来的なフレーバーを盛り込む
- キャンペーンモードは2001年のアメリカ映画『ブラックホーク・ダウン』(Amazon)をベースにし、史実も忠実に研究
- 大規模かつ危険、そして予測不可能なものに満ちた世界で、さまざまなミッションをこなす。困難に直面し、報酬を手に入れよう
- キャラクター・メイキングには俳優を起用
- さらに軍事専門家からタクティカルな動作をキャプチャしたり、元特殊部隊員から指導を受けたりして、リアルかつプロフェッショナルな雰囲気を作り上げている
「Gamescom 2023」でさらなる詳細
『Delta Force: Hawk Ops』は、対応プラットフォームにPCやコンソール機だけでなく、AndroidやiOSのモバイル端末を含めている点も気になります。
TiMi Studiosが共同開発を手がける『ポケモンユナイト』のようにクロスプラットフォームの仕組みがありそうですが、詳細は現地時間8月22日からドイツ・ケルンで開催される「Gamescom 2023」のオープニング・ナイトライブで公開予定です。
日本ではあまりなじみのないシリーズかもしれませんが、TiMi Studiosにより復活した『デルタフォース』が日本のFPSファンの心を鷲づかみにする可能性もあるでしょう。引き続き『Delta Force: Hawk Ops』の最新情報に注目です。
- 『Delta Force: Hawk Ops』関連リンク
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: X, IGN
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