Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではイヤー6シーズン3「オペレーション・クリスタルガード」が進行中。国内競技シーンでは「Rainbow Six Japan League 2021(RJL)」第13節の全4試合が行われました。
「RJL 2021」第13節の結果
世界大会シックスメジャーなどによる約1ヵ月半の中断期間を挟んで9月11日と12日に行われた、「Rainbow Six Japan League 2021(RJL)」第13節の結果は、以下のようになりました。各試合の配信ログはレインボーシックス シージ 日本公式チャンネルでご覧いただけます。
- CYCLOPS athlete gaming vs GUTS Gaming(2-0)
- CAG WIN
- オレゴン:7-4
- ヴィラ:7-4
- REJECT vs Sengoku Gaming(2-1)
- RC WIN
- カフェ:8-6
- ヴィラ:5-7
- 山荘:8-6
- FAV gaming vs Crest Gaming Lst(1-2)
- CGL WIN
- 銀行:7-5
- クラブハウス:4-7
- カフェ:3-7
- EVA:e vs NORTHEPTION(1-2)
- NTH WIN
- オレゴン:7-1
- カフェ:1-7
- 海岸線:3-7
- ランキングの見方
- 全体1位のチームは、来年のAPAC Northリーグへの入れ替え戦に出場
- (既にAPAC Northに参加している場合は順次繰り下げ)
- 1位から5位のチームは来季RJLの出場権獲得
- 6位から8位のチームは来季RJLの入れ替え戦に出場
- 全体1位のチームは、来年のAPAC Northリーグへの入れ替え戦に出場
CAG無敗記録達成なるか
メキシコでのシックスメジャーを終えたCYCLOPS athlete gaming(CAG)は、秋の国際リーグ「APAC Northステージ3」開幕戦で韓国チームmantis FPSに5-7で敗れたところからの国内リーグ再スタートとなりました。一方のGUTS Gaming(GUTS)は、ステージ3の初戦で国内のライバルチームFAVを撃破。さらに波に乗りたいところです。
第1マップの「オレゴン」では、攻撃から入ったCAGが普段とは異なる組み立てを見せてGUTSを揺さぶり、3-1でリードします。しかしテクニカルタイムアウトを挟んだ後はGUTSもうまく対処し始め、3-3と拮抗しての攻防交代となります。
防衛に入ってからはCAGが連取し、6-3で先にマッチポイントを獲得。今季から公式戦で使用可能になったThunderbird(サンダーバード)と、アーマー3オペレーターを盛り込んだ新戦法「カチカチ」で魅せるCAGは、最後はGatorada選手がCaveira(カヴェイラ)の尋問も成功させてGUTSの作戦を粉砕。7-4で「オレゴン」を制します。
第2マップの「ヴィラ」ではGUTSが逆転のチャンスをうかがいますが、CAGは持ち前の素早い組み立てからあっさり3ラウンドを連取して、GUTSに早々のタイムアウトを強要します。
そのままAyagator選手の活躍もあり5-1でリードしたCAGに対し、攻撃に回ってからはGUTSもYura選手やMerieux選手が奮戦。一時はスコアタイになりそうな気配もありましたが、CAGは防衛でしのぎきって7-4で勝利。合計マップスコア2-0で第13節の戦いを制し、次節での全戦無敗優勝に王手をかけます。
続くREJECT(RC)とSengoku(SG)の対戦は「カフェ」からスタート。防衛から入ったRCは4-1でまずリードするも、SGも次のラウンドをどうにか取って4-2で攻防を切り替えます。
防衛に入ってからは、SGのRamu選手の活躍によってチームが勢いを取り戻し、逆転に成功。先にマッチポイントを獲得することにも成功します。しかし二転三転する戦局でも冷静だったRCは、ラウンドスコア6-6と追いつき、オーバータイムに突入します。
RCはベテランNoTimeGG選手の立ち回りが刺さり、先に7-6でリードしますが、直後にSGも人数不利の中で攻撃を通して7-7と追いつきます。しかし最終ラウンドでは、RCがわずか数秒の差で設置したディフューザーを守り切り、フルラウンドに至った「カフェ」での戦いを制しました。
続く「ヴィラ」では、SGがパーフェクトラウンドで2-2と追いついて試合を落ち着けると、その後はどちらもリードを許さず5-5と、再びの接戦模様にになります。しかし先にマッチポイントを獲得したSGが、今回はRCの追い上げを許さず7-5でマップポイント獲得。試合は第3マップへともつれこみます。
ディサイダーマップとなった「山荘」では、攻撃から入ったSGが3-1とリード。RCも粘って4-2で折り返します。
攻撃に回ってからは、RCの逆襲が始まります。巧みなドローン操作から的確に相手の防衛陣を崩し、すぐさま3ラウンドを連取して4-5と逆転。しかしその後は再び接戦となって6-6と、今試合2度目のオーバータイムに突入します。
攻撃から入ったRCはここでも巧みな情報収集からの囲い込みを披露し、先に7-6とすると、そのまま次のラウンドも取りきって8-6。大接戦となったこの日のマッチマップは、最終マップスコア2-1でREJECTの勝利となりました。
Lst成長見せる/EVAは不運に屈す
第13節DAY2はCrest Gaming Lst(CGL)とFAV Gaimngのマッチアップ。第1マップは、リワークされて今シーズンから競技シーンに復活した「銀行」となりました。
3-3で攻防交代するまでは拮抗した戦いだったものの、攻撃に回ってからのCGLはOkOmEsH選手の活躍で2ラウンドを連取して5-3。ここでFAVにタイムアウトを選択させます。
タイムアウトで落ち着いたFAVは持ち前の柔軟さを見せ、防衛で連取して5-6と逆転。先にマッチポイントを獲得すると、次のラウンドも取って5-7とし、「銀行」での戦いを制します。
第2マップの「クラブハウス」では、Lstが5-1と大きくリードして防衛を終わらせることに成功します。FAVも攻防を交代してからは「地下」と「2階金庫・監視」、そして初登場となる「1階」防衛を成功させてポイント差を埋めていきましたが、Lstはそれ以上の追撃を許さず、攻撃を通して7-4で勝利します。
ディサイダーとなった「カフェ」ではFAVが攻撃、Lstが防衛スタート。ここでもOkOmEsH選手がFAVの進行を打ち崩して4-2でリードし攻防交代すると、攻撃に回ってからもLstはまずパーフェクトラウンドで1ポイント、次のラウンドも取り切って先にマッチポイントを獲得します。
ここでタイムアウトを取ったFAVは、「銀行」のときと同様に立て直しを計り、1ラウンドは返したものの、最後はLstのRuruta選手が設置後のディフューザーを守り切って勝利。マップスコア2-1でLstの勝利となりました。
7位と8位の対決となったEVA:eとNORTHEPTION(NTH)の試合は、第1マップ「オレゴン」からスタートします。しかしNTHピックのマップにも関わらず、EVA:eはNTHの攻撃を連続でいなすことに成功し、4-0でリードします。NTHはMUTA選手がekus選手との1v1を制して4-1にする場面もありましたが、EVAは逆転のチャンスを与えません。地下攻めを成功させて6-1で先にマッチポイントを取得すると、その後の2階攻撃もスピーディーに完結させ、第1マップ「オレゴン」を7-1の大差で終わらせます。
第2マップの「カフェ」では、NTHが2-0でリードしたところでEVA側に技術的トラブルが発生します。これにより、Reira選手に代わってY4選手が急きょ出場しての試合再開となりました。1階攻撃を成功させて2-1と戻すEVAでしたが、予定外のメンバー交代はやはり連携にも響いたのか、このマップではNTHがラウンドを連取して5-1とリードすると、そのまま7-1へ。「オレゴン」とは逆の形でNTHが勝利します。
第3マップとなったのはリワークされたばかりの「海岸線」。お互いにどれだけ準備をしてきたかに注目が集まりました。シンプルな突破を試みる攻撃・EVAでしたが、防衛・NTHはこれをさばききって4-2でリードすると、攻撃に回ってからもリードを保ち続け、6-3と先にマッチポイントを獲得。トラブルに見舞われたEVAに対して、NTHは手を緩めることなく次のラウンドも獲得し7-3。合計マップスコア2-1として、リーグ戦9連敗からの久々の3勝目を掴み取りました。
第14節(最終節)マッチアップ
次回RJL2021第14節はいよいよ2021年度の最終節で、9月25日と26日に行われます。なお、今週末の18日と19日には、国内最大規模・賞金総額1,500万円の全国トーナメント「Japan Championship 2021」の予選もスタートします。
最終節のマッチアップは以下の通り。大注目はもちろん、リーグ全戦無敗がかかるCAGと、2位SGの最終決戦です。入れ替え戦を控えているCGL、NTH、EVAも、来季に向けてそれぞれどのような可能性を見せるかも気になるところです。
- 9月25日
- Crest Gaming Lst vs EVA:e
- FAV gaming vs NORTHEPTION
- 9月26日
- GUTS Gaming vs
- Sengoku Gaming vs CYCLOPS athlete gaming
RJL 2021の各試合は以下のサイトでご視聴ください。
Source: X-MOMENT
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