Ubisoft(ユービーアイソフト)は『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の次回大型アップデート、イヤー9シーズン3「Operation TWIN SHELLS(オペレーション・ツインシェルズ)」の全情報を公開した。
この記事では既存のコンテンツへの変更を紹介。防衛オペレーターのSolis(ソリス)がさらに調整を受け、攻撃オペレーターDokkaebi(トッケビ)はロジックボムが弱体化。また、Nokk(ヌック)はHELの仕様が変更される。
『R6S』イヤー9シーズン3で3名のオペレーターにバランス調整
Solisの調整パート2、さらに弱体化
Solisはシーズン2のアップデートで、「準備フェーズ中にSPEC-IOが使えなくなる」など大きな弱体化を受けた。シーズン3ではさらなる調整を受ける。事前に上方修正を予想していたが、実際にはさらなる弱体化だった。
まず、SPEC-IOでガジェット探知ができる画面内の範囲が縮小。今後は画面の中央、オレンジ色の枠内に入ったガジェットのみ発見できる。IQ(アイキュー)のデバイス探知機を思わせる狭さだ。
次に、「ガジェットの発見」と「ガジェットの種類の特定」が別々の作業になる。
これまではSPEC-IOを使うと、そこにガジェットが存在することと、何のガジェットかが同時に確認できた。しかし今後、SPEC-IOを使うだけではガジェットの種類は分からなくなる。
新たな「オーバークロック」機能
そこで、SPEC-IOには新たな「オーバークロック」機能が搭載される。以前の、スキャンした情報をチームメイトと共有する機能と入れ替わる。
このオーバークロック起動中のみ、ガジェットの種類を特定できる。
オーバークロックには最大3回という制限がある。最初の1回はすぐに使えるが、2回目と3回目の使用にはチャージ時間が必要になる。
このオーバークロックには弱点も。起動と同時に、攻撃側の画面にフィードバックが届く。特にディフューザー設置のタイミングでは、これが「Solisに警戒しろ」という明確なメッセージになる。
一方、これらの変更とバランスを取る形で、SPEC-IOのバッテリーはやや強化される。シーズン2の変更では「バッテリーチャージが完了するまで再起動できない」ことになったが、バッテリーのリチャージ途中でも4秒のクールダウンを挟んだ後にSPEC-IOを再起動できる。
- 追記:デザイナーノートで詳細な仕様が判明した
- 敵ガジェットの探知は画面の中央部分でしか行えない。
- オーバークロックモードを使うまでガジェットを特定できない。
- SPEC-IOの使用に必要な最低エネルギーが100%から50%に減少。
- スキャン機能をオーバークロックモードとして刷新。
- オーバークロックモードは画面中央にあるすべてのガジェットを特定する。
- オーバークロックモードは10秒間持続する。
- ラウンド開始時のオーバークロックモードのチャージ数は1。
- チャージは25秒ごとに追加される。
- マッチごとの最大チャージ数は3。
- オーバークロックモード中、SPEC-IOは警告シグナルを発する。
- Solisの探知範囲(12m)内にある偵察ツールにのみ警告が表示される。
ベテランならまだまだ使える?
Solisはさらなる弱体化を受け、ガジェットを探す視界まで狭くなった。しかし、プレイヤースキル次第でまだ埋め合わせられる余地はあるだろう。
たとえ種類が特定できなくても、走ってジャンプしているガジェットや、隠し置きされているガジェットはドローンだと分かる。飛び出しやすい窓外に置かれているのは、恐らくクレイモアだろう。デフォルトの設置ポジにガジェットが出てきたら、ディフューザーだと推測できる。ゲーム理解度の高いプレイヤーなら、まだSolisならではの強みを発揮できるようになっている。
他にも「オーバークロックのフィードバック・アイコンをわざと相手に見せ、ディフューザー設置を止めさせる」といった新しい使い方もありそうだ。強制で送り付けられるので、ちょっとした揺さぶりにも使えるだろう。
いずれにせよ使用感は実戦で確かめる必要がある。テストサーバーや新シーズンで、Solis使いは早速新仕様を試してみよう。
Dokkaebi弱体化、序盤での乱用はNGに
Dokkaebiは固有ガジェットの「ロジックボム」が弱体化。ラウンド開始時はチャージされている状態になり、序盤からすぐに電話をかけるプレイができなくなる。45秒後にようやく使用可能になる。
2回目のチャージには、追加で45秒待つ必要がある。1回目のチャージが溜まったところから2回目のチャージも始まるしくみで、合計90秒が必要。
これにより、Dokkaebiのタイミングには制限がかかる。ラウンド開始直後に電話をかけてラッシュを仕掛けたり、序盤のうちに浮いているオペレーターを排除したりする運用があったが、今後Dokkaebiを活かすには、序盤~中盤では生存しておくことが重要になる。
Nokkの仕様変更、プレイの幅が広がるか
Nokkの「HELプレゼンスリダクション」が仕様変更。これまでは時間経過でバッテリーが消費されていたが、今後は行動によってバッテリーを消費するようになる。
行動とは、通常の早歩きや、ダッシュ、発砲、近接攻撃などを指す。「歩く」や、静止している間はバッテリーは消費されない。
時間を気にする必要がなくなったので、今まで以上に余裕を持ったスニークプレイが可能になる。たとえばカメラのあるところまでゆっくりと進み、そこに潜んで射線をロックし続けるといった戦い方が考えられる。
以前は、バッテリーが切れそうになったらカメラだけ壊して次の場所に向かうような立ち回りが多かった。防衛側は今後、たとえカメラが壊されていなくても、そこにずっとNokkが留まっている可能性を警戒しなければならない。
FMG-9強化
Nokkの仕様変更に関連して、FMG-9が強化される。Smoke(スモーク)も同じ影響を受ける。
ダメージ(34)や連射速度(800rpm)に変化はないが、反動が改善。倍率サイトと組み合わせて遠距離を狙うときの操作感が向上している。
新シーズンではSolis、Dokkaebi、Nokkともに、プレイスタイルの変化が見られるだろう。この3名の他にも、発表時には明かされなかった他のオペレーター調整もあるかもしれない。判明し次第追記予定。
8月の最終週からスタートするテストサーバーで、調整されたオペレーターたちを早速試してみよう。新シーズン「オペレーション・ツインシェルズ」は現地時間9月10日スタート。
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- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: In-game
コメント
コメント一覧 (11件)
nokkはこんなもんでよくねー
あんまりサイレンス性能上がるとバランスはともかく不快になると思うわ
なんでバン率まだ多いフェンリルがまだあの程度で生かされて、ソリスがすでにピックガタ落ちしてるのにさらにデバフくらうのか分からん
ドッケビは他のオペと比較して万能すぎたから妥当だと思う
カベ気にしてる人おるけど、そもそもカベがどこにでも活きるほど強いオペじゃないから気にならない
ケビの弱体化だけは妥当かなって感じ
Solisはガジェここまで使いづらくされるの辛いな、メイン武器も弱いからホントキツい
Nokkはなんか違うんだよなぁ感、この強化にプラスして感知アラーム無効化くらいはあってもいいかな
EDDとかのメインガジェ無視はちょっと強すぎるから感知アラームだけでも
Dokkaebiの超弱体化はリスキルやりやすくなるし、カベイラみたいな遊撃有利になるから防御側めっちゃ有利になりそう
トッケビもっとボロクソにされると思った
本当にソリス弱体化する意図がわからない
ソリス弱体化の意味がわからないのマジ?
結局スマホ見てる時に飛び出してキルを取るとかディフューザーを最後まで確認して抜くとかはバカみたいに強かったし妥当オブ妥当だろ
これで本当にゴミカスになったら銃は強いのに交換されるかも知れないけど
イングレ没収、再使用不可、クールタイム増加でくっっそピック率下がったの知らんのか??こっから更に弱体化するubiの異常性を言ってるんだよ
元からsolisは二段階調整って言われてただろたわけが
今までがOP過ぎてそれを丁寧に弱体化したまでだろ
2段階調整は前から言われてたけど、
基本的に2回目の調整は強化を仄めかす感じの予告だったからユーザーからの反発が大きいんじゃないかな?
防衛情報系のオペって調整が大変よね
正直Nokkの調整にはガッカリした。
効果時間ではなく内容にバフが欲しかったのだが…
告知動画では遊撃戻りをロックしていたが、それをするならもっと効率の良いオペレーターはいるし現地の感知アラームなどを含めたガジェット網を潜り抜けるには力不足。