本日2026年2月14日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』にてホットフィックスアップデートを配信した。本アップデートでは、今シーズン追加された新ヒーロー5名のバランス調整に加え、高勝率を維持しているヴェンデッタへの弱体化が含まれている。
OW ヒーローのバランス調整
ドミナ(弱体化)

- 〈バリア・アレイ〉
- バリアパネルの耐久値(1枚あたり):250 → 225
パネル1枚あたりの耐久値が25減少。部分的な穴を開けられやすくなる弱体化となった。〈バリア・アレイ〉は27枚のパネルで構成されているため、単純計算では総耐久値は675減少することになる。ただし、すべてのパネルが破壊されるケースはまれであり、これまで以上に「破られた箇所」「破られそうな箇所」を想定した立ち回りが重要になりそうだ。
アンラン(強化)

- 〈焚身焔〉(パッシブ)
- 炎上蓄積の持続時間:3秒 → 4秒
- 〈朱雀扇〉(メイン射撃)
- 直撃ダメージ:20 → 22
- 〈煽火風〉(サブ射撃)
- アーマーに対する直撃ダメージをビームダメージ扱いに変更
- 〈怒炎衝〉
- クイック近接攻撃キーの入力でキャンセル可能に
〈焚身焔〉の強化は、敵を炎上状態にしやすくするための調整。最後の蓄積から次の蓄積までの猶予が1秒延長された形だ。ただし炎上状態そのものの持続時間は従来通り3秒のままのため、炎上を維持するには3秒以内に再度蓄積を与える必要がある点には注意したい。
実装時の〈煽火風〉に続き、〈朱雀扇〉も直撃ダメージ増加が強化。対250族・275族とのマッチアップで有用な「〈焚身焔〉点火→〈朱雀扇〉×2」の連携は、これまで炎上時間や命中状況次第で安定性に課題があったが、今回の強化で成功率向上が期待できる。
さらに〈煽火風〉は、アーマーに対する直撃ダメージがビーム扱いになったことで軽減の影響を受けにくくなり、アーマー持ち高耐久ヒーローとの対面不利もやや緩和された。
〈怒炎衝〉の変更は操作性改善が目的。前回追加された「長押しで〈怒炎衝〉」オプションのON/OFFに関わらず、クイック近接キー入力でキャンセル可能となった。なお、近接攻撃の動作でキャンセルするわけではないため、キャンセル後に近接攻撃を行うには別途入力が必要となる。
エムレ(強化)

- 〈シンセティック・バースト・ライフル〉(テイク・エイム)
- ダメージ減衰距離:30–45m → 35–50m
- 〈サイバー・フラグ〉
- 爆発ダメージの最小半径:1.25m → 2m
〈シンセティック・バースト・ライフル〉(テイク・エイム)の調整は純粋な距離減衰の緩和であり、中距離でのダメージ安定性が向上する。減衰開始距離35mは、アッシュの〈ザ・ヴァイパー〉(テイク・エイム)と同値(最大射程はアッシュの方が55mと優秀)であり、信頼性の高さがうかがえる。
〈サイバー・フラグ〉は、最大ダメージ110が保証される半径が1.25mから2mへ拡大。その他の変更は行われていないため、最大ダメージが入らない2m~の範囲でも、多くの場合でこれまで以上にダメージを与えられるようになっている。なお、自爆ダメージ(最大33)も受けやすくなっている点には注意が必要だ。
ジェットパック・キャット(弱体化)

- 〈ワイルド・フライト〉
- 燃料リソースの回復レート:30%/秒 → 25%/秒
リソース回復性能が低下。大量消費後、再度アクションを仕掛けるまでに時間を要するようになった。ベース回復レートの低下に伴い、「運搬時」の回復レートも15%/秒 → 13%/秒へと減少している。ただこの調整ではBANは減りそうにない。
ミズキ(バランス調整)

- 〈霊伐鎌〉
- 攻撃発生までに要する時間:0.1秒 → 0.025秒
- リカバリー時間(後隙):0.7秒 → 0.75秒
- 〈快気の笠〉
- ターゲットの選択可能射程:25m → 30m
- ソフトターゲット範囲(選択補正):8度 → 10度
- 〈霊域結界〉
- 発動に必要なコスト:+7%
- 発動時に100の即時回復効果を追加
〈霊伐鎌〉は、発生が0.1秒→0.025秒へ短縮される一方、後隙は0.7秒→0.75秒へ延長。全体硬直は0.025秒短縮されており、実質的には狙った対象への攻撃を行いやすくなるメリットのみが残る形だ。攻撃の精度と回転率が向上し、これまで以上に安定して高いオーラ値を維持できるようになりそうだ。
〈快気の笠〉もターゲット選択が安定する強化。自己回復としても使用できるが、ターゲット不在時には発動できないという弱点があるため、射程の延長やソフトターゲット範囲の拡大は扱いやすさの向上につながる。なお、ターゲット選択が難しく感じる場合はオプション「〈快気の笠〉感度」で調整可能だ。

〈霊域結界〉は一長一短。必要コストは3,100となり、現環境で唯一の3,000台アルティメットに。攻撃はもちろん、回復性能もプレイヤーの技量に依存するヒーローなだけに、回転率には実力差がより表れやすくなるだろう。
一方で、発動時に即時100回復が追加され、結界を無視した押し込みに対する耐性が向上。「立て直し」としての運用も現実的になった。回復量自体は突出した数値ではないが、他効果と組み合わせた切り返しに期待したい。
ヴェンデッタ(弱体化)

- マイナー・パーク「捕食者の牙」
- ライフ吸収:40% → 30%
メジャーからマイナーへ移動したパークは、何らかの弱体化が入ることが多いが、「捕食者の牙」は効果据え置きのまま移動されていた。「虎狼の心」も同様に性能そのままでメジャーへ移動しており、“完全体”の登場はこれまで通り中盤以降、少なくともアーマー比率の低下によってバランスが取れるという考えがあったのだろう。
しかし、旧マイナーらしく効果の発動機会にムラのある「虎狼の心」と、安定して立ち回りを支えてくれる「捕食者の牙」とでは、あまりに価値が違いすぎたため回復量減少の弱体化が行われた。実際、早期段階で自己回復手段を獲得できるようになり、扱いやすくなったと感じるプレイヤーは少なくなかったはずだ。
また、新ヒーローのスタッツが未整理状態であるため若干精度に欠けるものの、公式が公開している勝率を確認してみても、グランドマスター&チャンピオン帯以外においてヴェンデッタはダメージヒーロー勝率1位。グランドマスター&チャンピオン帯でも2位に位置しており、1位は対面有利を取りやすいファラとなっている。
今回の弱体化で“完全体”の性能は前シーズンより抑えられる形となるが、2026シーズンストーリーの顔でもあるヴェンデッタが、この10%の変化でどのような立ち位置になるのか注目したい。
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- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
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Source: Overwatch



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