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eスポーツ界で薬物検査実施へ。脳をブーストさせる覚せい剤「アデラール」とは

eSports界でドーピング、脳をブーストさせる「アデラール」とは?対応を迫られる
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「プロゲーマーは薬物テストを受けるようになる。」

年々盛り上がりを見せるeスポーツシーンだが、その裏で、プロゲーマー達の薬物を利用した「ドーピング」が日常的に行われているようだ。その理由と原因はなんだろうか。

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覚せい剤「アデラール」でドーピング

Adderall 25mg
Adderall 25mg

今回特に話題に上がっているのが「アデラール」という薬。本来はアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなどでナルコレプシーや注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療のために処方される薬で、有効成分はアンフェタミン。

アンフェタミン(フェニルアミノプロパン)は日本では治療薬として承認されておらず、覚せい剤取締法で覚せい剤と指定されているため取り締まりの対象となる。

「アデラール」の効能

「アデラール」は集中力を高め、注意力を持続させる効果がある。他にも多幸感や自信、疲労の軽減などもあげられるが、高い集中力と注意力の持続は、当然ながら好成績に繋がり、これがプロゲーマーに"人気"の理由のようだ。

実際に筆者の友人であるカナダ人大学生(超真面目)に聞いたところ、試験前などの勉強に使用する学生がいることや、「アデラール」が広く知れ渡っていることを教えてくれた。

匿名のヨーロッパ人プロプレイヤーは、自身の経験や周囲の状況を次のように語っている。

「eSportsトーナメントで、1錠を10ドルから40ドルで売っている売人を見たことがある。俺は(常用しているため)多めに使っていて、25mg錠剤で6時間ぐらい効果が続くんだ。常用していない人は多分10~15mgで充分だね」

「アデラール」の副作用

よくある副作用としては、神経過敏、目まい、攻撃的になる、落ち着きがなくなる、頭痛、腹痛、食欲減退、不眠、口の渇き、不安感、体の震えなどが挙げられ、量と使用時間を誤れば、統合失調症などの精神病にかかる危険もある。

これを知った後に下記記事を見ると、異常に攻撃的で興奮状態の彼らは、ただの短気ではなく副作用だったのかもしれないとも思えてきてしまう。

CS:GOのプロプレイヤーが使用を認める

SONY DSC

『Counter-Strike: Global Offensive』のプロプレイヤーであるコリー・"Semphis"・フリーセン選手は、当時所属していたプロチーム「Cloud 9」が、賞金総額25万ドルのESL One Katowiceの試合で「アデラール」を使用していたことをESWCのインタビューにて明かしている。

さらにインタビュワーが、ESEA LANではみな「アデラール」を使っているだろ?と質問すると、「そうだよ」と使用を認め、彼ら自身だけではなく、他にも使用しているプロプレイヤーがいる事を明かしている。

ESWC '15: Interview with "semphis" (Nihilum)

ESLとドーピングの戦い

これを受けて、ESLは正式に対ドーピングに対して動き出す。ドイツの“アンチ・ドーピング機構(NADA)”と提携し、ドーピングテストの実施とパフォーマンス向上を行うドラッグに対するポリシーの制定に乗り出した。更に“世界アンチ・ドーピング機関(WADA)”とも提携し、そのポリシーをアメリカ、アジア、オーストラリアに適用する構えだ。波及すれば世界各国のeSportsトーナメンでもドーピング検査が行われることになりそうだ。

また、ESLは以前からルールで薬物、アルコール、その他パフォーマンス向上効果のある物を厳重に禁止したが、先述のCloud 9に関しては「アデラール」を使用した痕跡は5日間でなくなり、使用されたとされるイベントは4ヶ月前になるので、証拠がないため処分は行われないとしている。

始まるドーピング検査

最初の「パフォーマンス向上ドラッグ」に対する検査は、8月に開催される『CS:GO』最大規模の大会「ESL One Cologne」で行われ、その他のプロリーグ大会でも同様の検査が行われる予定。

通常のスポーツに迫る規模になりつつあるeSportsだが、今回のスキャンダルには業界全体が対応を迫られるだろう。

薬物に頼る理由

プロプレイヤー達が薬物にまで頼る理由は、そこまでヘビーなドラッグではない事はもちろん、多数のファンの期待に応えたいというプレッシャー、そして大会に賭けられた莫大な賞金ではないだろうか。短時間で何千万、何億という人生が変わるほどの金が転がり込んでくるなら、手段は選ばないプレイヤーがいても何ら不思議ではない。

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source: Gamer Buzz

eSports界でドーピング、脳をブーストさせる「アデラール」とは?対応を迫られる

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コメント

コメント一覧 (30件)

  • FPSは遊びじゃないんだよ!
    遊びじゃないんだよ!遊びじゃないんだよ!

  • こっちのほうもドーピングが現実的になってきたのか。なんかのほほんとゲームやってる身としてはやるせない気持ちになるね

  • どっかのプロも「アドレナリン出すと強くなる。突っ込みがちになりやすいけど」とか言ってたな

  • 「キメ撃ちしながら入ってくるー!」

    この意味が変わってくるのかもなwww

    • 「敵に囲まれている‼︎数が多すぎる!」(幻覚

  • 戦え! 富のため、仲間のため、栄誉のために!
    MAG懐かしいなぁ...(関係ない

    ファンだったり栄誉だったりのためにこういう手段に走る気持ちが理解出来ないわけじゃあないけど、果たしてそうまでして勝ってもファンは喜ぶのかね...
    まぁ、やっとeSportsも本格的になってきたと喜ぶべきなのかもしれない

  • もしかしたらここ最近コメ荒らしてBANされた方
    もこれを使っていたのかなー?(棒

    • やっぱ外国のゲーマーは恐ろしいですな・・・

  • FPSで覚せい剤ってもはや本物の戦争なんだよなぁ…

      • プレイヤーからリアルにしていくスタイル

      • 圧倒的な没入感(意味深

      • スペシャルpark 『drug』

        一時的に被弾時の怯みが無くなる。

        洒落にならないですね

    • あらやだBFHとGTAの世界じゃないですか・・・

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