ウィークリーとマンスリーアップデートが廃止された『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS(PUBG / プレイヤーアンノウンズ バトルグラウンズ)』ですが、先行情報として公開された新武器の「Mini-14」や新天候「霧」を含むアップデート情報が正式に公開されました。先行情報にはなかったグレネードの調整や、乗り越え動作の進捗状況などなど、ボリュームたっぷりのパッチノートとなっているのでぜひご覧ください。
PUBG | 9月のアップデート内容紹介 & 検証 | EAA
重要なトピック
乗り越え動作 - 進捗の報告
発表から実装までに時間がかかっているように感じる「乗り越え動作」の開発は、かなりの「挑戦」となることを報告。乗り越え可能なオブジェクトが無数にある『PUBG』では、オブジェクトやロケーションに予め乗り越え可能であることを定めるのではなく、システムがジオメトリやプロパティーを動的に検知・解析して設定するようにしなくてはならないとのこと。
それゆえアルゴリズムはかなり複雑となり、厳密なテストとマップの微調整が必要となるので、テスト期間も通常より長く取る必要があるようです。現在のところ11月初旬に一定期間を設けてテストを行う計画があるほか、11月前にもテストサーバーにてテストを行う可能性もあるとしています。
放置プレイヤーがBPを稼げる問題
放置をしてBPを稼ぐプレイヤーの対策として、一定のルールを実装。今後もモニターを行い、現在のシステムの改善を行っていく。
一人称視点サーバーの追加
OCEサーバーのDUOに一人称視点オンリーサーバーを追加。SOLOとSQUADではプレイヤーデータのモニタリングを行い追加の決定を行う。
また、一人称視点をOCEサーバーに追加し得られたデータからは、南米と東南アジアにて一人称でプレイするプレイヤーの増加が見られたとのこと。データのモニタリングは継続して行われ、最終的な結果の報告を行うと慎重な姿勢ではありますが、南米と東南アジアサーバーのプレイヤーにむけてより良い一人称視点での体験を届けるという方向性は固まってきているようです。
パッチノート
クライアントの最適化
- シャドウを最適化。
- 建物を最適化しローエンドPCでのパフォーマンスを改善。
- 近辺に複数のビークルが存在する場合のクライアントとサーバーのパフォーマンスを最適化。
- UIを最適化。
ワールド
- 天候「霧」を追加。
- 霧はプレイヤーの視界を妨害する効果がある。発生確率は低い。
- テストの目的があるので、テストサーバーでは霧の発生率は高く設定されるが、ライブサーバーでの発生率はそれよりも減少される。
- 既存の気候エフェクトでの、空のグラフィックを向上。
- 新しい街「East of Stalber」を追加。
UI/UX
- クロスヘアーの色を変更するオプションを追加。
- リーンの操作オプションにダブルタップ機能を新たに追加(デフォルトはQとE)。
- フリールックからキャラクター視点に戻る時のビジュアルエフェクトを改善するための新たなオプションを追加。
- 消耗品のための新たなキーバインドを追加。
- チームメイトの名前が彼らの姿勢を象徴するように(立ち、しゃがみ、伏せなど)。
- マップ上に自分の現在地をマークするキーバインドを追加(デフォルトはInsert)。
- キャラクターの現在地を中心にマップを表示するキーバインドを追加(デフォルトはスペース)。
- 医療キット、応急処置キット、包帯の順で消耗品を使用するキーバインドを追加(デフォルトは-)。
- マウスホイールのクリックを使用してゼロイン距離をリセットできる機能を追加。
- レポートウィンドウの位置を調整。
- インベントリー画面でキャラクターのレンダリングを行わないことで、パフォーマンスを改善するための設定を「Inventory screen character render」として追加。
新アイテム
- 新武器「Mini-14」を追加。Mini-14は軽量かつコンパクトな、5.56mm弾を使用するセミオートマチックマークスマンライフル。
- マズルとマガジン部分にスナイパーライフルのアタッチメントを装着可能で、いかなる光学サイトも搭載できる。
- ほかのDMRライフルよりダメージは低いが、銃口速度が高く、弾の落下が小さい。
ゲームプレイ
- 全てのグラフィック設定において、影がレンダリングされる距離を一致させた。
- 水中で気絶したプレイヤーは、時間経過による追加ダメージに加え、呼吸ゲージの影響も受けるように。
- いくつかの武器のバランスを調整。
- クロスボウのリロード速度を35%増加。
- トミーガンを支援物資から削除し、通常スポーンするように変更。サイレンサー、バーティカルフォアグリップ、マガジンなどのアタッチメントなどにも対応
- 水平方向のリコイルが強い武器において、安定性が増すようにスケールを固定した。
- 手榴弾をホールド中に武器を切り替えるか、素手の状態にすることで爆発させずに戻せるように。ただしコッキング済みの場合は不可。
- 武器を落として再度拾った場合に、選択していた射撃モードが維持されるようになった。
- バイクの衝突ダメージを調整。
アクション
- 全ての武器のリコイルアニメーションを更新。
- 投擲物のアニメーションとバランスを調整。
- フラッシュグレネードの爆発までの時間を2.5秒に減少。
- フラググレネードの一撃死させる範囲とダメージ範囲を増加。
- グレネード投擲のアニメーションを改善。投擲速度が増加し、より正確な弾道を描くように。ただし、見た目の弾道での投擲距離は減少している
- グレネードのコッキングを手動で行うことが可能になった(デフォルトはR)
- オーバースローと転がしの切り替えが可能になった(デフォルトは右クリック)
- キャラクターの移動速度が投擲距離に影響するように
- リーン(覗き込み)アニメーションを改善。左に傾いた際の身体の露出が抑えられる。
- スプリント中も酸素ゲージが回復するようになった。また、リーン状態が自動で解除されるように
- リロード中に、リロードをキャンセルせずに姿勢を変更できるようになった
サウンド
- 消費アイテム使用時のサウンドを追加。
- リロードと窓の破壊音の可聴範囲を調整。
- ビークルとキャラクターがぶつかった際の新サウンドを追加。
- グレネードのピンを抜くアニメーション用の新サウンドを追加。
バグ修正
- 落下やグリッチによりマップの下に行ってしまった場合、自動的に地上へ戻るように。
- 一人称視点で、ビークルの中にいるとFOVの値が設定に関係なく誤って設定されてしまうバグを修正。
- オプションでコントロールの設定を変えているとクライアントがフリーズしてしまうバグを修正。
- 特定の武器アタッチメントの詳細を修正。
- ゲームに接続した場合に発生する他者のキャラクターのアニメーションバグを修正。
- 観戦者モードに関連したいくつかのバグを修正。
- ゲーム開始時に呼吸ゲージがゼロとして表示されるバグを修正。
- リロード中に右クリックを使用してアイテムを拾っているとキャンセルされるように。
- クラクション中にマップを開くか、その他のアクションを行うとクラクション音が再生されっぱなしになるバグをしゅうせい。
- オプションで1つのキーに異なる機能を設定できないように。
- インベントリ画面で、別の武器に切り替える際に発生する武器のマガジン位置のグラフィックバグを修正。
その他
- 放置してBPを稼ぐ「BPファーミング」対策のため、BPの取得方法を改訂。
- すべての地域のFPPサーバーに、FPPリーダーボードを追加。
- Window 7、Window 8でNVIDIAのShadowPlay Highlights™が使用可能に(Windows Aeroを有効化する必要あり) 。
以上です。このアップデート後にいくつかのテキスト問題なども発生しているようですが、近く修正される見通しです。
『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』の対象機種はPCで、現在Steamで早期アクセス実施中。
Source: Steam
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