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BFV:「消耗戦システム」の詳細公開、 キャンパーに対する特効薬でゲームに深みを与える

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開発者によりベータ版からの改善点の詳細が公開された『Battlefield V(バトルフィールド 5)』ですが、本作で新たに導入された「消耗戦システム」の詳細が公式サイトで公開。キャンパーに対する特効薬と謳われる、そのシステムの中身を見ていきましょう。

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BF5の消耗戦システムとは?

まず、定義の話になりますが弾薬とライフの入手方法の制限やシステムの変更を通して、ゲームプレイの深みを増すとともに、分隊を含むチームプレイを促進することが「消耗戦システム」と総称されており、リスポーン時にライフや弾薬が満タンの状況で出撃とならない仕様や、衛生兵が配ることができる医療袋、倒れたプレイヤーから物資を入手できることなども含まれています。

少ないことは良いことだ。「Battlefield™ V」では、弾薬とライフの入手と供給により、これまでと異なるさまざまなシチュエーションがもたらされ、さらなる戦術的判断が求められるようになります。

私たちはこれを「消耗戦」システムと呼んでいます。ゲームの深みと戦略性を増し、よりチームの連携に喜びを感じてもらえるようにすること。それが、「Battlefield V」に「消耗戦」が導入された理由です。一つ一つの変更点は小さなものですが、それが組み合わさり大きなインパクトがもたらされるでしょう。多くの変更点同様、変化に慣れるにはしばらくの時間を要します。

今回の記事では、私たちがなぜ消耗戦システムを生み出したのか、そしてなぜこのシステムがゲームをより良くすると考えているかを、開発チームからの新しい環境を活かして戦うためのヒントと共にお送りします。

消耗戦で戦場はどのように変化するか?

消耗戦システムは分隊とチームの連携の意味をさらに強化するために生み出されましたが、それだけではありません。弾薬と医薬品の不足は、よりダイナミックな、変化の大きな戦いを生み出します。常に動きながら考え、リスクを検討しながら、状況に合わせた判断が求められるようになるのです。

これまでの「バトルフィールド」タイトルでは、ライフも弾薬も満杯の安定した状態にすぐに戻ることができました。しかし、今回は戦いごとに、後の状況が変わってきます。ライフと弾薬が満杯ではないかもしれず、その時々の状況に合わせて行動しなければならなくなります。単純に次のフラッグに突き進めば良いわけではありません。戦術の転換が必要になるでしょう。弾が残り1マガジンだったなら、弾の節約を心がけるか、それとも、ちょうど狙える2人の敵をいま攻撃してしまうべきか、選択が迫られます。

深みを増しても、難易度は増さない

消耗戦システムによって、「Battlefield V」のプレイは、これまでのシリーズよりも難しくなるのでしょうか?そんなことはありません。ですが深みは増します。消耗戦システムは、プレイヤーの主体性を強めます。プレイヤーの一人一人が自らの判断で短期的および長期的視野に立ったライフと弾薬の管理を行えるようになります。望むならライフを完全に回復することもできます。

ただし、そのためにはアイテムとボタンを1つ押す操作が必要です。兵科とコンバットロールの選択も消耗戦に影響します。例えば、突撃兵の軽歩兵コンバットロールなら、他のコンバットロールよりも多くのライフを自然回復できます。これまでは意識しなくても勝手に自然回復していたものが、今後は、意識して回復に気を付けなければならなくなるということです。必要なのはシステムに習熟することだけ。プレイヤーになら誰にでもできることです。

ライフと衛生兵

自然回復が限られるのは、このジャンルでは他にもあるシステムです。ですが本作では、ライフと弾薬にまつわる選択を、より注意深く、戦略的に行わなければなりません。プレイする中で、出撃し、前に走って、戦ってやられる、その繰り返し以上の行動があることに気付くでしょう。

ライフの管理は消耗戦システムの重要なパートです。完全にライフを回復させる医療袋のおかげで、どのプレイヤーでも一定レベルのライフの管理ができるようになります。実はこれはチームプレイの促進にもなります。衛生兵は、単に回復してくれる存在というだけでなく、医療袋を補給する役目も追うことになるからです。これにより兵科の役割と重みが増します。

衛生兵の兵科とコンバットロールについてチェック

私たちはゲーム内のコミュニケーションツールを改良し、弾薬やライフが残りわずかな時、そして医療袋を持っていない時に明確に状況を伝えられるようにしました。これはアイコンと、ゲーム内で周囲に言葉を投げかけるコモローズのシステムを通して実現されています。オープンベータでは、衛生兵で医療袋を必要としているプレイヤーを見ることができませんでしたが、この点については既に改善に着手しています。
消耗戦によるキャンプの抑制と動きの活性化

私たちは、物資を漁ることのできる仕組みが、皆さんにとって興味深いプレイをもたらすことを期待しています。倒した敵の持つ意味合いが増え、漁ることのできる戦利品が新たな報酬として機能します。これはチームプレイを重視しないプレイヤーに活路をもたらすことにもなります。一匹狼でも弾を入手することができ、単独行動しながら自給自足することができます。

そして、消耗戦はキャンプ戦術への対抗薬でもあります。弾薬が限られることにより、有利な場所に立てこもって、延々と一方的な攻撃を加えるプレイは見られなくなるでしょう。これはスナイパーでも変わりません。斥候兵がずっと丘の上でキャンプし続けることはできません。いずれ、移動して弾を手に入れなければならなくなります。

作戦目標を達成せよ

消耗戦システムにより、ずっと弾を探し続けるだけのゲームになってしまうのではないか?…これも心配の必要はありません。目標の達成に集中し、賢くプレイしていれば、消耗戦が問題になることはないはずです。目標を達成するということは、フラッグを手に入れることです。つまり、新しい補給施設の確保や出撃してくるチームメイトが、補給を手助けしてくれます。「Battlefield V」で使える弾薬数は、過去シリーズからそこまで減っているわけではありません。ただ、より分散しており、手に入れるためには戦場を深く理解しなければならないだけです。

正しいバランス調整

オープンベータでは、一部のプレイヤーが弾薬の確保が煩わしいことに懸念を示していました。ベータの意義からしても、消耗戦システムでの物資の供給がベータの段階より絞られることはありません。製品版では、出撃時の弾薬数と所持できる弾薬数を増やし、また医療袋を1つ所有した状態で出撃するようになります。こちらの記事でオープンベータで得られた情報についてお読みいただけます。
実際のところ、「バトルフィールド」シリーズを始めたばかりのプレイヤーなら、消耗戦システムの存在を感じるよりも先に、再出撃することになる可能性が高いでしょう。消耗戦システムは新規プレイヤーに不利はもたらさず、レベルの高いプレイヤーには、戦術性が増して、ほんの少しスキルの伸びしろが増えることになります。

消耗戦システムに適応するための初心者ガイド

最後に、DICE開発チームから、消耗戦システムに適応するためのヒントをお届けしたいと思います。まずは初心者向けのヒントです:

  • 安全な状況なら、倒した敵から必ず物資を回収するようにしましょう。戦利品の回収を習慣付けてしまいましょう。手に入れた弾薬とライフが、さらに長い時間戦いを支えてくれるはずです。周囲の状況とリスクも考えるようにしましょう。
  • 今いるフラッグに補給施設がないなら、建築ツールを取り出して施設を建築しましょう!これはどの兵科でも行えます。
  • 弾薬については、今使っている銃のタイプも考えておきましょう。敵がかなり離れていて、自分が使っているのがSMGなら、例え相手を倒せたとしても、かなりの弾を消費することになります。各銃は射程に合わせて正しく使うようにしましょう。
  • 衛生兵や援護兵でプレイしているなら、周囲の味方はあなたを頼りにしています。これまでのシリーズでは、弾が満杯の相手に弾を渡してポイントを得ることもあり、ある意味で、補給活動が自己満足にしかならないこともありました。けれども、必要とされて初めて感じられる喜びもあります。「Battlefield V」 では、そんな仲間の助けになる喜びを、これまで以上に感じてもらえるでしょう。
  • 「Battlefield V」を始めたなら、まずは分隊の仲間の近くに留まるようにしましょう。仲間が身を守って、物資を補給してくれます。プレイを続ける中で、自分だけで弾薬やライフを補給できる手段も見えてきますが、良くバランスの取れたチームは、いつでも勝利を近づけてくれます。

消耗戦システムに適応するための上級ガイド

「バトルフィールド」シリーズのベテランプレイヤーにとっても、「Battlefield V」で活躍するのに役立つヒントがあります。これまで通り、キル/デス比を高めるために戦場を渡り歩くプレイも可能ですが、目標第一を掲げて、今作での新しい戦術的なアプローチもぜひ試してみてください。

大きなマップでフラッグ間に距離がある場合は、必要なポイントを使って、増援要請で補給物資の投下を受けることを忘れないでおきましょう。ライフと弾薬の補給により、自分だけでなくチームにも貢献することになります。

ビークルに乗っているなら?補給施設でビークルも修理できることを覚えておきましょう。航空機に乗っているなら、敵の補給施設を破壊し、さらにはスカイフックを上手くキャッチして弾薬と修理を手にすることで、消耗戦システムを上手く活用してください。

Jonas Elfving

『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4Xbox OnePC

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Source: EA

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COMMENT

コメント一覧 (13件)

  • まあ製品版プレイしてみるまでは、何ともだけど・・・ミニマップに敵映らなくした件といい、従来より不自由さを強いる事でゲームに面白みを与えるってその試みが、どこまで上手くいくのか色々不安が募るは確か。開発者の自己満足ならない事を祈るばかりと。

  • いくら初期の所持弾薬が増えても、結局湧いてから補給場所にいちいち走るのは変わらないんじゃないか?
    あれは流石に要らなすぎる

    • ほんとにそれのせいでテンポ悪くなるし、むしろ補給所近くで芋る奴が大量に出てくる予感しかしない

  • 芋分隊強化してどうするの…
    砂がペチペチやり合うだけのクソゲーになりそう。
    競技性とかあるのかな、大会とかできるのか?

  • カスタムサーバーとかで従来のルール使えるようにしてくれ

  • 結局野良じゃ分隊行動で連携なんて皆無だし、
    芋よりガンガン前行く人の方が弾切れ起こしやすくて流れが悪くなりそう

    • βをやった感想で言うと、フレンドとやった方が強いのは確かだが、野良でも問題はなかった。3,4マガジンで敵を殲滅しきれないというのは実力の不足だし、そもそもその弾数で物理的に処理しきれない量の敵がいる拠点にはひとりで突っ込むべきではない。
      制圧完了すれば新しい医療パックと弾薬フルチャージされるので、なんならBF4の時よりも弾持ちがいいまである。

  • >消耗戦システムによって、「Battlefield V」のプレイは、これまでのシリーズよりも難しくなるのでしょうか?そんなことはありません。

    いや絶対難しくなってるでしょ

  • 分隊システムやUIにおいてハードラインが完成形なのに、それを改悪するのはどうかと思うよ
    せっかく1で集めたプレイヤーを?自ら切り捨てて行くのすげぇっす

    • ハードラインのUIは体力の表示が小さすぎた覚えがある。分隊システムもそこまで過去作と変わらないような気がしますけどね。

  • 芋を徹底的に許さないって姿勢ほんとすき
    まぁ前作がパイポや砂の適正距離だの、マップも遮蔽物がなく、開けてばっかりとかでまさに「芋れ」って言われるようなもんだったし

西羅@ワンカップ鯖提督 へ返信する コメントをキャンセル

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