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VALORANT(ヴァロラント):今さら聞けない?グラフィック・パフォーマンスのチェック方法

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リリースから一ヵ月が経とうとしているライアットゲームズの超能力×タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』は、競技シーンを見据えたプレイヤーはもちろん、このゲームで初めてFPSタイトルに触れたという方も含めて数多くのファンを獲得しています。

今回はこの手のFPSに不慣れな方に向けて、ゲームのグラフィックが適切に表示されているかをチェックする方法を紹介します。

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グラフィック・パフォーマンスをチェックしてみよう

『ヴァロラント』の要求スペックは、高スペックが要求されがちな現代のPCゲームと比較すると非常に低く、学生向けの廉価なノートパソコンでも問題なく動くと思われます。

『ヴァロラント』スペック表

しかしその一方で、一瞬の判断が勝敗を分けるこの手のFPSには、グラフィックの品質やサーバーとの回線状況が良好であるほど有利という面もあります。そこで今回はFPS経験の少ないプレイヤーに向けて、「設定」メニューで確認できる各種のパフォーマンスデータと、それらの意味について解説していきます。

各項目の確認方法

設定メニューからアクセスできる

ホーム画面右上の「設定」メニューを開いて、「グラフィック」タブを選択。さらにその下の「データ」タブを選択すると、以下のような各種のパフォーマンスデータを、必要に応じてゲーム画面に表示できるようになります。

  • Client FPS
  • Server Tick Rate
  • Total Frame Time
  • アイドル時間
  • CPU(ゲーム)タイム
  • CPU(レンダー)タイム
  • CPU(RHI)タイム
  • Network Round Trip Time
  • Packet Loss

各数値をテキストで表示。画面の上方に反映されている

一部は対応する和訳がなく、和訳があっても直感的には理解できないと思われるこれらの用語についてそれぞれ解説していきます。

Client FPS

Client FPSは1秒あたりのフレーム数を示しており、たとえば60FPS(フレーム・パー・セカンド)ならゲーム内では1秒が60個のコマに分割されている、と解釈してください。FPS(ファースト・パーソン・シューター)と略字が同じですが関連はありません。

『ヴァロラント』のようなゲームでは最低でも60FPSは欲しいところです。このFPS値が高ければ高いほど画面に映るものが細かく分割されて見えるため、敵プレイヤーの微細な挙動などもよりくっきりと映せるようになります。

FPS値は大きければ大きいほど良いのですが、モニターのリフレッシュレート(Hz)が対応していなければ意味がないので注意してください。リフレッシュレートとは、モニターが1秒間に表示できるコマの数と考えてください。たとえばゲーム内では140FPS以上出ていても、モニターが最大60Hzであれば、そのFPSの高さを画面に表示できません。数字が逆の場合も同様です。

Server Tick Rate

Server Tick Rateはゲームサーバー側で1秒間に情報処理をしている回数で、『ヴァロラント』のサーバーはどこの地域のものでも1秒あたり128回と言われています。もしこの値が不自然に低くなっていたら、サーバー側に問題が起きていると察せられます。

Total Frame Time

上述したように、ゲーム内では1秒間を何十ものフレームに分割して処理していますが、「Total Frame Time」は1フレームあたりのレンダリング(描画)にかかる時間を示しています。60FPSなら16.67msが適正値です(1秒は1000msなので、16.67msかける60フレームで1000.2ms。約1秒で60フレーム分の描画できていることになる)。これよりも高い数字が出ていると描画処理に時間がかかっているということなので、PCに何らかの問題が起きていると考えられます。

アイドル時間

サーバーとPCがデータのやりとりをしていない時間のことですが、対戦中は常にサーバーとデータの送受信をしているはずなので特に気にする必要のない数値です。

CPU(ゲーム)タイム・CPU(レンダー)タイム・CPU(RHI)タイム

『ヴァロラント』はゲームエンジンに「Unreal Engine 4」を採用しており、「ゲーム」、「レンダー」、「RHI」というのはUE4を介してCPUが処理している各スレッドを示しています。各スレッドで流れ作業をしながらゲームを動かしていると考えてください。

表示されている数字は各スレッドが1フレームを処理するのにかかっている時間で、低ければ低いほど高パフォーマンスです。「ゲーム」の部分が上述した「Total Frame Time」とおおよそ同じなら問題ありません。

UE4のスレッドの流れとInput Latency改善の仕組み」より。各スレッドからGPUにコマンドが送られる仕組み

Network Round Trip Time

いわゆる「Ping(ピン)」と呼ばれるもので、ゲーム内であなたが動いたり、発砲したりした際に、その情報がゲームサーバーに送られるまでの時間を示しています。ゲームサーバーからあなたのPCに情報を送る場合も同じです。

この値は可能な限り低い方が良く、ピンが100以上になってくるとサーバーとのやりとりにも時間がかかっていることになり、たとえば自分の画面では敵にヘッドショットを決めたように見えたはずが、サーバーとの遅延(ラグ)のせいで実際には命中していなかった、といった現象が生じます。

Packet Loss

ゲームサーバーと自分のPCとでパケット(情報単位)のやり取りをする際に、どのくらいの割合で送受信に失敗しているかが分かります。ネットワーク設定に問題があるとこの数字が高くなり、可能な限り0%を維持したいところです。

不自然に高い/低いときは

もしピンが300以上になっていたり、ローディングや描画処理に時間がかかりすぎていると感じたときは、(『ヴァロラント』のゲームサーバーに問題が生じているケースを除いて)ご利用のネット環境やPCスペックを確認してみましょう。PCスペックがそもそもこのゲームの要求スペックを満たしているかどうか確認したい場合は、ウィンドウズでは以下の手順で表示できます。

  • CPU情報:「設定」メニユーから「システム」へ。そのいちばん下にある「バージョン情報」からプロセッサ(CPU)の情報が確認できます
  • GPU情報:「ディスプレイ」から「ディスプレイの詳細設定」で使っているグラフィックボードの型が確認できます

これらの用語は他のFPSタイトルで設定を確認する際にも応用できるので、『ヴァロラント』を足がかりに他のゲームを始める際も、ぜひ参考にしてみてください。

無料FPS『VALORANT(ヴァロラント)』の発売日は2020年6月2日で、対象機種はPC(Riot Games)。

Source: DEXERTO

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