レインボーシックス シージ: チート対策三本柱を提示、チート検出新モデル/チーターにストレスを与える環境づくり/脆弱性の改善

レインボーシックス シージ: チート対策三本柱を提示、チート検出新モデル/チーターにストレスを与える環境づくり/脆弱性の改善

Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、新シーズン「オペレーション・スティールウェーブ」が進行中。競技シーンでもフォーマットが一新され、毎週プロ選手たちの激しい戦いが繰り広げられています。

一方でシージのような人気作とは切っても切れない関係にあるのが、チートツールによる被害です。今回の開発ブログではこれまでのチート対策の試みを説明するとともに、新たに整理された「チート対策の三本柱」が提示されました。

チート対策要約

Ubisoft公式の開発ブログの内容をまとめると、以下のようになります。

これまでBANしてきたチート使用アカウント数の推移
2020年にBANしてきたチート使用アカウント数の推移
  • イヤー4(2019)終了時点で約18万個以上のチート使用アカウントをBAN
  • 2020年では既に47,898個のアカウントをBAN

  • チート対策三本柱を新たに提示
    • チート検出の新モデル作成
    • チート使用者にストレスを与える環境づくり
    • ゲームの脆弱性改善

チート対策三本柱

プレイヤーに向けて整理された「チート対策三本柱」

対策その1: 新しいチートツールをいち早く検出できる新モデルを作成

これまで導入されてきた「チート対策」の全体図

データを活用した新しい検出モデリングを導入することで、「新しいチート行為や抜け道、さらにはこれらの使用者を、以前よりもかなり高いレベルで可視化できるようになります」。

データを活用」という部分について補足すると、2016年に導入されたBattleEyeは、「第三者が製作したアプリケーションやスクリプト、マクロでチート目的と判明しているものを検出した際」にプレイヤーの禁止措置を行うもので、当初は「プレイデータやゲーム内のデータポイントに基づいた禁止措置」は行っていなかったそうです。

つまり不自然に高いキルデス比や、プレイヤーがその目で確認できる不自然なプレイといったデータではなく、あくまで画面に映らない部分で動いている第三者のツールを検出して、都度BANを行っていたわけです。

BattleEyeとの連携を強化

現在は「データポイントを活用して、チートを行う可能性があるユーザーを追跡」する形になっており、これにより新種のチートツールの検出と対処がしやすくなっています。2020年以降もこのシステムを強化していくそうです。

さらに、新しいチートをより早く検出できるようになれば、そのデータをBattleEyeと共有することで「稼働中のチートソフトウエアの追跡能力を高めることができ、BattlEyeの取り締まり対象に加えられる」ことになります。

対策その2: チート使用者に多大なストレスを与える環境づくり

チート使用者がチートを使う理由はさまざまでしょうが、「チートを使った方が気分的に楽になれる。簡単に優位に立てて楽しい」などの心理的な面が大きいと察せられます。

逆に言えば、「チートを使っても割に合わない。つまらない」と思わせる。公式の表現を引用すると「チート使用者のゲーム環境をできるだけ退屈で、面倒で、不満が溜まり、怒りを覚えるほどに厳しいもの」にすることでチーターを追い出そうという試みが2本目の柱です。

まずは現在も導入されているアカウントの2段階認証により、「チート行為を抑制するだけでなく、アカウントのハッキングを防ぐ効果」が期待できます。

また、チーターの標的となっているランクマッチの上位層であるダイヤ・チャンピオン帯に参加するにも、真の実力者たちと同様の努力を強いることにしています。既に導入されている措置としては以下のようなものがあります。

  • ランクマッチに参加するのに必要なレベルを上げる(現在は最低クリアランスレベル50
  • 「訓練場」で得られる経験値に上限を設定することで、チート使用者のボット操作や経験値稼ぎプレイを難しくする
  • チャンピオン帯に入るための条件を追加(最低100試合をこなす必要がある)

チート作成者にも「割に合わない」と判断させる

またプレイヤーだけでなく、チートツールの作成者にもストレスを与える新たな策を用意しているそうです。「今後のチートの開発・保守コストが上がり続けるようにする」のがその目的です。

具体的な部分を明かしてもチート作成者側が得をするだけなので、一般のプレイヤーはその手法についてほとんど何も知ることができないのがやや残念ですが、効果があったかどうかはいずれ判明するでしょう。

対策その3: ゲームの脆弱性の改善

そもそもチートツールが作られるのは、ツール開発者が悪用できる脆弱性(プログラム上の不具合。この場合は情報セキュリテイに関する欠陥)がシージのプログラムの中に残されているからです。チートツールの検出と同時に、この脆弱性を最小化していくことが求められます。

シージの場合、シーズンアップデートや小型パッチが定期的にリリースされ、1年だけでゲームの中身は大きく様変わりするため、それだけ脆弱性の拡大リスクがあります。これに対して開発側は「社内のUbisoftゲームセキュリテイチームと、脆弱性評価を頻繁に実施」することで、「ゲームプレイに新しいチートが発生する可能性や、新アップデートがもたらすかもしれない脆弱性を理解する」のに役立てているそうです。

チート対策のスーパーチーム

開発スタッフは脆弱性への対処を行う専任チームを抱えており、彼らが「無限装弾ハック、スピードハック、テレポートハック、クラッシュハック」などのさまざまなチートを修正してくれたそうです。

以上のように、チート対策システムを強化し、チート使用者が嫌がる環境を整備し、チートツールを作れないようにセキュリテイを強固にするという3方面からのアプローチによって、一般プレイヤーの体験が良好に維持されることが期待できます。

しかし公式側も述べているように、チート行為そのものを修正することはできないため、「プレイヤーの皆様と体験を守るための対策を強化する」ことがその方針となります。

プレイヤー目線では今年でとうとうイヤー5となった『レインボーシックス シージ』ですが、開発スタッフとしては、「チートとチート使用者との長く忌まわしい戦いに向けて準備を始めて」いると書いているように、まだまだサービス序盤という認識のようです。

イヤー6ロードマップ
イヤー6(2021年)のロードマップ

2020年2月に公開されたロードマップでも、イヤー5からイヤー6にかけて「これまで手をつけてこなかったゲームの核の部分」にアップデートが加えられていくことが発表されています。

プレイ環境改善に向けた開発スタッフの努力が実を結べば、イヤー1からプレイしていた方はもちろん、これから新たにシージを始めるプレイヤーも、数年後にはより健全性を増した新しいシージ誕生の瞬間に立ち会えるかもしれません。

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p style=”text-align: right;”>Source: RAINBOW SIX SIEGE OFFICIAL

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Rex
Rex
1 月 前

コンバーター対策も同じようになったら完璧

TTK
TTK
1 月 前

もう遅い
ヴァロラントの方がチーター居ないし、カジュアルだし楽しいわ

黒木
黒木
1 月 前

正直コンバーターに文句言ってる人ってどんなやつなんだ?
自分の負けた理由をコンバーターにして言い訳してるだけにしか聞こえない。

Σ(゚Д゚ υ)
Σ(゚Д゚ υ)
1 月 前
返信する  黒木

1回戦ってみればわかると思いますよ。それで注意すれば別にムキになるなよチーターと違って勝てるわけだし立ち回りでどうにかしろよーですよ?なんで不利なスタートしなきゃ行けないのですか?しかも使わない方が悪いとか言われるんですよ
PCが最初の人にはりかいできないかもしれないですが (ここ不愉快になったらすいません)なんでルール守ってない人に負けてランク下げられなきゃ行けないんですか

Q=IVT
Q=IVT
1 月 前
返信する  黒木

シージの規約違反であるから。
まず、前提が違う。

(^^)
(^^)
1 月 前

コンバーター対策もぜひお願いします

ななし
ななし
1 月 前

百歩譲ってもそれ言うの2年ぐらい遅いよ。