Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではいよいよ5月11日に世界大会「シックスインビテーショナル2021」が開幕します。しかしこの大会に出場するはずだったロシアのチーム・Virtus.proの選手2名からコロナ陽性反応が確認され、急きょ出場不可能となったことがシージeスポーツ公式から発表されています。
Virtus.proがインビテーショナル出場不可に
「シックスインビテーショナル2021アップデート:Virtus.proについて」
「残念ながらVirtus.proの選手のうち2名に、テストの結果新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されました。彼らの速やかな回復と競技シーンへのいち早い復帰を望みます。すべての出場選手とスタッフの安全を確保するため、Virtus.proはシックスインビテーショナルの試合を行えなくなります。チームは賞金プール全体の1%を受け取り、大会ランキングの19位・20位に相当させるものとします」
5月版シックスインビテーショナル・ルールブックの具体的な要項9.28.2.2「出場チームの総数が減少したことによるプレイオフの調整」によると、出場資格を持ったチーム数が19未満になった場合は、プレイオフに進出するチームの数を、各グループ最低1チームは必ず脱落するよう調整するとしています。
前述したルールに基づき、また競技としての一貫性を維持するためにも、各グループを突破するチームの数を調整し、各チームのプレイがプレイオフ進出に影響しなくなるという事態を避けるともに、各グループを突破できる確率を可能な限り近づけるものとします。
- 競技の方式を以下のように調整:
- グループA:10チームのうち9チームがプレイオフに進出
- グループB:8チームのうち7チームがプレイオフに進出
更新されたグループステージのスケジュールとマッチアップについては後ほどお知らせしますので、しばらくお待ちください。
インビテーショナルは18チームで開催
Virtus.proはシージ競技シーンにおけるEUリージョンに所属するロシアのチームで、2020年のシーズン全体を通して、強豪チームぞろいのEUの中で総合3位という好成績をおさめ、来たるシックスインビテーショナル2021でも活躍が期待されていたチームの一つです。
今回Virtus.proが試合をすることが不可能になったことで、同チームが組み込まれていたグループBは総数8チームに減少。そのままだと8チームすべてがグループステージの結果に関係なくプレイオフに出場できる状況になっていました。
そこでルールに基づいた調整が行われ、各グループから脱落するのは最下位の1チームのみとなりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、2月開催から5月開催へ延期された世界大会シックスインビテーショナルでは、既にオーストラリアのWildcard Gamingが同国政府の渡航制限によって出場不可能になるというトラブルも生じています。2020年シーズンにおける年間チャンピオンを決めるこの戦いは、果たしてどのような結末を迎えるでしょうか。Virtus.proの選手たちの回復を祈るとともに、イレギュラーな出来事に見舞われ続ける今年のインビテーショナルの進行を見守っていきたいところです。
Source: Twitter
コメント
コメント一覧 (1件)
不幸だけども多少のお金出るみたいで良かった
なかなか大変な時期だしなあ