『SCP: Retrieval(SCPリトリーバル)』は、Arcsteel Gamesが開発・販売を手がけるPC Steam向けFPS。8月ごろに発表されていた作品が、12月20日に早期アクセスを開始した。コンテンツはPvEのみで、最大5人で協力プレイ可能(P2P)。
本作は創作コミュニティによる架空の秘密組織「SCP財団」の世界設定を元にしている。プレイヤーは、さまざまな武器や各種の装備品を駆使し、収容状態から抜け出した超常的クリーチャーの脅威に対処することになる。
協力型ホラーFPS『SCP: Retrieval』
- 『SCP: Retrieval』Steamストアページ
- 12月27日まで900円(25%オフ)
舞台は1983年のアメリカ・アパラチア地域。現地のSCP財団支部が「蛇の手」による襲撃を受け、収容されていたアノマリー(SCP、自然法則に反した異常な存在の特別収容プロトコル)が逃走。周辺地域が混乱に陥っている。
プレイヤーたちの目的は、財団の精鋭からなる「機動部隊」の一員として、逃げ出したSCPを発見、回収すること。
ゲームとしては、サーバーを介さないP2P形式での、最大5人協力プレイが可能なホラーFPS。仲間と戦術的に連携し、極めて危険な性質を持つ超常的なクリーチャーと戦いを繰り広げる。
なお「SCP財団」とは超常現象を軸にした世界的な創作コミュニティの名称で、このコミュニティ発の創作物に登場する架空の財団の名前でもある。本作『SCP: Retrieval』も、SCP財団の全体的な世界設定を受け継いでいる。
登場するアノマリー
『SCP: Retrieval』では15種類のSCPを収容しなければならない。以下はその一部。
- SCP-173:見られていないときに移動する、恐ろしい彫像。常に注視していなければならない
- SCP-096:青白い人型アノマリー。普段はおとなしいが、その顔を見たプレイヤーに容赦なく襲いかかってくる。目が合うことを避ける必要がある
- SCP-939:目が見えない代わりに聴覚に優れ、人間の声を真似する猛禽類。ゆっくりと静かに移動しなければ餌食にされてしまう
- SCP-106:地上から出現し、負傷したプレイヤーを追いかけてくる容赦の無いハンター
ゲームシステム
- ボディカメラ:各マップのスポーン地点から、プレイヤーは機動部隊のバンにアクセスできる。ここには特別な監視システムがあり、 左画面にはチームメイトのボディカメラ映像を表示。リアルタイムで互いの現在位置を追跡できる
- マップシステム:監視システムの右画面には、区分けされたマップが表示。SCPが活動中のエリアは赤く光る
- カントカウンター:機動部隊が使うSCP検出デバイス。アラームを放ち、SCPが近づくと音が大きくなる
- ボイスチャット:フレンドのボイスチャット音量は、ゲーム内の距離に依存する。離れるほど声が小さくなりコミュニケーションが困難に
SCP収容に役立つインベントリ・システム
- 武器:アノマリーを無力化するか、殺傷する。弾薬は限られているため戦略的に使う必要がある
- フラッシュバン:SCPを短時間スタンさせられる
- ノイズ発生器:特定の場所にSCPを誘導。SCPを罠にかけたり、SCPに見つかるのを回避できる
他にもSCPの発見と交戦に欠かせないその他の装備が、開発が進むにつれて追加されていくという。
ミッション
エンドレスモードの他に、ストーリー主導型モードも搭載。機動部隊をテーマにしたもの以外の、独自のストーリーや目標がある。
- インシデント 096-1-A: 住宅地から離れた山間の農場が舞台。機動部隊は、エリアに散らばったSCP-096の写真を回収する。写真を回収後、SCP-096の顔を見ないようにしながら再収容しなければならない
- オペレーション 058-25-B:カオス・インサージェンシーのキャンプに潜入し、SCP-058を収容。安全に財団まで帰還する。ステルスとチームワークが重要な、極めて危険なミッション
- 「瞬きをするな」:SCP-173とともに、狭苦しい研究所に閉じ込められた研究員となる。SCP-173から目を離さないようにしつつ、チームメイトと協力して脱出方法を探す
それぞれのミッションが、チームでの協力を重視した戦略的なものになっている。エンドレスモードは、ランダムなSCPと遭遇し続けるという、リプレイ性の高いゲームモード。
エンドレス用マップ
エンドレスモード用には現在、3種類のマップが用意されている。ストーリーミッションの一部として、追加マップもリリース予定。
- ハンティング・キャンプ
- 廃棄された施設
- 退避後の地下鉄駅
「SCP財団」と聞いてピンと来ない方も多いかもしれないが、ゲームを進めるのに前提知識は求められない。12月27日まで25%オフのセールも実施しているので、ホラーシューターをライブラリに集めている方はこの機会にプレイしてみてはいかがだろうか。
参考:エイプリルフール時の記事
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Steam
コメント
コメント一覧 (1件)
これ良いかもな
コンテンツワーニングとかリーサルカンパニー風でscpは中々面白そう
あとは今後力いれて色々と追加したりしたらもっと良いな