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「リーク多すぎ」「偽データで釣ってる?」 『マーベル・ライバルズ』コミュニティの疑問に開発スタッフが回答

"偽データ"を作ってリーク対策? 『マーベル・ライバルズ』コミュニティでの騒動に開発スタッフが回答 「答えはNO」
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昨今のゲーミングコミュニティでは、ゲームデータを解析して今後のコンテンツを予想することが常態化している。専門外の人々には意味不明なコードから今後の展開を占ってみせる「データマイナー」たちは、スタジオ内部の情報を勝手に横流しするリーカーたちと同じく注目を集める存在だ。

しかし、ヒーローシューター『マーベル・ライバルズ』のコミュニティでは昨今、このデータ解析をめぐって騒動が起きていた。もしかしたらデータマイナーたちは、開発者の手のひらの上で踊らされているだけなのかもしれない...? その答えが明かされたようだ。

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『マーベル・ライバルズ』のリークが多すぎて不自然?

"偽データ"を作ってリーク対策? 『マーベル・ライバルズ』コミュニティでの騒動に開発スタッフが回答 「答えはNO」
Steam Charts

『マーベル・ライバルズ』は好調に、ヒーローシューターの新定番としての地位を確立しつつあるようだ。Steam Chartsによると記事執筆時点でも平均25万人ものプレイヤーがおり、Steamの世界に限って言えば、『Counter-Strike 2』に続く最上位クラスのタイトルになっている。

一方で、注目度が高い分だけ未発表コンテンツに関する噂話も絶えない。現在もデータマイナーや自称リーカーたちが積極的に活動しており、これまでも「デッドプール」など、未実装ヒーローたちの情報が立て続けに報告されてきた。

春節イベントの頃には、とりわけ大きな情報が舞い込んだ。マーベル作品の中でも人気の高いヒーローチーム『X-MEN』のキャラクターたちが、今後『マーベル・ライバルズ』に登場すると一斉に"リーク"されたのだ。

X0XLEAKをはじめ、データマイナーや自称リーカーたちが言うには、「プロフェッサーX」、「サイクロップス」、「ジュビリー」、「ローグ」、「スプライト」、「コロッサス」、「ガンビット」といった面々がプレイアブルになるという。さらに「プロフェッサーXはサポート(ストラテジスト)」など、一部のヒーローはゲーム内ロールも判明済み...とされている。

噂話に熱狂する海外コミュニティの人々。しかし冷静に数えてみると、これまで「今後登場する」とリークされたヒーローは既に20人以上にもおよぶ(参考:DEXERTO)。開発スタッフからは『マーベル・ライバルズ』の新ヒーロー追加ペースは1.5ヵ月に1人と解説されている点を踏まえると、いくらなんでも多すぎるうえ、開発側が1年以上先のことを既に決定していることにもなる。

本当に全員リリースされるのか。コミュニティ内で微妙な空気が広まっていく。

データマイナーたちは「釣られている」?

そんな中、Discordコミュニティから不穏な一報が届く。これをXで紹介したKelbertは、「150万ものインプレがあった」として保身のためにも投稿を既に削除したが、それだけ大きな反響を呼ぶ、衝撃的な内容がそこに記されていた。

それは「データマイナーたちは偽のデータに釣られている」というものだ。彼らがゲームファイルの解析を通じて発見したヒーローたちの情報は、実際には、開発者たちがリーカーたちを騙すために「埋め込まれた」可能性があるという。

Discordの投稿者は、「100%の保証はないが」とことわりつつも、「本当に実装予定のヒーロー」と「フェイクヒーロー」をはっきりと区別して示した。大きな期待を集めた『X-MEN』のヒーローたちも、軒並みフェイクだったのだろうか。

この話は海外コミュニティに瞬く間に広がり、「釣られた」データマイナーたちは一転して矢面に立たされた。

しかしデータマイナーたちは「偽コードではない」と反論。こちらも「100%確定したわけではないが」としつつ、実際に未実装ヒーローたちのコードをスクリーンショットで紹介した。

そこには確かに、ガンビットなど多くのヒーロー名、ゲーム内ロール、アビリティの情報が記載されていた。一部のキャラクターにはさらに、セリフつきのイベントや、その能力に関連するゲームプレイタグなどがついており、ただの「釣り」にしては労力がかかりすぎていると指摘された

しかし、プレイヤーたちの反応は慎重なものだ。本物であればそのヒーローのファンは嬉しいかもしれないが、「(もし偽コードなら)開発者はなんでこんなことに時間を浪費するのか、まったく理解できないよ」と呆れる声も見られる。

大注目された『X-MEN』の噂だが、結局これは開発者たちによる入念なリーク対策だったのだろうか。いずれにせよ、公式から新ヒーローの発表があるまで答え合わせはできないため、この話も自然と立ち消えていった。

わざと偽のコードを? 開発者は「NO」

"偽データ"を作ってリーク対策? 『マーベル・ライバルズ』コミュニティでの騒動に開発スタッフが回答 「答えはNO」

1月にコミュニティを騒がせたこの出来事だが、最近になって開発者からのコメントが得られた。IGNとのインタビューで、プロデューサーのWeicong Wu氏はデータマイニングについて次のように答えている。

「まず言いたいのは、(ゲームの)ファイルに手を加えるのは推奨しないということです。また、各キャラクターのデザインは実際のところ、非常に複雑なプロセスから成り立っていることを理解して欲しいのです。私たちは多くのコンセプトデザインやテスト、プロトタイプの作成や開発などを行っています」

「つまり、ゲームのコードに何らかの情報が残っている可能性はあります。(コードに未実装ヒーローの名前が見つかったら)その方向でテストしているという意味かもしれませんし、今後の計画で登場する可能性もあれば、登場しない可能性もあるでしょう。しかし今後の開発計画の中に組み込まれるかどうかは、プレイヤーの皆さんがどのようなゲーム体験を期待しているかに大きく依存しています」

データマイナーたちを騙すために、開発者はわざと偽データを仕込んでいるのか。この質問に対し、エグゼクティブ・プロデューサーのDanny Koo氏は、はっきり「NO」と答えている。

「10年規模の開発計画が存在するのであれば最高ですね。しかし、チームは数多くのプレイスタイルやヒーローの実験をしているので、誰かがメモを書き散らして、そのノートがデータの中に残っているようなこともあるんです。そして誰か(データマイナー)がそれを、話の流れを理解せずに開いてしまうんです」

「(わざと偽データを仕込んでいるか?)答えは『NO』です。私たちはそれよりも、実際のゲームの開発に時間を費やします」

まとめると、開発側はさまざまな未実装ヒーローを実験しているのは事実。その痕跡がゲームファイルに残っているのも事実だ。しかし、新コンテンツとして実装されるかどうかは別の話で、あくまでプレイヤーがそれを期待しているかによるという。そして何より、「データマイナーを釣るための偽コード」などというものを作っている暇はない。

どんなヒーローが今後実装されるのか。シーズン2など近い将来のことは既に決まっていると思われるが、「リークされた」とされる20人以上の情報の真偽については、開発側さえも確定したものを持っていないと思われる。

一方で開発側は、プレイヤーが何を期待しているのかに常に注目し、その意見を大切にしている点は覚えておきたい。

つい先日も、「ランクを(シーズン終了時ではなく)ミッドシーズンでソフトリセットする」ことを発表したが、コミュニティから大きな批判を受け、半日で発表を撤回。ミッドシーズンではランク報酬を配布するのみとなった。この対応スピードにはコミュニティの人々も感謝を述べている。

同じように、実装して欲しいヒーローたちについても、毎日その話をしていれば開発者たちも興味を持ってくれるかもしれない。データマイナーやリーカーの話はあくまで話半分に聞きつつ、純粋に『マーベル・ライバルズ」の話をコミュニティで楽しみながら、次の発表を待ってみてはいかがだろうか。

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Source: IGN, X

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