Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のeスポーツ競技シーンでは、日本時間8月17日より夏の世界大会に相当する「Six Mexico Major」が開催中。今回はそのグループステージDAY1の結果をお届けします。
SIX MEXICO MAJORが開催中
シージeスポーツ競技シーンでは夏のリーグ戦に相当するステージ2が既に終了しており、日本時間8月17日からは、このステージ2で高い成績を収めた世界の16チームがメキシコに集結、夏の世界大会「Six Mexico Major」でステージ2チャンピオンの座をめぐって激突します。
日本からは、ステージ2で無敗、国内リーグRJLでも無敗優勝を達成するなど絶好調のCYCLOPS athlete gamingが出場中。グループ分けでは、ブラジルのTeam oNe、アメリカのSoniqs、そしてフランスのBDSと同組となっています。
なお本大会は開催前に、オーストラリアチームKnightsが新型コロナウイルス感染症に伴う同国政府の出国制限措置により、メキシコへの渡航がかなわず出場辞退となっています。これにより、Majorは15チームによる開催となり、Knightsには13位~16位に相当するグローバルポイントが保証されます。
DAY1の結果
- DAY1の結果
- BDS Esport vs CYCLOPS athlete gaming(7-3)
- BDS Esport vs Team oNe eSports(7-4)
- DarkZero Esports vs G2 Esports(7-2)
- DarkZero Esports vs Ninjas in Pyjamas(7-8)
- Susquehanna Soniqs vs Team oNe eSports(8-7)
- Susquehanna Soniqs vs CYCLOPS athlete gaming(4-7)
- DAMWON Gaming vs G2 Esports(7-4)
- DAMWON Gaming vs Ninjas in Pyjamas(機材トラブルでDAY2に延期)
- Natus Vincere vs Spacestation Gaming(4-7)
- Team Liquid vs TSM(7-4)
- Team Liquid vs Team Empire(7-5)
- FURIA Esports vs Spacestation Gaming(8-7)
- Invictus Gaming vs TSM(7-5)
- Invictus Gaming vs Team Empire(6-8)
日本CAGは1勝1敗でDAY2へ
日本からAPAC(アジア太平洋)地域の代表チームとして出場するCAGは、開幕戦となるフランスチームBDSとの第1試合では「クラブハウス」で3-7と敗戦し、その後アメリカのSoniqsとの対戦となりました。マップBANを経て決まった「山荘」は、過去のデータからSoniqsの得意マップではないかと危ぶむ向きもありましたが、このSoniqsに対しCAGは今日までの準備をぶつける形となりました。
防衛から入ったCAGはAnitun選手のClash(クラッシュ)を使った作戦でSoniqs側に対応を迫りつつ、Gatorada選手とBlackray選手のガンファイトでうまく時間やキルを稼ぎ、3-3で折り返すことに成功します。
攻撃に転じてからは一気に爆発。巧みに緩急をつけたCAGらしい立ち回りや、冴えたアイデアの数々は北米代表チームにも通用し、試合は7-4でCAGが勝利。DAY1の2試合を1勝1敗で終え、続くDAY2の戦いに備えます。
CAGの組み込まれたグループAでは、BDSが2勝でリードしています。また、他の注目チームに目を向けると、北米の強豪TSMは初日で意外な2戦連敗を喫しています。TSMはMerc選手が欠如となり、急きょPojomanコーチがチームに加わっていましたが、大ベテランプレイヤーでもあるPojomanでも、やはりシックスメジャーの場、それも死の組とされるグループDではMercの穴を埋めきれなかったようです。
5月にインビテーショナルを席巻したブラジル勢は、世界チャンピオンNiPがオーバータイムでDarkZeroを下して1勝。名門Team Liquidは2連勝で好スタート。Furiaは1戦1勝。しかしTeam oNeは2戦2敗と後れを取っています。なおDAY1で行われる予定だったNiPとDWGの試合は、現地会場の機材トラブルにつきDAY2に延期されています。
韓国DWG KIAが名門G2下す
毎回予想外のドラマが見られるシージ世界大会ですが、メキシコメジャーのDAY1でも早くも波乱が起きました。EUの名門チームであり、シージ界で数々のチャンピオン記録を持つG2 Esportsは、初戦のDarkZeroに2-7と思わぬスコア差でつまづいた後、韓国チームDWG KIAとの初対決で1勝1敗を目指します。
一方でDWGは、2021年度に結成されたばかりで、このメジャーにもAPACプレイオフからの出場。APACではその存在感を着実に高めつつあるチームですが、前評判では圧倒的にG2優位とされていました。
しかし2-4で防衛を終えた後、DWGはその完成度の高さをいよいよ世界に見せつけます。フラッガーのRIN選手を中心に、撃ち合いの強さと連携の巧みさで、DWGはG2の防衛戦術を解体することに成功。終わってみればG2相手に攻撃側で5連取して7-4と、堂々の勝利を飾りました。DAY1ではAPAC勢3チームがそれぞれ1勝ずつ上げてグループステージ突破を目指す、堅調な立ち上がりとなっています。
配信情報
「Six Mexico Major」の配信は以下のサイトから、日本人キャスターによる実況・解説つきで行われます。なお英語ではA配信とB配信に分かれており、日本語で配信される試合はグループステージ全日程の約半分となります。
- 配信サイト
- YouTube: レインボーシックス シージ ESPORTSチャンネル
- Twitch:レインボーシックスシージJP
- キャスター
- ふり〜だ(Team GODSGARDEN所属 Twitter:@frieda0914)
- ともぞう (Rainbow Six Siege公式キャスター Twitter:@tom85y)
- Okayama(Twitter:@TDokayama)
- Kemical(Rainbow Six Siege公式キャスター Twitter: @KemicaLr6s)
- CrazyPapiyoN (元GUTS Gaming所属、e-Sportsコメンテーター、ストリーマー Twitter:@CrazyPapiyooooN)
コメント
コメント一覧 (3件)
もう野良連ガーとは言わせないな
CAGは3勝1敗で予選突破濃厚だ
DWGvG2は正直DWGが勝つんじゃないかと思ってたわ
今のG2は、EUのリーグ戦終わってからGSAで連敗しまくってて、明らかに調子悪そうだったもの
DZ戦で同じ負け方繰り返してるの見てやばいなと思った