エーペックスレジェンズ:カタリストのピック率急増、シーズン16で再評価&最新メタの中心に?

エーペックスレジェンズ:カタリストのピック率急増、シーズン16で再評価&最新メタの中心に?
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Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』は、シーズン16「大狂宴」アップデートでさまざまなレジェンドに調整が入ったことで、対戦環境への大きな変化が予想されていました。

最新のメタはどのようになっているのでしょうか。間もなく再開されるプロ競技シーンALGSのスクリムの模様にそのヒントが見られ、どうやらシーズン15で実装されたレジェンド・カタリストに注目が集まっているようです。

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カタリストのピック率が急増している

エーペックスレジェンズ:最新メタはカタリスト? シーズン16環境で評価高まりピック率急増中
プレマス帯ピック率。カタリストは3.5%と中間層にいる(Apex Legends Statusより3月6日時点)

ハイレベルなロビーでカタリストの人気が突き上がっている理由についてどう思う?

Redditのエーペックスサブレでは先日、そんな疑問が投げかけられていました。実際に非公式トラッキングサイトのApex Legends Statusで確認しにいくと、確かにプレマス帯における彼女のピック率は3.5%と、中間くらいの位置にいることが分かります(3月6日時点、なおプレマス帯はデータの母数が少ない点はご留意ください)。

エーペックスレジェンズ:最新メタはカタリスト? シーズン16環境で評価高まりピック率急増中
カタリストのピック率の推移(右下の紫線)。シーズン16から評価が上がりつつある

シーズン16のパッチノートではカタリストに調整はありませんでしたが、ピック率の推移の方を見ると、やはりシーズン16が始まって間もない2月20日から、彼女のピックが急増していることが分かります。

震源地は北米の競技シーンか

カタリストが増えた理由については諸説ありますが、震源地の1つとして上げられそうなのが、コミュニティへの影響も大きい北米のプロ競技シーンです。

エーペックスレジェンズ』の公式プロeスポーツALGSでは、間もなく日本時間3月12日より、2022-23シーズンの後半戦にあたるスプリット2がスタート。現在プロチーム間では、スクリムを通じて最終調整が行われているところです。

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2月21日時点の北米スクリム(全体)。既に7チームがカタリストを採用している

エーペックス競技シーンのサブレに掲載されている北米チームのスクリムの模様を確認してみると、2月21日の時点で、スプリット1プレイオフにおけるチャンピオンチームTSMを含め、7チームがカタリストを採用したことがRedditユーザーを驚かせていました。

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3月6日時点の北米スクリム(グループB vs C)。カタリスト+シアに、スカーミッシャーまたはバンガロールを加えた編成が目立つ

この時点ではまだ「色んな構成を試しているだけ」とも解釈できますが、その後の3月6日時点のスクリムの結果(グループB対C)を見てみると、カタリストが増えていることが分かります。

このスクリムでは、実に20チーム中13チームがカタリストを採用。上位9チームはすべて採用しています。さらによく見ると、シーズン16でスキャン性能を弱体化されたはずのシアが20チーム中19チームに採用されており、「カタリスト+シア」のコンビに、移動力を支援できるスカーミッシャーのレジェンド、またはバンガロールを加えた構成が研究されていることがうかがえます。

カタリストは「コントローラー」かつ攻防共に便利

カタリストの評価について見ていくと、現環境のコントローラー(コースティック、ワットソン、ランパート、カタリスト)のクラス評価が高いことに加え、カタリストは多目的に使えて攻防共に便利であることで、ピックしやすい選択肢となっているようです。

「コントローラーはビーコンにアクセスできるから、ポジションを考えるのに便利だよね。(中略)シアで壁越しにスキャンしてきたり、ホライゾンで跳び越えてきたりするプレイヤーも減ったから、彼女のプレイが見られるようになったんだ。今コントローラーのレジェンドは全員、高みを目指すどんなランク帯のチームにもピックする価値があるよ

Catalyst Piercing Spikes
シーズン15実装時はインパクトが無かったことがピック率からも分かるが、シーズン16環境になって利便性が評価されている

彼女のパッシブアビリティ「レインフォース」や戦術アビリティ「スパイクストリップ」は、ローテートの際に便利なだけでなく、撃ち合いになったら相手チームの1人を孤立させるような使い方も可能。上手く使いこなせるプレイヤーに渡すと手に負えなくなるタイプの、練習し甲斐があるレジェンドです。

「最初にスキルについて読んだときは『うーん』って思ったけど、彼女で何回も勝利した後、プレイしてみたら彼女のスキルはかなり強いことに気付いたんだ。ドアをバリケード化して敵のラッシュから守れるし、蘇生のときやリグループにも役に立つ。戦術アビリティはドアを破られた後の敵のスローダウンができてとても良い。そしてアルティメットはチーム全体での戦いになったときに、色んな方法で背後を守ってくれる」

シアとのコンボも極悪

カタリストには同郷人であるシアともコンボがあり、2人でアルティメットを発動することで、短時間の擬似ウォールハックができます。

競技シーン向けプライベートコーチをしているTeQ氏も、このコンボには「見えもしないチームに400ダメージ出すことができていいのか」と、修正を求めているほどの極悪さです。

シーズン16におけるカタリストのピック急増は、元々のアビリティの便利さに、ホライゾンやシアが弱体化されて出番が増えたことや、コントローラーのパッシブ能力追加(次のリング収縮位置が分かる)など、複数の要素が合わさった結果であることが分かりました。

(シアがプロに使われ続けている理由については今回掘り下げませんでしたが)現環境のカタリストに興味を持たれた方は、ぜひフレンドと一緒に「カタリスト+シア」コンビでランクマッチに乗り込んでみてください。競技シーンとゲーム内とではやっていることが大きく異なるとは言え、プロチームが彼女に価値を見出している理由を、多少なり垣間見ることができるでしょう。

  • タイトル:Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
  • 配信日:2019年2月5日
  • 対象機種:PS4, PS5 / PC (Origin, Steam) / X1, Xbox X | S / Switch
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Source: Reddit

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