12月8日に行われた「The Game Awards 2023」の中で、スウェーデンのゲームスタジオ10 Chambersは、4人協力型ホラーFPS『GTFO』の最終章「DUALITY(デュアリティ)」を発表。8番目のランダウン(R8)が実装される(詳細記事)。
都内で行われたメディア向けイベントで、「ランダウン #8」を先行体験させてもらった。このときのプレイを参考に『GTFO』のゲームの流れを紹介しよう。まずは下記映像をご覧いただきたい。
『GTFO』ストーリー最終章「DUALITY」先行プレイ
ここでは新たに登場する「ランダウン #8」のうち、最低難易度である「A1」を選択。指示された目標は、「マター・ウェーブ・プロジェクター」なる装置を入手することだ。早速先に進んで行く。
最初は画面の暗いおつかいゲームのように感じるかもしれないが、よく見るとステージ内はバケモノだらけだとすぐに気付く。
敵たちは眠っているかのようにおとなしいが、プレイヤーの発する光や音に敏感に反応し、攻撃してくる。走って敵を撃つタイプのゲームとは異なり、『GTFO』ではとにかく静かに行動しよう。
ターミナルやマップを活用しつつ4人で行動
各ステージは「ゾーン」と「サブゾーン」で構成されており、スタート時点では「マター・ウェーブ・プロジェクター」がどこにあるのか分からない。そこで各ゾーンに置かれている「ターミナル」を使い、目的地を自分たちで調べていく。
マップ画面もあり、プレイヤーがそれぞれマウスで描き込みできるようになっている。どのルートで目的地に向かうか相談したりするのに便利だ。
今回の場合、目的地は「ゾーン273B」と分かった。しかし、このゾーンの扉を開けるためには「KEY RED 599」なるカードキーが必要だと判明。そこで、まずはカードキーを探して別のゾーンに...、といった具合に、複数の段階を経ながらステージが進行していく。
体力や弾薬は有限、リソース管理が重要
戦闘になると弾薬を消費し、攻撃されれば体力も減る。『GTFO』のハードコアな点は、プレイヤーたちの体力や弾薬のリソースが限られていることだ。今回の探索の目標は「マター・ウェーブ・プロジェクター」の回収だが、戦闘で激しく消耗したら、回復アイテムや予備の弾薬も自分たちで探さなければならない。
そして、たとえロッカーから回復アイテムを見つけても、全員分あるという保証はない。誰の生存を優先させるべきか、チーム内で相談することになる。ちなみに『GTFO』にはフレンドリーファイアもあるので、戦闘ではお互いの位置取りにも注意しなければならない。
単に目標を達成するだけでなく、どうやってそれを達成するか、フレンドと相談しながら進めていくのが面白い。ステージに制限時間はないため、最も安全な方法で進めることもできるし、腕に覚えがある4人なら最速クリアを目指しても良い。
コンソール版『GTFO』も?
現在はPC・Steam版のみの『GTFO』だが、10 Chambersによると、今後はコンソールに展開していく計画もあるという。フレンド4人と一緒に作戦を練りつつじっくり進んでいくゲーム性は、PlayStationなど他のプラットフォームのユーザーでも遊びやすいだろう。『GTFO』の最新ランダウンに挑みつつ、今後の発表を心待ちにしたい。
最新作『Den of Wolves』
10 ChambersはTHE GAME AWARDS 2023:にて、『GTFO』の最終章と同時に、最新作『Den of Wolves』を発表した。こちらは4人協力型の強盗FPSとなる(詳細記事)。
- タイトル:GTFO
- 発売日:未発表
- 対象機種:PC(Steam)
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Pressrelease, In-Game
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