『HYPERCHARGE: Unboxed(ハイパーチャージ アンボックス)』はイギリスのDigital Cybercherriesが手がけるFPSおよびTPSタイトル。プレイヤーは個性豊かなアクション・フィギュアとなって戦うのが特徴で、ソロおよびオンラインのPvEモード、最大8人で対戦するPvPモードが用意されている。
もともとは2020年にSteamにてPC版がリリースされた『HYPERCHARGE』だが、2024年5月31日にXbox版がついにリリース。わずか5日ほどで約50,000本を売り上げ、海外ゲーマーを中心に好評を博している。
Xbox版『HYPERCHARGE: Unboxed』が好調な出だし
- Steamストアページ
- Epicストアページ
- Xboxストアページ
- Xbox Game Passには含まれない
- PlayStation版はなし
- Switch版は海外ストアのみ
『HYPERCHARGE』は、アクション・フィギュアとなって戦いを繰り広げるシュータータイトル。映画『トイ・ストーリー』や『スモール・ソルジャーズ』を連想させる、子供時代に親しんだ光景でのゲームプレイが魅力。一人称視点がベースだが、ゲーム中にカメラ切替えキーを押すだけで三人称視点にも切り替えられる。
PvEモードはタワーディフェンス型シューター
『HYPERCHARGE』ではおもちゃ屋の店内や、一般家庭の屋内でアクション・フィギュアが跳び回るアートデザインが面白い。マップは上下差のある立体構造で、プレイヤーはジャンプ、ダブルジャンプ、スーパージャンプ、さらにはジャンプパッドを使って三次元的に素早く立ち回る。
一方ではシンプルなクラフト要素もある。クレジットを集めて「防壁」や「マシンガン砲塔」のようなオブジェクトを設置し、自分のチームを強化。PvEではこれを活用し、次々に迫り来る敵のウェーブを迎撃するタワーディフェンス型のゲームとなる。
PvEモードでステージクリアをしていくと、コンテンツがアンロックされていく。アンロック要素は600点以上。本体は有料タイトルだが、その分すべてのゲーム内コンテンツを課金なしで集められる。これにはキャラクターのカスタマイズアイテムも含まれる。
また、ステージには入り組んだ場所もあり、隅々まで探索して隠しアイテムを収拾していく楽しみ方もある。
PvPには5つのモード
PvPには5つのモードが用意されている。
- デスマッチ:他のプレイヤーと対戦
- チームデスマッチ:4人でチームを組み、敵チームと対戦
- インフェクション:生存者と感染者チームに分かれて対戦
- キング・オブ・ザ・ヒル:指定されたゾーンの争奪モード
- バッテリーキャプチャー:相手チームのバッテリーを回収し、自陣に持ち帰る
『HYPERCHARGE』は画面分割やローカルマルチ、クロスプレイにも対応。プラットフォーム間のクロスセーブは今後実装予定。前述の通り課金なしで全コンテンツをアンロックでき、これはオフラインプレイのみでも達成できる。フレンドの代わりに、ボットを入れてプレイすることもできる。
5日で約50,000本の売上達成
Digital Cybercherriesは、設立時のスタッフがわずか5人。現在でも6人ほどという超小規模スタジオ。しかし『HYPERCHARGE』はそのシンプルかつノスタルジックなゲーム性が注目されてか、Xbox版リリース後から24時間で25,000本を売り上げ。さらに記事執筆時点で約50,000本の売り上げを達成している。世界のインディーズ系スタジオにとっても励みになる話だ。
残念ながらPlayStation版はなく、Xbox Game Passにも含まれていない。
Steamにはデモ版があり、シングル用の一部コンテンツと、ボットとの対戦モードを試せる。興味のある方はまずデモ版で『HYPERCHARGE』の世界観に触れてみてはいかがだろうか。日本語訳は脱字が目立つなどやや不十分な品質だが、ゲームのコアの部分を知るには問題ないだろう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: X
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