NetEase Gamesは『マーベル・ライバルズ』における最初のアップデート「シーズン1」の変更内容を記載したパッチノートをリリースした。シーズン1「明けない夜の到来」は日本時間1月10日午後6時スタート。
注目ポイントの1つは、正式リリース後の本格的なヒーロー・バランス調整。33名のうち24名にさまざまな強化・弱体化が実施された。さらにトーナメントに仲間とともに自動サインインできる新機能や、ストリーマーモードの搭載。マウスやグラフィックの設定項目増加など、よりスキルを極めたいプレイヤーにもうれしいアップデートとなる。
『マーベル・ライバルズ』シーズン1
ヴァンガードのバランス調整(5名)
キャプテン・アメリカ
「スティーブの生存力を強化し、より頻繁に戦闘に入ったり、離脱したりできるようにしました」
- 「絶対意志」使用後、シールドが回復するまでのディレイ時間を3秒から2秒に短縮
- 「破竹の勢い」のクールダウンを12秒から10秒に短縮
- 基礎HPを650から675に上昇
- 「フリーダム・コール」(アルティメット)のコストを3400から3100に減少。使用後、1秒ごとに得る追加HPを110から100に減少
ドクター・ストレンジ
「ソーサラー・スプリームが脅威となる射程を短縮し、防御にまわるべき機会を増やしました」
- 「ダークスパイラル」と「ガンマスパイラル」に距離減衰の仕様を追加5メートルから減衰が始まり、8メートルで70%に減少する
- 「セラフィムの盾」使用後のシールド回復値を、毎秒80から毎秒70にやや減少
ソー
「雷神は生存力をわずかに高め、アルティメットの成功率を向上させられるようにしました」
- 基礎HPを500から525に上昇
- 「ゴッド・オブ・サンダー」(アルティメット)発動中は、操作制御効果が無効になった
ハルク
「環境を支配してきたバナー博士ですが、戦場に出た際に発揮するその戦闘力の安定感を引き下げました。これにより、他のヴァンガードたちと同等の強さになるでしょう」
- ヒーロー・ハルクの「レジリエント・シールド」によるガンマシールドの値を250から200に減少
ヴェノム
「生存力とアルティメット・アビリティの脅威度を高めることで、この異星シンビオートはすべての敵チームの後列にとって恐るべき存在となるでしょう」
- 「痛みの加護」で得られるボーナスHPの割合を、失ったHPの1倍から1.2倍に増加
- 「ラグジュアリーフィースト」(アルティメット)の基礎ダメージを40から50に増加
ファイターのバランス調整(14名)
ブラックパンサー
「戦闘におけるティ・チャラの生存力をやや低下させました」
- ヴィブラニウム・マークを持つ敵に「スプリントタックル」を当てて得られる追加HPを、40から30に減少。得られる追加HPの上限を120から75に減少
ブラック・ウィドウ
「各アビリティを使うときの体験について評価したところ、ナターシャには最適化が強く求められていました。また、アルティメット・アビリティの脅威度をやや高める必要もありました」
- 「エージェントの必殺技」の初撃の射程を半径3メートルから5メートルに延長
- 「ファストトラック」で、スタミナ0から最大まで回復するのに必要な時間を12秒から4秒に短縮
- 「ブラズマ・エクスプロージョン」(アルティメット)が最大パワーに達するのに必要な時間を1秒から0.6秒に短縮
ホークアイ
「中~遠距離におけるダメージ能力を引き下げることで、この卓越した射手が脅威となる交戦範囲を狭めることにします。また、近距離戦での抵抗力はやや向上させています」
- 「ブラスト・アロー」のうちの2本の矢が広がる角度をやや狭めた
- パッシブアビリティ「威風堂々」が起動する距離を60メートルから40メートルに短縮
- このパッシブによる追加ダメージの最大値を80から70に減少
ヘラ
「死の女神は厄介なファイターになっているため、戦闘における強さをやや引き下げることにします」
- 基礎HPを275から250に減少
マジック
「リンボの女王には、アルティメット・アビリティを解き放った後の脅威度を高める必要がありました」
- ダークチャイルドに変身中の「ダークネスアサルト」のダメージを115から135に増加
ムーンナイト
「コンスの拳は、アルティメット・アビリティの脅威度がやや高まるようになるでしょう」
- 「コンスの拳」(アルティメット)で生成される拳の数を10から14に増加
- 拳ひとつの爆発範囲を半径4メートルから5メートルに拡大
ネイモア
「ネイモアが卵を投げる際の操作感を最適化します!」
- 「水族支配」と「フローズン・スポーン」を投げる際の操作感を調整
- ネイモアは望んだ通りの場所に、これらをより正確に投げられるようになった
サイロック
「このデーモン・スレイヤーのアルティメットに、他のヒーローたちが対抗できる手段を増やしました」
- 「奥義・蝶影の一閃」(アルティメット)は、バリア系アビリティ(マグニートーのアイアンシールドやハルクのレジリエント・シールドなど)を確認するようになった
パニッシャー
「フランクの武器のダメージ能力をやや引き上げました」
- 「審判者」と「ターミネーター」の弾拡散度をやや狭めた
スカーレット・ウィッチ
「ファイターやストラテジストと対峙した際の、ワンダの戦闘能力を高めます」
- 「マジックコントロール」の固定ダメージを毎秒50から毎秒60に増加
- 1秒あたりの割合ダメージは5%から3%に減少
- 「カオス・ブラスト」のミサイルのダメージを30から35に増加
ストーム
「天候を操る魔女には、ダメージ能力に全体的な引き上げが必要でした。左クリックで風の刃を放つ操作感や、アルティメット使用時の体験を最適化させています」
- 「風の刃」の発射スピードを100m/sから150m/sに上昇。ダメージを50から55に増加
- 「稲妻激流」のダメージを70から80に増加
- 「オメガストーム」(アルティメット)使用時、ストームのボーナスHPを350から450に増加。さらにこのアビリティ終了時、即座に追加分のHPが失われることはなくなった。ただし1秒あたり100HPの速度で減っていく
スクイレル・ガール
「ドリーンともふもふの仲間たちの、アルティメットの脅威度を高めています」
- 「リス軍団、必勝」(アルティメット)に新たな効果を追加。リスたちは突進するとランダムに跳ね返るのではなく、最も近くにいる敵に突進していくようになる
- リス軍団のHPを600から300に減少
ウィンター・ソルジャー
「バッキーについては、遠距離戦における強みは引き下げ、近~中距離戦での生存力を高める調整をします」
- 「ソウルチェーン」と「爆裂電流」で得られるボーナスHPを30から40に増加
- 「エンバー採決」の弾丸のダメージを70から75に増加
- 範囲ダメージは70から65に減少。ダメージの減衰は「40メートルで65%」から「40メートルで60%」に減少
- 基礎HPを250から275に上昇
ウルヴァリン
「ローガンは基礎的な戦闘力が上昇しますが、ビーストロアを起動した際に追加される生存力はやや減少します」
- 基礎HPを300から350に上昇
- 「ビーストロア」によるダメージ軽減率を50%から40%に減少
ストラテジストのバランス調整(5名)
クローク&ダガー
「タイロンとタンディの回復力を高めるとともに、アルティメット・アビリティでカバーできる範囲を拡大します」
- 「ダガーストーム」のクールダウンを15秒から12秒に短縮
- 「光と影」(アルティメット)のダッシュ数を3回から4回に増加
ジェフ・ザ・ランド・シャーク
「彼のアルティメット・アビリティの範囲を調整し、その警告マーカーによりうまく合わさるようにしました。また、彼の回復力も上昇させています」
- 「ジェフ参上!」(アルティメット)の範囲を調整。直径10メートルの球体フィールドから、直径10メートル、高さ5メートルの円柱フィールドとなる
- 「アクア・ライフ」の回復量を毎秒140から毎秒150に増加
ルナ・スノー
「ルナがダンスをキメる瞬間を誰もが楽しんでいましたが、彼女のアルティメット・アビリティには調整を施し、その回復力を乱用できないようにしました」
- 「運命のシンフォニー」の、回復とダメージ増加バフを切り替えた際の中間状態を、0.1秒から0.5秒に延長
マンティス
「マンティスが地面から浮かんでいるような感じを少くすることで、動きまわりながらサポートできる力を引き下げています」
- 「自然の恵み」(パッシブ)による移動速度ブーストを、2.5,/sから1.5m/sに減少
ロケット・ラクーン
「ロケットの回復力は強化を受けた方が良いでしょう」
- 「ヒーリング・ボール」の1回あたりの回復量を60から70に増加
バディスキル
ホークアイ - ブラックウィドウ
「ホークアイの制圧力をさらに引き下げるため、シーズンボーナスを減少させます」
- ホークアイのシーズンボーナスを20%から15%に減少
ヘラ - ソー - ロキ
「ホークアイと同じく、ヘラの圧倒的なパワーはやや減らされます」
- ヘラのシーズンボーナスを20%から15%に減少
ルナ・スノー - ネイモア
「ネイモアのフローズン・スポーンの脅威度を高めます」
- フローズン・スポーンのダメージを25から27に増加
- フローズン・スポーンが、命中した敵に与えるスロー効果を25%から30%に増加
- 狂暴状態でのフローズン・スポーンのダメージを16から18に増加
ロケット・ラクーン - パニッシャー - ウィンター・ソルジャー
「ロケットの最強ツールがもっと何度も使えるようになります!」
- 「量販兵器」のクールダウンを45秒から40秒に短縮
スカーレット・ウィッチ - マグニートー
「やや期待を下回るパフォーマンスだったので、この親子のバディスキルによるダメージ能力を強化します」
- 「メタリック・フュージョン」の飛翔体ダメージを55から60に増加
- 「メタリック・フュージョン」のスペル範囲ダメージを30から35に増加
ソー - ストーム - キャプテン・アメリカ
「バディスキルのうち、ストームにかかるダメージ能力を強化します」
- 「雷神励起」のクールダウンを20秒から15秒に短縮
- 「雷神励起」のダメージを50から55に増加
シーズン1の新コンテンツ
ヒーローとコスチューム
- ミスター・ファンタスティックとインビジブル・ウーマンがマーベル・ライバルズに登場
- 新コスチューム「The Maker(ミスター・ファンタスティック用)」と「Malice(インビジブル・ウーマン用)」
マップとゲームモード
- コンボイ用新マップ「ミッドタウン」
- アーケードモード「ドゥームマッチ」と、このモード用のマップ「サンクタム・サンクトラム」:8~12人のプレイヤーが対戦を行い、上位50%のプレイヤーたちが勝利となる
- 新機能:コンボイおよびコンポジットで攻撃側が現在のターゲットを制圧完了した後、しばらくしてから攻防両サイドが次のスポーンルームに移動できるようになる
- 機能の強化:クイックマッチのロード中、両サイドのネームプレートが見られるようになった
シーズン&ストア
- 10セットの新たなヒーロー・コスチュームにフィーチャーした、シーズンバトルパス
- 「開けない夜」にフィーチャーしたシーズンイベントの前半パート
- 最新のTwitch Dropイベントでヘラ用コスチューム「ギャラクタの意志」などを獲得
- ゲーム内のさまざまなコンテンツの更新タイミングを見直しシーズン1からはデイリーミッション、ストアの新アイテム、ほとんどのイベントが解放される時間を、日本時間午後4時から午後6時に調整
- さらにミッションの種類を最適化し、チャレンジ性の高いものは削除
ランク
- 「セレスティアル」ランクを導入。マスターとエターナルの間に入り、ⅢからⅠの3区分で構成
- ランクのリセット:シーズン0終了時のランクを基準に、ランクは7階級降格される
- 例:シーズン0をプラチナⅠで終えた場合、シーズン1はシルバーⅡからスタート
トーナメント
- トーナメント・サインアップの自動フォロー機能を導入
- スクワッドメンバーはこのサインアップページで、キャプテンと一緒にサインアップを選択できる
- キャプテンまたはコーチが、サインアップを開始または中断した際、他のメンバーは自動的にそれを承認するしくみ
- 注意:この機能を有効化すると、現在のシーズン中でのみ有効化状態が続く
- 新たなスクワッド通報機能:過去90日で、同じトーナメント内で不正行為を行ったと見られるスクワッドを通報できる機能
- 新たな観戦チャンネル:同じ対戦を観戦している仲間たちとリアルタイムでチャットができる
- 観戦中、対象のプレイヤーのホットキーとクロスヘア設定が目立つように表示される
- 新たな設定オプション:有効な招待と、スクワッド参加リクエストをすべてブロックする機能
全般
- ストリーマーモード:設定メニューのソーシャルタブに追加。配信者は必要に応じて、その名前を隠すことができる(自分の画面のみ。同じ対戦にいる他のプレイヤーたちには配信者の名前が見えている)
PC版グラフィックと設定
- グラフィック最適化設定を拡張し、パフォーマンスを向上
- アンチエイリアスのオフ機能を新たに追加
- 「モデル詳細」に「パフォーマンス」オプションを新たに追加
- 「GIクオリティ」に「オフ」オプションを新たに追加
- 「反射クオリティ」に「オフ」オプションを新たに追加
- 最適化:グラフィック設定におけるさまざまなパラメーターの調整と最適化
- マウス設定:設定メニューの、キーボード&マウスタブの「バトル」欄に、マウスのスムージングとアクセラレーションの設定を新たに追加。自分の好みにカスタマイズできる
- Intel® Xe Super Sampling 2 (XeSS 2)をサポート。Intel® Xe Frame Generation (XeFG)、Intel® Xe Low Latency (XeLL)により、より高速で、スムーズなゲームプレイ。高画質、かつ没入感のある体験ができる
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Marvel Rivals Official(Balance Updates, Patch Notes)
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