CoDシリーズ最新作『Call of Duty: Black Ops 7(コールオブデューティ: ブラックオプス7)』は8月20日のgamesconでその全貌が公開予定。
このお披露目イベントに先がけてウェブ上ではティザーが始まっており、『CoD:BO7』に登場する大企業「ギルド」の最新ロボットたちが、さも実在するかのように紹介されている。ゲーム本編にもおそらく出てくる、AI搭載ロボットたちに注目しよう。
BO7:ギルド社の最新ロボ5種が公開

前回の記事で予想されていた通り、架空のハイテク企業「ギルド」の公式サイトが更新された。新たに「Innovation(イノベーション)」のページが追加され、ギルド社が手がけるロボットが紹介されている。察するに、これらが『BO7』の対戦でも何らかの形で登場するのだろう。
今回のティザーでは、新しい試みも。WiredやForbsといった名のある海外メディアにて、このギルドをさも実在する企業であるかのように紹介する記事が掲載された(ActivisionからのPR記事である旨の注釈がついている)。
これらの記事では、ギルド社が民間向けに防衛テクノロジーを提供する企業であることや、その理念、経緯などが説明されている。1992年に運輸・物流企業として設立されたその歴史には謎めいた部分が多いギルドだが、2000年代にコンシューマー・エレクトロニクスに特化して世間からの評価を高めたという。
2020年には生成AI部門を設立し、さらなる成功へ。現在の最新ロボットたちにはいずれも、高度なAIモデルが搭載されている。人々の安全を守るべく、ギルドのテクノロジーは病院や警備会社のみならず、一般家庭にも広く導入されてきた。
個人警備ロボ「D.A.W.G.」

- D.A.W.G.
- 個人の安全を守るのに役立つ、忠犬のような四足歩行ロボット。2025年8月から購入待機者リストへの登録受付を開始する
- GPSとLIDAR(ライダー)センシングを搭載しており、人間の感情を読み取って行動することもできる
- 脅威の抑制、排除にあたっては一切の躊躇をせず、正確無比な防護を提供してくれる
- 富裕層向けの高級モデルには、音を一切出さないものや、クローキング機能が搭載されたものがあるという
- 将来的には小学校や介護施設など、あらゆる場所への普及を見込んでいる
多用途な人型ロボ「G-R5」

- G-R5
- 人類を支え、その生命を守るために設計された最新鋭の二足歩行ロボ
- マルチモーダルAIを搭載し、全身に神経細胞を模したニューラルリンクが張り巡らされている
- 140以上の言語を使い分け、複雑な仕事をこなせるだけでなく、人間を思わせる繊細なそぶりも表現可能
- リアルタイムでの倫理的な判断もでき、災害現場や傷病者のケアで活躍する
あらゆる環境で器用な「HKD」

- HKD
- コンパクトながらも力強い、自走型ロボット。軽量かつ電源ケーブルも必要なし
- あらゆる地形や天候への高い適応力を有している。狭い空間内でも素早く移動し、必要な支援が届けられる
- 他の大型のロボットには細かすぎる仕事でも、HKDなら器用にこなす
空から脅威を監視する「LEGION DRONE」

- LEGION DRONE
- 全自動航空アシスタントが搭載された、周辺空域の警備を務める小型ドローン
- 空から脅威を監視するだけでなく、災害状況における情報収集や、要請に応じて空からの介入も行う
- このドローンはほぼ無音での飛行が可能で、さらに群体となってシンクロ飛行しながら、収集した情報をリレーすることもできる
多脚戦車「G-QC」(開発中)

- G-QC
- 四足歩行する地上用自律型ロボ戦車。現在はまだコンセプト段階にある
- 多脚機構のおかげであらゆる地形での作戦行動が可能。ターレットから高火力を提供し、他の兵器には不可能な状況での戦線維持を務める
このように、ギルドはミリタリー・グレードのロボティクスを、サブスク契約で一般家庭にも提供している。一方ではこれらロボットを通じて収集した個人情報を、自社の利益のために転用することはしないそうだ。
Forbsなどの記事を読んだ限りでは、人々の生活に役立つものを迅速にお届けする人気企業という印象を受けるギルド社。しかしその前身は、『BO6』に登場した地中海の犯罪者グループ「ギルド」である点は覚えておきたい。
いつの間にかハイテク産業の巨頭となったギルドが、2035年を迎えた『BO7』の世界でどのように立ち回るのか。8月20日の公開イベントを楽しみに待とう。

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Source: Guild
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