ロゴの削除から『Silent Hills』開発凍結、スタジオの閉鎖と続いていた、小島監督こと小島秀夫氏と株式会社コナミデジタルエンタテインメントの確執ですが、10月9日付けでコナミを退社したとの情報を
The New Yorkerが報じました。
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10月9日に退社
情報提供者によると、彼の送迎会に集まったのはスタッフやゲストなど総勢約100名。送別会は「明るい雰囲気で行われたものの、やはり別れは辛かった」としています。そこにコナミ社長、早川秀樹氏や最高経営責任者(CEO)兼吉完聡氏(注: 正しくは、兼吉完聡氏は常務執行役員、社長は早川英樹氏)の姿なかったとのこと。
コナミに2005年からの3年間務めたライアン・ペイトン氏は、The New Yorkerへ次のように語っています。「我々は日本でのコンソールゲーム市場の終焉を見てきた。」「我々は2008年に『Metal Gear Solid 4』を出荷したが、チームは超大作ゲームで戦える、数少ない日本のデベロッパーだったと感じている。」
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2015年3月、コナミは『MGSV:TPP』に関連するプロモーション素材やパッケージから
小島監督の名前を削除、彼の社内スタジオ“小島プロダクション”は解散となっています。コナミはその後間もなく、マーケティング資料から小島監督の名前の削除した件について、「ブランド変更作業の一部だった」との声明を発表。
2015年4月には、映画監督ギレルモ・デル・トロ氏と共に小島プロダクションが開発していたサバイバルホラーゲーム『Silent Hills』もキャンセルされ、その体験版として公開されていた『P.T.』もPlayStation Storeから削除。その後、両監督は『Silent Hills』ではない新タイトルの道を共に
探っているようです。
5月には、コナミは今後の方向性として「モバイルを優先」宣言、『Metal Gear Solid』や『Silent Hill』といったフランチャイズの行く末は不透明に。その後コナミは、これらのフランチャイズの
継続を発表しています。
2015年12月には小島監督の競業避止義務が終了し、新たなスタジオで新たなゲームをプロデュースするだろうと報じています。
小島秀夫氏は1986年にコナミへ入社。『スナッチャー』 や『ポリスノーツ』、そして代表作の『メタルギア』シリーズは一躍人気クリエイターとなりました。海外でも通用する数少ない国内産ブランドを築きあげ、29年に渡りコナミブランドを支えました。2015年9月1日に発売された小島監督最新作『メタルギアソリッドV』は、初日で179万ドルを売り上げたとしています。
IGNやThe New Yorkerがコナミに取材を申し込んでいますが、現時点では回答は得られていません。
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Source: IGN
コメント
コメント一覧 (3件)
新たなマザーベースを構築し、再起を目指すわけですね。応援してます、ボス!(*`・ω・)ゞ
次はどんなゲームだろ?
それともMGS;TPPの続きか??
後が気になるニュースだな...