Respawn Entertainmentは『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』における最新の大型アップデート、シーズン26「ショーダウン」を公開した。
この記事では、日本時間8月6日午前2時にスタートする新シーズンのうち、新たな常設モードとなる「ワイルドカード」や、照明設定が見直されて「昼マップ」となった「Eディストリクト」などについて紹介していく。
『APEX』シーズン26「ショーダウン」8月6日スタート

今シーズンは新レジェンドなし。しかしハイペースに展開する新モード「ワイルドカード」によってエーペックスのさらなる可能性を追求するとともに、レジェンドのバランス調整などを通じて対戦環境をさらに激しく揺さぶっていく。
全体の詳細にまで触れたパッチノートはアップデートに並行する形で公開されると思われるが、新環境の軸になると思われる注目ポイントを予習しておこう。

『APEX』シーズン26:ハイペースな新モード「ワイルドカード」

シーズン26では、新たに「ワイルドカード」が常設される。探索と戦闘の波が交互に訪れる基本のバトロワルールを調整し、「探索の手間は少なめ+戦闘体験を重視」でまとめたゲームモードだ。
ルールは、プレイヤー最大30人(10チーム)で対戦するミニ・バトロワ(のようなもの)。マップは、このモード用にカスタマイズされたマップを使用する。
たとえば「ワイルドカード」版のキングスキャニオンは、通常よりもジップラインやジャンプパッド、タワーなど移動手段が至る所に追加されており、エリア間を素早くローテート可能になっている。

第1リングから既に通常バトロワよりも狭くなっているため、参加者たちは素早く安全地帯を目指して行動を開始する必要がある。
ワイルドカードでは、全員が自己蘇生キットを持ってスポーン。さらにチームにはリスポーンタイマーがついており、メンバーの1人でも生存していれば仲間はリスポーンできるという、リバイバル方式を踏襲している。
「EVOオーブ」でポイント稼ぎ
ワイルドカードでは、倒した敵がデスボックスを残すだけでなく、地面にアモ、シールドセル、さらに「EVOオーブ」というアイテムをばらまいていく。
地上にドロップしたこれらのアイテムは、触れるだけで自動で取得できる。これもハイペースな対戦を支える要素の一つだ。
EVOオーブからは、次のような効果が得られる。
- 武器のレベルアップ
- リスポーンタイマー短縮
- シールドが少量回復
- 体力の再生
- アルティメットが少量チャージ
なお対戦で手に入る武器はフルキットになっており、上述の通りEVOオーブを集めてレベルアップさせられる。
「ワイルドカード」を組み合わせて作戦を構築

もう一つの独自要素は、モード名にもなっている「ワイルドカード」だ。
インベントリにはワイルドカードのスロットが用意されており、1人につき最大3つのワイルドカードを装備できる。
レプリケーターを通じてランダムに入手できるこのワイルドカードは、スピードや継続戦闘力を強化するなど、さまざまな効果があり、追加のパークのように機能する。
レジェンドの重複ピックが可能

ワイルドカードでは、レジェンドの重複ピックが可能だ。バンガロール3人組でエリアをスモークまみれにしたり、ミラージュ3人でデコイだらけにしたり。あるいはアッシュ3人で飛び回るのもOK。
インベントリ管理がスムーズに
「ワイルドカード」ではインベントリのデザインもシンプル。各種のアイテムがそれぞれ固有のスロットを持っており、整理の手間を省いてラン&ガンに専念してできる。
マップ内のサプライボックスは、ラウンドが経過するごとに中身の価値が上昇していくという仕組みになっている。
ワイルドカードの新近接武器「バット」
「ワイルドカード」では、近接武器「バット」が手に入る。バットはシーズン26限定で、ワイルドカードのケアパッケージに含まれる。
殴りつけて大ダメージを与えるだけでなく、このバットを「チャージ」してフルスイングすることで、敵をはるか彼方に吹き飛ばすことさえできる。
マップ外まで吹き飛ばして強制退場させるようなことはできないそうだが、リング外へと飛ばしてしまえば戦闘で優位を得られるだろう。
『APEX』シーズン26マップ改変:Eディストリクトが昼マップに

シーズン26では「Eディストリクト」がマップ改変の対象になる。
サイバーパンクな夜空が印象的なアジア風マップで、カジュアル勢からの人気が高かったという。しかし、プロを含めた競技プレイヤーにとっては、やはり暗めのマップは視認性の面で問題があったという結論に。

さらに言うと、色とりどりの看板や照明がマップ中に散らばっている点が、いわゆるビジュアルクラッターを引き起こしていた。つまり、細かな視覚情報が頻繁に画面上を出入りするために、どれがプレイヤーで、火線で、どれがオブジェクトなのか、といった見分けがつきにくいという問題があった。
そこで、マップのスカイボックスを大胆に置き換え、「Eディストリクト」は昼マップへと改変される。光と影のコントラストが高まったことで敵の視認が容易になり、「戦うか逃げるか」の選択をしやすくなる。
この新たな「Eディストリクト」のライティング・デザインは、『タイタンフォール』のエンジェルシティからインスパイアを受けたという。

ビジュアルだけでなく、マップレイアウトも各所で変更されている。たとえば、さまざまな店舗の内装が改造され、店舗間がドアでつながっている場所が増加した。これで建物をいちいち出入りするのではなく、隣接した建物間をスムーズにナビゲートできる。特に「ロータス」のエリアは、新しいローテーションルートを構築できるように再デザインされた。
一部の建物は完全に削除。これでマップ全体の視認性を向上させるとともに、建物がすし詰め状態のように感じられる点を改善した。
キンキャニなど他マップのビジュアルも調整中
Eディストリクトの他にも、複数のマップの改変作業が進められている。
シーズン26では「キングスキャニオン」がビジュアル面のアップデートを受けるとのこと。こちらもEディストリクトと同様、どれがプレイヤーで、どれがオブジェクトで、壁で、通路か...、といった点をより判別しやすくするための措置だ。
ライティングだけでなく、マップ内のパーツも見直し。たとえば階段や通路の色を変えることで、色を手がかりにしたエリア間の移動や、チーム内のコミュニケーションがとりやすくなっている。
エーペックスのマップはどれも色彩豊かで、さまざまな印象深いオブジェクトであふれている。これはアートチームの努力の成果だ。しかし「画面がごちゃごちゃして見える」点は、対戦ゲームとしてやはり問題があると判断し、プレイヤーの事情を優先することにした。
ストームポイントなどその他のマップでも同様にビジュアルの調整作業が行われている。成果は今後のシーズンで見られるだろう。
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- タイトル:Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- 配信日:2019年2月5日
- 対象機種:PS4, PS5 / PC (Origin, Steam) / X1, Xbox X | S / Switch

Source: Pressrelease
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