Respawn Entertainmentは『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』における最新の大型アップデート、シーズン26「ショーダウン」を公開した。
この記事では、日本時間8月6日午前2時にスタートする新シーズンのうち、大きく性能強化されたバンガロールとコースティックを紹介。さらに、エリート武器となった「RE-45 バースト」など、新環境における武器メタの注目点を先取りしていく。
『APEX』シーズン26「ショーダウン」:ガス&スモークの新環境へ
バンガロール強化:スモークで設置物を破壊可能に
(以下、日本語名不明のものは記事上の仮訳。コンテンツはテストサーバー時点のもの)
シーズン26で強化されるレジェンドの1人はバンガロール。レジェンド・アップグレードが以下のように見直される。

- レベル2
- エレクトリックスモーク:戦術アビリティが電気を帯び、敵のアルティメットに100ダメージを与え、戦術アビリティを破壊する
- 援護しろ:(機能改変)スモークの中にいる味方のHPを回復。パッシブアビリティを発動させた敵を自動でピン
- レベル3
- ECMペイロード:アルティメットが電気を帯び、ダメージを+10。さらに敵の設置物をすべて破壊するようになる
- メダルオブオナー:蘇生の速度が上昇。ノックダウン中の味方に向かって走る際にパッシブアビリティが発動する
注目はやはり、ツリーの左側だ(エレクトリックスモーク+ECMペイロード)。こちらを有効化すると、戦術アビリティまたはアルティメットが電気を帯び、EMP効果が付与される。
つまりワットソンやランパートなどで要塞を築いているような敵チームが相手でも、バンガロールがスモークを撃ち込むだけで容易にどかせるようになる。
なお電気が付与されているのは、キャニスター部分ではなくスモーク全体だ。少しでもスモークに触れた設置物は、ジブラルタルのドームでさえ一瞬で消えてなくなる。
上のショート動画のように、スモークが多少壁面をすり抜ける性質を利用することで、屋内にある設置物を外から排除することさえ可能だ。これでインターセプターパイロンにも場合によっては対処できる。

アルティメットでも同様に、設置物を自在に破壊できるようになった。こうなると、せっかく強化されたワットソンはそもそもピックされなくなるのかもしれない。
ツリーの右側(援護しろ+メダルオブオナー)に目を向けると、こちらではスモークを活用して回復したり、蘇生速度を上げたりと、サポートクラスのような力を獲得できる。
左側の2つの方が人気が出そうだが、片方ずつ選んでも良いだろう。たとえば本来のサポート役が先に倒されてしまうような緊急時では、レベル3で「メダルオブオナー」を選ぶことで柔軟なロールチェンジができる。リスク管理の面でもバンガロールは心強い存在になりそうだ。
コースティック強化:ガスでエリアを支配するスーパーヴィランに

シーズン26では、バンガロールだけでなく、コースティックも強化。ガス+スモークで環境に揺さぶりをかける。
コースティックは初期の設定から連想される「スーパーヴィラン」になるようにアップデートされる(今でこそ「ガスおじ」の愛称が定着しているが、もともとは毒ガスを使った人体実験に熱心な超危険人物だ)。

- 新パッシブアビリティ「フィールドリサーチ」
- ガスでダメージを与える、デスボックスを開ける、リングコンソールをスキャンすることで、追加のアップグレードポイントを得る
また、戦術とアルティメットによる毒ガスも強化。アッシュのような俊敏なレジェンドへの、明確な対策として用意されたのだという。特に終盤戦では、コースティックのガスに突っ込むことは自滅行為になりうる。
- Noxガスの強化
- ガスの影響を受けた敵は即座に、出せる最大スピードが低下する
- ガス内にいると、移動系アビリティのクールダウンが減衰して消えていく
- (※このように説明されたが、テストサーバーでは変更がまだ反映されておらず、検証できなかった)

移動スピードへのペナルティは、ガスに触れると即座にかかるように強化(以前の性能に戻る)。さらに、移動系アビリティにも使用制限がかかる。つまり一度でもガスに入ったら、アビリティに頼らずに脱出しなければならないので、書いてあること自体は非常に厄介そうに思える。

レジェンドアップグレードも以下のように変更される。
- レベル2
- エクストラトラップ:戦術アビリティのチャージを+1。マップに設置できるトラップを+2
- 吸い込んでみろ:(レベル2に移動)NOXガスに包まれている間はHPが回復する
- レベル3
- パーティクルディフューザー:(変更なし)アルティメットの効果範囲を50%拡大
- ガスファイター:NOXガスに包まれている間、戦術アビリティのリチャージが300%早くなる
スモークとガスへの「対策」を追加
バンガロールとコースティックが強化される一方、スモークとガスには対抗手段も追加。発生中のスモークやガスに向かって、軍需品(フラググレネードなど)や、爆発系のアビリティ(ヴァルキリーのミサイルスワームなど)を使うことで、短時間散らすことができるようになる。
もしエリアや射線を塞がれたとき、咄嗟に使える爆発物があれば、効果的に相手の思惑をつぶせそうだ。
一定時間が経過すると、その場に再びスモークとガスが立ちこめる。とはいえ、ガスより効果時間が短めのバンガロールのスモークは、そのまま消えてしまう場合の方が多いと思われる。
コントローラーのパーク強化
コントローラーのパークは以下のように更新される。

- リングコンソールにアクセス
- リングコンソールを起動し、次のリングの位置を明らかにする
- もう一度コンソールにアクセスすると、その場で脱出タワーを起動する
- ゾーンオーバーチャージ
- 現在の安全地帯にいる間は追加のシールド25が付与され、さらにシールドがゆっくりと回復していく
リングコンソールからは、有益な情報が得られるだけでなく、脱出タワーを呼び出すことで情報を活かしたローテーションをすばやく行えるようになる。

具体的には、リングコンソールを使用した後、ワンテンポはさんで、そのコンソールに脱出タワーを呼び出すための新しいインタラクトが表示されるようになる。これを起動すると、その場にロープが降りてくる。
なお天井がある場所に置かれたコンソールからは脱出タワーは出てこなかった。
ゾーンオーバーチャージでは、追加シールドだけでなく、シールドのリチャージも可能になった。ただしシールド回復中にダメージを受けると、回復効果は停止する。
『APEX』シーズン26武器メタのアップデート
ホップアップのリワーク:武器への固定式に

武器のホップアップに仕様変更。拾って装着する従来の方式を廃止し、各武器にデフォルトで装着(ロック)される形をとる。
ただし、拾った時点ではホップアップの効果は得られない。各ホップアップには必要なポイントが設定されている。戦闘を通じてポイントを獲得し、条件を満たすことで効果が「アンロック」される。一度アンロックしたホップアップ効果は、その対戦終了時まで継続する。
たとえば、R-301カービンにはデフォルトでガンシールドジェネレーターがついているが、250ポイント貯めるまでその効果は得られない。
この変更に合わせて、新ホップアップ「グラフィティ」も追加される。アンロックすると武器の操作性と装弾数が向上するシンプルなホップアップで、さらにペイントボール弾を発射するというお遊び要素がついてくる。
強力な効果を付与する新アイテム「増幅器」5種
ランクとアンランクの両方に導入される「増幅器(アンプ)」は、新たなアイテムカテゴリーだ。追加のパークのようなもので、拾うとインベントリに収納され、強力な効果が付与される。

シーズン26開始時点では、以下の5つの増幅器が登場する。
- ボトムレスバッテリー・アンプ:インベントリに2つ以上シールドバッテリーがある場合、シールドバッテリーを使ってもそれを消費しなくなる
- オーバーフローヒーラー・アンプ:セルや注射器は、シールドや体力をそれぞれ時間経過で100%回復するようになる
- パワーブースター・アンプ:戦術とアルティメットのチャージ時間を短縮。また、敵をノックダウンさせると戦術のチャージを1つ回復する
- オーバーアーマー・アンプ:シールド容量が25増加
- インフィニットアモ・アンプ:武器の予備アモが無限になる。ただしインベントリの2スロット分が、このアンプによってロックされる

これらの増幅器は、対戦中盤でサプライボックスがリセットされた後から入手可能になる(※ボットロイヤルでは対戦開始時から入手できた)。
RE-45が「エリート武器」に! 3点バーストの高火力

シーズン26ではさらに、新たな武器カテゴリーとして「エリート武器」が登場する。
バリスティックのプライベート武器庫から出てきたという設定の「エリート武器」は、プレイヤーがよく知っている武器を大幅に仕様変更した、ユニーク・バリアントだ。

エリート武器の第1弾となったのはRE-45。エネルギーアモを3点バーストする「RE-45 バースト」となった。
0.5秒ほどチャージ時間を挟んでから発砲する仕組みだ。発砲ボタンを長押ししていると、マシンピストルのように連続バーストできる。1発17ダメージ(3発すべて当てると51ダメージ)。ヘッドショットは21ダメージ。

やや反動を感じる武器だが、弾速と連射速度ともに優れている。精度に優れたプレイヤーなら、可変サイトや2倍サイトをつけて全距離で戦えるだろう。操作性が軽くて使いやすいので、見つけたら迷わず拾っておきたい。
エリート武器はそのシーズン中にのみアクセス可能な要素で、通常のRE-45は次のシーズンまで全モードで拾えなくなる。
今後もこのように、環境で使用率が低くなっている武器は、「エリート武器」を作って出番を増やしていく方針だ。
その他の武器バランス調整

(全体は、シーズン開幕時のパッチノートで共有される)
- アキンボP2020がケアパケ入り。キネティックフィーダーつき。1発25ダメージ
- ピースキーパーが地上武器に戻る
- LMGは弱体化。腰だめ撃ちの精度を低下させる
- モザンビーク強化。連射速度向上。弾の拡散が減少。他のショットガンと競い合えるようにする意図
- 「アクセラレーター」ホップアップを仕様変更。武器をおさめている状態ではチャージ効果を得られなくなり、実際にその武器で敵にダメージを与えることでのみ効果を得られる仕様に
- アサルトとサポート用のサプライボックスの拡張スペースに調整。拡張スペースには、ボックスのメイン部分に入っているものに合ったものがより出やすくなる
- 拡張スペースを開けたときのXPの一貫性を高める
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- タイトル:Apex Legends(エーペックスレジェンズ)
- 配信日:2019年2月5日
- 対象機種:PS4, PS5 / PC (Origin, Steam) / X1, Xbox X | S / Switch

Source: Pressrelease
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