前作『Destiny』でエンドコンテンツに挑むにはあらかじめメンバーを集める必要があり、ソロプレイヤーにとっては高い障壁となっていました。しかし『Destiny 2(デスティニー 2)』には新たなマッチング制度を導入し、誰でも気軽にエンドコンテンツに挑めるように大きな改善が適用されています。
D2 生まれ変わったクラン制度

Destinyではこれまでもクランは存在していましたが、実質は第2のフレンドリストと、ネームプレートにクランタグを表示するだけの機能しかありませんでした。 しかし 『Destiny 2』からはこの「クラン」がゲーム全体のコミュニティに大きく関わっていくことになります。
ゲーム内にクラン開設機能実装
『Destiny』でのクラン作成や運営はすべてゲーム外のBungie.net、もしくはコンパニオンアプリで行う必要がありました。『Destiny 2』からはクラン管理がゲーム内で機能するようになり、クラン作成や運営がスムーズに行えるようになります。クランに所属すると、クランオリジナルのバナーや経験値、詳細は不明ですが進捗状況といった新たな機能が追加されます。
『Destiny』でのクランはそのまま『Destiny 2』へと引き継がれる親切仕様です。そしてこのクラン機能こそが、ソロプレイヤーとの新しい架け橋となっていきます。
ガイドゲーム

前作から「エンドコンテンツにマッチングを設けてほしい」というコミュニティの声は根強く存在していましたが、エンドコンテンツの難易度とマッチングは噛み合わないという判断から実装は見送られてきました。 しかし『Destiny 2』ではこの不満点をしっかりと受け止め、ソロプレイヤーでも気軽にエンドコンテンツに挑めるようになります。 それが「ガイド付きゲーム」です。
「ガイド付きゲーム」はレイドやナイトフォールといったコンテンツに、クランがガイドとして立候補をすると、ちょうどコンテンツに参加しようとしているソロプレイヤーとマッチングされます。そこでソロプレイヤーはガイドの立候補をしている幾つかのクランの紹介文や姿勢を吟味し、どのクランと一緒にプレイするかを選べるようになります。 ソロプレイヤー側が自由に選べることから、Bungieの開発者の1人であるラーズ・バッケン(Lars Bakken)氏は、この機能を「Destinyの出会い系サイト」と表現し、ソロプレイヤーとクランの架け橋となるこの機能がコミュニティに受け入れられることを願っていました。

バッケン氏とのインタビューは下記の記事を参照してください。
関連記事: 独自:『Destiny 2』開発者インタビュー、「4vs4の理由は?」「なぜフュージョングレネードを弱体化?」「クロスセーブは?」など28の質問
これまではエンドコンテンツにマッチングがないことから、多くのプレイヤーから不満が生まれ、ゲームから離れる要因の一つにもなっていました。『Destiny 2』ではしっかりとコミュニティの声を聞き入れ、より快適な空間を作ろうという姿勢が伺えます。
これらの件について語ったBungieのビデオドキュメンタリーを、日本語字幕を添えて公開していますのでそちらもご覧ください。 できれば高評価とチャンネル登録もよろしくお願いします。
『Destiny 2』の発売日は2017年9月8日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC(国内ではPS4のみ発表済みで、Xbox OneとPC版は現時点では不明)。
Gaming Device Power Tune for FPS

EAA FPS(イーエーエー)をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント