本日2025年6月25日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2)』にて、シーズン17「シーズン17:パワード・アップ!」を開幕、15名のヒーローを対象にバランス調整が行われた。
ヒーローのバランス調整
- ダメージのロール・パッシブによる「回復妨害」の効果を25%から30%に増加
- パッシブによる「自動回復」が始まるまでの時間を5秒から6秒に延長
予告されていたパッシブ関連のバランス調整。ダメージヒーロー全体の影響力を高め、回復に対する依存度を下げる目的の調整となっている。
ジャンカー・クイーン(バランス調整)

- “コマンディング・シャウト”
- 自身が獲得する追加ライフを175から200に増加
- 味方に付与する追加ライフを50から75に追加
- 自分への効果時間を5秒から4秒に短縮
- 味方への効果時間を3秒から4秒に延長
予告されていた通り、“コマンディング・シャウト”によって付与される追加ライフが増加(自身と味方ともに+25)。効果時間の統一は一長一短だが、クールタイムの消化が「効果終了後」に開始されるため、実質的にクールタイム1秒短縮の強化も含まれる。
マウガ(強化)

- “バーサーカー”(パッシブ)
- 追加ライフへの変換効率をクリティカル・ダメージの40%から50%に増加
2025年3月末の大幅弱体化以降、耐久面の脆さが目立っていたマウガ。複数行われた弱体化のうち、パッシブ“バーサーカー”の数値が元に戻される形となった。
ラマットラ(強化)

- 「ナノ・リペア」(メジャー・パーク)
- 毎秒の回復量を50から75に増加
“貪欲な渦”の効果時間が3秒であることを考えると、従来の回復量では物足りなかったが、今回の調整で合計225回復が可能となり、耐久力が大きく向上する。
ザリア(強化)

- 「グラビトン・クラッシュ」(マイナー・パーク)
- 時間経過によるダメージを最大ライフの30%から40%に増加
- 「スポッター」(メジャー・パーク)
- 移動速度の上昇量を15%から25%に増加
「ジャンプ・アップ」や「エネルギー・ランス」に比べ選択率の低かった対のパークを対象にした強化。いずれも+10%の強化であり、試合中にもその恩恵を実感しやすいだろう。
バスティオン(強化)

- 一般
- モデル(被弾判定)のサイズを10%縮小
シーズン17の目玉調整の1つ。高火力・高耐久という優れたスペックを持ちながら、ヒットボックスの大きさが足を引っ張っていたバスティオンにとっては、非常に嬉しい修正だ。
エコー(強化)

- “トライ・ショット”
- 弾丸の拡散率を1.4度から1.1度に低下
ヒットスキャンではないため限度はあるものの、集弾性の改善により中〜遠距離における射撃の信頼性が向上。
ファラ(強化)

- 「ヘリックス・シールド」(マイナー・パーク)
- “ロケット・ランチャー”の直撃でシールドの回復が開始されるように
特殊なライフの1種である「シールド」は本来、ノーダメージで3秒間経過すると30/秒の速度で回復を開始する。「ヘリックス・シールド」で獲得するシールドについては、それに加えて被弾状況にかかわらず“ロケット・ランチャー”の直撃直後に回復を開始する機能を獲得。
リーパー(強化)

- “ヘルファイア・ショットガン”
- 弾丸1発あたりのダメージを5.4から5.75に増加(1ショットあたり108から115に)
OW2移行初期(第1回PvPベータの時点)の5v5対応に伴う弱体化以降、初めての直接的な火力強化。強化に踏み切った要因は「マップ投票」や「ヒーローBAN」の導入で、ある程度の抑制が可能になったためと説明されている。
ソルジャー76(利便性向上)

- 「スティム・パック」(メジャー・パーク)
- PC版のデフォルトキーを「次の武器」から「武器1を装備」に変更
前回のキー変更後、操作性が改善されたが、さらなる利便性向上を目的とした調整。
トレーサー(強化)

- “パルス・ピストル”
- 弾丸1発あたりのダメージを5.5から6に増加
リーパーと同様の理由でトレーサーにも強化を実施。すでに第1回PvPベータ時点以上の性能となっているトレーサーは、第1回PvPベータ前の数値に戻された。
ベンチャー(強化)

- “スマート・エクスカベーター”
- 射撃間隔を0.7秒から0.6秒に短縮
コンボの決定力は据え置きつつ、連射速度を高めて戦闘やマッチを通した与ダメージ総量を向上させる形で強化された。
ライフウィーバー(強化)

- 「浄化の手」(マイナー・パーク)
- デバフの解除に成功すると“ライフ・グリップ”のクールタイムが4秒短縮されるように
自身や複数の味方に対するデバフ解除はできないものの、クールタイム短縮時には14秒となり、キリコの“鈴のご加護”と同等のサイクルで使用可能となる。致命的になりやすいタンクへの回復阻害対策として運用する場合は、ほぼ同等の効果が期待できるため、ライフウィーバー独自の強みを活かして差別化を図りたい。
ルシオ(強化)

- “クロスフェード”
- 味方への毎秒の回復量を16から20に増加
他サポートと比べて回復量が劣っていたルシオは、ベースの回復手段“クロスフェード”に強化が行われた。
直接的な強化ではないがバーストタイプのヒールではないため、今回の「ダメージロールパッシブ強化」の影響を受けにくい点も今環境のルシオ魅力と言え、パッシブの影響下でも14/秒の回復を維持可能。
モイラ(強化)

- “バイオティック・グラスプ”
- 毎秒の回復量を70から80に増加
モイラは回復以外に味方を直接的に守る手段を持たないことから、今回の調整ではその回復性能に大きな強化が加えられた。
ルシオと同様にモイラの回復はバースト型ではないため継続力に優れるが、高い回復力を持つ分、ダメージロールのパッシブ(回復妨害)の影響を強く受けやすく、効果下では回復量が毎秒56にまで低下する点には留意しておきたい。
ゼニヤッタ(強化)

- 「二元の理」(メジャー・パーク)
- 回復量を対象への与ダメージ30%分から40%分に増加
「不和のオーブ」が付与されている対象への与ダメージを変換するという複雑な条件に対し、効果が見合ったものとなるよう強化された。突破型の「集中破壊」との差別化も明確に。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch

Source: Overwatch
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