Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』では5月11日よりシーズン13「救世主」がスタート。この新シーズンでは新レジェンド・ニューキャッスルが登場しますが、彼と同じくシールドを使うレジェンド・ジブラルタルとのバランスで、開発者の懸念する「シールドメタ」という環境が緩和されることが期待されています。
弱体化予定のジブラルタル
5月11日よりスタートする新シーズン「救世主」では、21人目のレジェンドとしてニューキャッスルが登場します。
彼のアビリティは3つそれぞれがシールドを駆使するもので、これまでのレジェンドたちにできなかったユニークなアクションが多数実現することから、現在の対戦環境に大きな影響を与えることが期待されています。
一方でシールドといえば、競技シーンなどトップレベルのプレイでは、ジブラルタルの「プロテクトドーム」でチームのパフォーマンスに安定感をもたせる作戦が広く知られています。実際のところプロの世界ではサポート役としてのジブラルタルの評価は極めて高く、ピック率が100%だったときもあるほどです。
しかしピックの偏りは対戦環境の多様性を損なうため、ジブラルタルについては以前から弱体化の議論も盛んに行われてきました。具体的にどのように弱体化すればいいのかは、開発側も悩んでいるのが現状です。シーズン12では遮蔽物貫通アビリティを持つマッドマギーがアンチピックのような役割を果たすと予測されたこともありましたが、他の要素との兼ね合いもあってか、プレマス帯でのピック率(Apex Legends Statusより)を見る限りでは、今のところそのようには機能していないようです。
ニューキャッスルが「シールドメタ」を緩和する?
しかし「ジブラルタルをどう弱体化するべきか」という問題は、ニューキャッスルの登場によって解消する可能性があります。
DEXERTOでは新シーズンに関する開発者へのインタビューの一部を掲載していますが、ニューキャッスルについて、彼に合わせて他のディフェンス型レジェンドたちへの弱体化や変更はあるのか尋ねたところ、シニアゲームデザイナーのDevan McGuire氏は、ジブラルタルのアビリティについては極めて真剣に注視していると述べたそうです。
注視が必要な理由は前述した通りですが、今回のシーズン13では、開発者側が言うところの「シールドメタ」が、あまりにも支配的にならないか注視したい思惑もあるようです。
McGuire氏によると、シールドメタを体現しているジブラルタルのランクマピック率は、プレマスなどの上位帯に行くほど高くなり、逆に下位帯に行くほど低くなっているのですが、ニューキャッスルの登場でそのバランスが取れるかもしれないと見ているようです。
両方ともシールドを扱うレジェンドですが、ジブラルタルとニューキャッスルではアビリティの仕様がまったく異なります。ジブラルタルはドーム型のシールドを展開してそこに留まるのが主な運用ですが、ニューキャッスルの「モバイルシールド」はほぼ正面しか守られていない代わりに、シールドを展開しているドローンとともに攻勢に出ることも可能です。
機動力を兼ね備えているニューキャッスルがディフェンスの新たな選択肢に加わったことで、ジブラルタルのいるチームとの戦いで起きていた「いつもと同じような流れ」が少なくなり、プレイヤーにとって新鮮なバトロワ体験を取り戻すことにつながるのかもしれません。
両者の使い分けが普及し、開発者の言う「シールドメタ」の緩和に成功すれば、計画中のジブラルタルへの弱体化も無難なところで済む可能性さえあるでしょう。果たしてニューキャッスルはジブラルタルにとっての救世主になれるのでしょうか。5月11日から始まるシーズン13では、ぜひこの新レジェンドとともに新環境で戦ってみてください。
Source: DEXERTO
コメント
コメント一覧 (2件)
天井囲われてないからジブの代わりは無理
ドムシナーフして痩せろ
結局はジブってタイタンフォールでリスキル防止の一番防御力の高かったドームシールドをそのまま使ったような感じで ここまでこのゲームが発展すると思ってなかったから後々になって苦しんでる感じよな