無料タクティカルFPS『VALORANT(ヴァロラント)』では、公式eスポーツ大会「VCT 2023: Masters Tokyo」が6月25日に完結。FNATICがEvil Geniusesに3-0で勝利して優勝を果たしました。
一方、出場チームの作戦やメタをチェックしていた層は、とある悲しいデータを見つけてしまいます。日本で開催された大会であるにも関わらず、我らが日本出身のエージェント・ヨルが大会中一度もピックされなかったそうです。
「日本人不在」だったMasters Tokyo
日本の千葉県で開催された「VCT 2023: Masters Tokyo」は、チャンピオンとなったFNATICの優れた戦術を筆頭に、世界レベルの熱戦が間近に見られた点で、世界はもちろん日本のヴァロラントプレイヤーにとって歴史的なイベントとなりました。
一方で、日本チームの出場が叶わなかったのはファンにとって残念なことだったと思われますが、さらに、ゲーム内の日本代表選手とも言えるエージェント・ヨルもまた、今大会での出番が一度も無かったようです。
配信映像ログの他に、詳細なデータはVLR.ggなどでも確認できますが、(ショーマッチでは登場したものの)ヨルはMastersの公式戦には一度も出場機会が得られないまま、全日程を終えたことが最終日の時点で判明しています。
「強化しろってば」
このデータを「ファンファクト(面白い事実や情報)」として紹介したDEXERTOのVALORANT NEWSのリプ欄には、「強化しろってずっと言ってるだろ」、「日本(の大会)に日本人がいないってどういうことだよ」、「ファンファクトって言うよりSad Fact(悲しい事実)だよ」などと、海外プレイヤーからも同情のコメントが寄せられていました。
なおヨルの次にピックが少なかったのが、同じく競技シーンでの居場所に悩むデュエリストのレイナで、ワースト3がチェンバーでした。なおピックのトップ3は、スカイ、キルジョイ、ジェットの順となっています。
新エージェント「デッドロック」の対策になる...?
アビリティの良し悪しはともかく、環境とかみあっていないことが察せられるヨルのピック率ですが、グランドファイナルの日に正式発表されたノルウェー出身のセンチネル・デッドロックが、意外にもヨルに出番を与えてくれるのかもしれません。
デッドロックはアルティメットの「アナイアレーション」を使い、敵エージェントをクモの糸のようにぐるぐる巻きにして引き寄せ、チームメイトが救出しないと確定デスになるというユニークなアビリティを持っています。
壁や天井でバウンドするとはいえ、しっかりターゲットに命中させる必要がある点が難しそうですが、成功すれば1v1ではもちろん、少人数戦のシチュエーションで一気に優位に立てるという、見た限りでは非常に強力そうなアビリティです。
覚えておきたいデッドロックの仕様
デッドロックの性能については、情報解禁後からクリエイターやインフルエンサーたちがその解説動画をアップロードしているのですが、HowToNoodleの解説動画によると、デッドロックの「アナイアレーション」は、「フェイクアウト」で出したヨルのデコイにも命中するとのことです。動画(9:00ごろ)にて、確かにヨルのデコイが引き寄せられていく様が確認できます。
ヨルメインのプレイヤーは、彼女のアルティメットを無駄撃ちさせるためにも、ぜひ覚えておきたい仕様です。なおヨルのデコイは「ソニックセンサー」も起爆(誤爆)させられるという話もRedditで見られました。
これだけでヨルの評価が上がるかどうかはかなり怪しいところではありますが、「Episode 07:エヴォリューション」の環境では、新エージェント・デッドロックとともに、ヨルの立ち位置についても注目していきたいところです。
- タイトル:VALORANT(ヴァロラント)
- 発売日:2020年6月2日
- 対象機種:PC(Riot Games)
Source: Twitter, YouTube
コメント
コメント一覧 (1件)
それってデッドロックがメタに入って来ない限り、ヨルは一生使われないのでは…