「有料DLC」のゲームが増えていく?
ライブサービスでの収益化は不安視しつつも、開発・販売は続けなければならない。では、どのように自社のゲームコンテンツを収益化する目算だろうか。
続く調査は、インタビューした開発者の「直近のゲーム」と「次のゲーム(次回作)」の収益モデルをまとめたもの。
- デジタルリリース(本体有料のソフト)
- 直近:72%
- 次作:76%
- 有料DLC
- 直近:21%
- 次作:30%
- 課金アイテムやコンテンツ
- 直近:27%
- 次作:24%
- 小売での実物ソフト販売
- 直近:26%
- 次作:22%
- サブスクリプションサービスに含む
- 直近:14%
- 次作:17%
- ゲーム内広告
- 直近:13%
- 次作:12%
- バトルパス
- 直近:10%
- 次作:9%
- ルートボックスなどのランダム報酬
- 直近:6%
- 次作:9%
- ゲームの特定サブスクリプション
- 直近:5%
- 次作:4%
- その他
- 直近:5%
- 次作:4%
- 分からない
- 直近:4%
- 次作:9%
最も多いのは「デジタルリリース」。つまりデジタルのソフトそのものを売るという、現在一般的な方法。一方で、基本プレイ無料ゲームの主な収益モデルと思われる「課金アイテムやコンテンツ」に対し、「有料DLC(ダウンロードコンテンツ)」が増加している点が興味深い。
今後登場するゲームは、もしかしたらアイテム課金よりも、「本体販売+DLC販売」に力を入れたものが増えていくのかもしれない。ちなみに定額課金のサブスクはわずかに増加し、バトルパス方式は意外にも若干低下。嫌われがちな、いわゆる「ガチャ」のルートボックスに活路を見出している開発者もいるようだ。
FPSと「有料DLC」は今後噛み合う?
有料DLCに注力する点について、FPSのようなオンライン対戦型ゲームとの関係は気になるところ。
FPSのようなPvPがメインのゲームでは、「DLC購入者限定のマップやモード」を追加すると、その有料コンテンツのロビーではマッチングが成立しにくくなり、逆にコンテンツの寿命が縮むという問題がある。今日ではこうした追加マップはすべて無料アクセスとなる。
新武器のような個人用コンテンツなら有料にできそうだが、現状は異なる。たとえば『Call of Duty: Modern Warfare Ⅲ(コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 3/ MWⅢ)』や『Battlefield 2042(バトルフィールド2042)』の新武器など、ゲームプレイに影響する要素はすべて無料アンロックできる方針になっている。
あくまでPvEゲームに限った話なのか、それともPvPでも、今後有料DLCで収益をあげる新たなアイデアが出てくるのだろうか。今後の新作情報とともに、ゲーム開発スタジオのトレンド変化を探っていきたい。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Game Developer
コメント
コメント一覧 (8件)
Destiny2みたいにPvE要素(有料)を取り入れるとか、バトルパスを300円位安くすればライト層も課金すると思う。今じゃ流石に手を出せない。(書いてる自分も高くて手出せない)
コスメもみんな割高だから手を出しづらいんですよね。
1着が基本1800コインから3500コイン必要だから結構しんどいです。
1800はまだ検討余地あるけど、3500は無理。
へぇ、ff14ってMMOFPSなのか、知らなかったなぁ…
でもなきゃここで話出てないことも別におかしくないもんな…
PvEだったら買い切りDLCでレア度とが高い場所での採取ーとか
有料VIP部屋みたいなのが作れるかもしれんが
PvPは実際問題コスメ的な部分でしか利益って望めないよねって言う所はある
ただ刺さればその分膨大だから低コストで運営してゲームが刺さるか刺さらないかを見極めるしかないんじゃないかね そもそもPvPの場合ゲーム内課金より自信の強さに課金する方が多いでしょ
フリーク、プロコン、キーマウ、グラボと強さに直結する物が多いからゲームじゃなくてそっちにお金落す
ライブサービスの話でFF14みたいなMMOが出てこないのがレベル低い記事だなぁとか
今よりプレイヤー規模とか縮小しちゃうだろうけど、本体有料で良いよもう
チーターもBANすれば有料なのがある程度の抑止力になるだろうし
まぁ有料でもチーター湧きまくってるゲームはあるけど、それはそれで再購入されれば運営開発の資金になるしな
どう考えてもビジネスモデルとして無理があるもんなぁ
お金を払わない人ってとことん払わないだろうし、貧乏だと民度も悪くていいイメージないんだよね
ゲームは基本有料の時代が再来して欲しいわ
てかこのトピック、開発者じゃなくて一般プレイヤーを調査するべきだろw
無料で遊べる範囲は限定的にしてそこからの
ソフト本体は有料「ソフト額1万程度迄]」でもシーズンアップデートは無料。
課金アイテムやコンテンツへのユーザー負担額を1万程度に抑える
シーズンバトルパスは1千円程度
不正アクセス抑止と売上高の基本バランス見たらこんなもんだな。
ゲームの内容が認知されている事が成功維持の大前提だが
後出来る事と言ったら上記に加え月額定額制のサブスクか?
そもそも論無料で安全性を担保しつつ楽しませて貰おうなんて虫が良すぎるからな
ゴルフなど例に挙げれば、1回の練習場で2,3時間過ごすだけで2~3千円掛かりコースラウンドするだけで1万以上に交通費。加えて道具のアップデートに衣装代等々諸々付帯経費もある。
楽しい遊びとは金が掛かるもの。