Steamでリリースされた新作タイトル『Highguard(ハイガード)』が、現在に厳しい局面に立たされている。同作のSteamレビューやPlayStationでも意見がわれ、Steamでの評価は31,901件で「やや不評」、PlayStation版は87,000件の評価で★3.04と芳しくない。
この生まれたばかりの無料ゲームへのバッシングは少々加熱気味のようで、多くのビデオゲーム開発者たちがSNS上での「ドッグパイル(集団による袋叩き)」という、現状のトレンドに懸念を表明している。
無料FPSゲーム『ハイガード』へ過剰なバッシング
『Highguard』は、The Game Awards 2025(TGA2025)で華々しい「悪目立ち」をしてしまったたためとの声も多い(関連記事)。また、期待作として登場したものの、リリース直後からパフォーマンスの問題や仕様への不満が噴出。これを受けて開発チームはアップデートによる改善を約束し、即実行を継続している。
それにも関わらず、ネット上の批判はゲーム内容の枠を超え、開発者個人への攻撃や、執拗なバッシングへとエスカレートしている。
業界から寄せられた著名なゲーム開発者による擁護と非難

こうした状況に対し、複数の著名なゲーム開発者がSNSを通じて、現在のゲームコミュニティにおける「新作を叩くことがトレンド化している」と現状を批判。開発現場の人間性を無視した攻撃に対し、異議を唱えている。
- スウェン・ヴィンケ氏(Larian Studios / 『バルダーズ・ゲート3』)
- 「物を壊すのは簡単だが、作る方はずっと難しい。優れた批評家はそのことを理解している」
- 「何かを世に送り出すという行為は、自分を無防備な状態に晒すことであり、そのこと自体が(作品が好みでなかったとしても)尊敬に値する」
- 「いいね稼ぎのために人格を攻撃する必要はない。言葉の暴力はクリエイターの魂に実害を与える」
- 「プレイしたくないゲームはたくさんあるし、明らかに間違った理由で作られたゲームもたくさん知っている。 でも、それでもなお、誰かが本当に心から大切に思いながら作っている」
- クリフ・ブレジンスキー氏(元Epic Games / 『Gears of War』)
- 「いつから新作ゲームを叩くことが流行りになったんだ? ここ数年、そんなことが増えていて本当に疲れる」
- マーク・レイン氏(Epic Games副社長兼共同創設者)
- 「(ネット上の反応は)本当にひどい。しかもこれは新しいスタジオが作った、無料のゲームだ。悲しいよ。ゲームはみんなの趣味なんだから、憎しみではなく喜びを持って接するべきだ」
ユーザーレビューの中でも、批判一辺倒ではない意見が見られる。「このゲームは『ひどい』というよりは『期待外れ』なだけで、ここまでの憎悪を向けられる筋合いはない」といったコメントもあった。
開発チームWildLight Entertainmentの動き

開発側は批判を真摯に受け止めつつ、改善に向けた前向きな姿勢をかなり迅速に示している。
PC版のパフォーマンス不足や操作感の悪さに対する批判に対し、即座に視野角(FOV)スライダーの追加やグラフィック設定の拡張、しゃがみ/覗き込み(ADS)の切り替え機能などのQoLアップデートを導入。3vs3ではマップが広すぎるとの声にも応え、5vs5のレイドモードテストを早くも発表している。

『Apex Legends』開発の経験が活きているようで、WildLight Entertainmentはすでに1年分ものゲームプランを発表済みだ。

開発者たちの擁護の主な論点は、ユーザーの「批判する権利」は認めつつも、その手法が「個人への攻撃」や「集団心理による過剰な袋叩き」に変質していることへの強い危機感となっている。
特に「無料の新規IPに対して、建設的な批判を超えた過剰なバッシングが行われている現状」に対し、業界全体...というと大げさかもしれないが、それでも現状を変えてクリエイターを守ろうとする動きが出ている。
実際、どこの誰ともわからない書き込み・ただの文字列が、実際に人の命を奪ってしまった事例は多くの人がご存知だろう。ときにはイラッとしてしまうことは誰にでもある。そんな時こそ、「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」精神でいきたいものだ。
『Cyberpunk 2077』のように、当初の評価を大きく覆した事例もある。慌てず騒がず、『Highguard』の今後の進化を見守ろう。

Source:Massivelyop, IGN, X, Steam



コメント
コメント一覧 (6件)
まぁでも評価が全ての世界でよしよしされたいですは逆にクリエイター側の我儘だろ。そりゃ一線を超える物に関してはダメだが。
みんな自分のやってるゲームから離れるのがめんどくさいんだよ
コミュニティとかもまた最初からだし
だから新作を叩いて自分の場所を守ろうとする
でももしそっちが流行ったら移動したいから念のため触る
マジで過去のゲームばっかに人が集まってる今のゲーム業界はこんなんばっか
まあ評論気取りの馬鹿がいるのは事実ではある
同型のゲームでベターなpubgと荒野行動とフリーファイアにしたって結局プレイする奴がどれをやるかってだけなのに
その頃はパクリだとか二番煎じだとか散々言ってた連中が目立ってたが
そいつらだろ今回のにしたって
つまらんものはつまらんとしか言いようがない
評価上がってきたとか言ってる人もいるけど大多数が見切りつけて同接激減したゲームに残った奇特な人が高評価してるだけで事実Steam日本語版の評価数は400程度しかない
人は低きに流れやすい
この手の話って正当な指摘と我儘の境界線は明確にできないし個人の物差しがバラバラだからあんま意味ないよね
だって何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよの精神で運営がユーザーより立場が上な日本だからこそガンエボはゲーム内容が改善されずに運営が課金させるだけさせて逃げサ終したし
逆に組織的な作品に対して個人を名指さしで攻撃するのも論外だしさ