Electronic Arts(エレクトロニック・アーツ)およびDICE(ダイス)は、『Battlefield 2042(バトルフィールド2042)』の最新アップデート#6.2.0の内容を記載したパッチノートを公開。
12月の2週目に予定している次回のアップデートでは、近距離用マップで猛威を振るっていたショットガンMCS-880や、G428が弱体化。さらに、航空ビークルに搭載された兵装の着弾地点が自動で算出されるという新機能が実装される。
『BF2042』アップデート#6.2.0の注目点
武器のバランス調整
「アップデート6.0では、皆さんのリクエストに応え、各武器のゲーム内における全体的な意図に合わせた一連のバランス変更と改善を展開します。とりわけ重要な変更点は以下。より広範な変更点についてはチェンジログをご覧ください」
MCS-880
- 25メートルより遠くで一撃キルができないようにした
- 20~25メートルでの一撃キルは、より稀にしか起きなくなった
- #4バックショットの射程を短縮
「昨今、純粋な接近戦マップであるリダクテッドを導入したことにより、プレイヤーからのフィードバックはMCS-880のパフォーマンスが想定以上である点を強調していました。我々も同意します。この武器はとりわけ、離れたところから不公平な一撃キルを生み出していました。そこで、ワンショットキルは25メートルよりも遠くでは起きないようにするとともに、20~25メートルの間ではそれがより稀にしか起きないようにします。加えて、#4バックショット(弾薬)のパフォーマンスも、アップデート6.0では全距離で最強であったことから、意図した通りに近距離用へと短縮します」
G428
- 標準弾:2発キルになる射程を40メートルから20メートルに短縮。新たに、125メートル以上の距離では4発キルとなる
- 高威力弾:2発キルになる射程を50メートルから40メートルに短縮
- 垂直・水平反動を増加
- フルオートで撃ち続けている際の安定効果をわずかに減少
- フルオート時の最大弾拡散度を15%に増加
- 単発とフルオートの両方で、1発あたりの弾拡散度を7%上昇
- ADS速度をわずかに低下
- リコイルの増加に合わせてアニメーションの設定を微調整
「G428の役割は、近距離用のDMRです。そこで標準仕様弾が2発キルとなる射程を40メートルから20メートルに短縮します。さらに、新しく4発キルの射程を125メートル以遠に加えました。今回の変更により、この武器が意図した通り近距離用へと再調整されるでしょう。
他の変更も行っています。高威力弾も遠距離では有効なままにしつつ、反動や命中率に広く変更を行い、他のDMR系武器に合わせました」
VHX-D3
- 初弾命中率を低下
- 1発あたりのばらつきを増加
「VHX-D3の与ダメージに関しては、賛否両論入り混じったフィードバックを受け取っています。この武器は引き続き監視して微調整をしつつ、初弾の命中率を低下。そして弾のばらつきを増加させ、銃撃があまりにも強烈に感じるというプレイヤーに対応しました」
サプレッサーのミニマップステルスと亜音速弾
- 亜音速弾
- MP90用亜音速弾のマガジン容量を21発から25発に増加
- K30用亜音速弾のマガジン容量を21発から30発に増加
- サプレッサーのミニマップステルス
- ライトサプレッサーは30メートル以遠でミニマップステルスの恩恵を受けるようになった
- ライトサプレッサー+亜音速弾は、15メートル以遠でミニマップステルスの恩恵を受けるようになった
- ヘビーサプレッサーは15メートル以遠でミニマップステルスの恩恵を受けるようになった
- ヘビーサプレッサー+亜音速弾は、発砲時に完全なミニマップステルスの恩恵を受けるようになった
- サプレッサー
- 一部のバレルアタッチメントで、マズルフラッシュの視認性減少性能をアップデート
- PBヘビーサプレッサー
- ダメージ倍率を0.85倍から0.9倍に変更
- 弾速倍率を0.8倍から0.85倍に変更
- タイプ4ヘビーサプレッサー
- ダメージ倍率を0.9倍から0.95倍に変更
- 弾速倍率を0.75倍から0.8倍に変更
- ボックスサプレッサー
- 弾速がわずかに増加する
「アップデート6.2では、サプレッサーと亜音速弾、そしてこれらのミニマップステルスについて意図したものへの変更も実施します。また、これら2つのアタッチメントを同時に使うことで、各恩恵が組み合わさるよう考慮しています。
引き続きフィードバックをチェックし、これら両方のガンプレイ面を監視していきます。我々は各武器とビルドを、可能な限りより多様なものにする意図があり、その目標に向かって引き続き取り組んで行きます。
より広い視点では、ショットガンとサプレッサー、亜音速弾のガンプレイを改善する機会を引き続き探っていくところです。これらの武器とアタッチメントに、今後もさらなる改善をご期待ください」
航空ビークルの着弾を改善
「過去数ヵ月、ビークルのエイムとクロスヘアの調整について、皆さんからさらなる改善のリクエストを受け取ってきました。アップデート6.2では、演算された着弾地点をビークルチームより提供します。これは、ビークルの速度、角速度、重力、抗力などの要素を考慮に入れて、最大300メートルまで、着弾地点を正確に割り出すというものです。
加えて、現在航空ビークルで使用できるすべてのカメラのクロスヘアを調整し、プレイヤーのクロスヘアができるだけ正確になるようにします。
この機能は、航空機などに搭載された兵装1種類の、信頼できる着弾地点として動作します。しかし、翼の下に2種類の兵装をつけているMD540ナイトバードのような航空ビークルでは、挙動がやや異なります。この場合は両方の兵装の距離を計算し、その平均を着弾地点として割り出します。ターゲットまでの距離によっては、これらの兵装は実際のところ中心点からずれて命中し続けることもあります。しかしプレイヤーはそれを予測し、読み取れるようになります」
航空ビークルのHUD改善
「航空ビークルの熱心なファンの皆さんからよく受け取るリクエストは、ガンナーとパイロットのコミュニケーション状況をより向上させられるような機能の改善です。
ビークルチームは『バトルフィールド2042』に至るまでの過去作から、とある機能に取り組んできました。これはHUDにエイムのインジケーターをつけるというもので、ガンナーとパイロットがエイムしている方向を強調する機能です。
ガンナーなら、パイロットが向かう方向に自分の向きを合わせる助けになるでしょう。パイロットは、地上のターゲットとの交戦において、現在の優先目標が何なのかを理解できるようになるでしょう」
チェンジログ(抜粋)
AI、兵士、全般的な変更
- プレイヤーのコスメティックは、「装備中」、「デフォルト」、「アンロック済み」、その他のアイテムでコレクション画面に整理される
- アーマーの色識別を変更できるようになった(オプション→表示→HUD全般→色覚特性設定→カスタムリスト)
- 一部の武器で、しゃがみや伏せをしている時に、反動の低減ボーナスが適応されないことがある不具合を修正
マップとゲームモード
- ペンギンたちが、リダクテッドにある金属の格子をEODボットがすり抜けないようにしてくれた
- カレイドスコープのエスカレーターが構造上の完全性を取り戻した。もう壁を透かして見えることはなくなる
- リダクテッドの一部の壁も、構造上の完全性を取り戻した。もう飛翔体がUS側HQにすり抜けなくなった
- AI兵士たちにさらなる教習マニュアルを配布。リダクテッドの壁でスタックしないようにした
- リダクテッドのセクターC付近に、投入ビーコンを隠して設置できないようにした
- スピアヘッドの動く足場が、もう誰もキルできないようにしようと我々は決断した
ガジェットとスペシャリスト
- 弾薬と医療ポーチのアイコンをより見やすくした
- サプレッサーを装着していても、アンダーバレルランチャーで発砲した際はミニマップ・ステルスの恩恵を受けられないようにした
ビークル
- 航空ビークルは、選択した兵装の着弾地点が演算されるという恩恵を受けるようになる。これにより、ビークルのエイムとクロスヘアの調整がさらに向上した
- 伏せているプレイヤーは、ビークルからの炸裂ダメージが減る不具合を修正
- ヘリコプターとジェットの対ビークルミサイルの射程は、同じ800メートルになった
- 航空ビークルのすべてのカメラで、クロスヘアと着弾地点を揃えた
- 高速で特定のオブジェクトに衝突した際の、ビークルカメラのぶれを修正
- ジェット系の上昇レスポンス時間を低下。飛行中に微調整をする際に、適切にピッチをするのがより容易になる
- マウスを使って飛行する際の、ジェット系の入力のくっつきをアップデート
- 開発者ノート:慣れるのにやや時間がかかると思われます。試してみて、どんな感じか教えてください
- 兵器からのミサイルの出現をアップデート
- 開発者ノート:よりシームレス、かつきっちりと繋がったプレイ体験になります
- すべての航空機のミサイルは、フルオートではなく単発式の発射パターンになった
武器
- バックショット弾
- 弾薬タイプの説明を、ゲームプレイの効果をよりうまく反映するようにアップデート
- AP グレネードランチャー
- 弾を1発から2発に増加
- 影響する武器:AK24, LCMG, SFAR-M, SVK
- RPK-74M
- コレクション画面で、拡張マガジンの弾薬量表示を修正
- 一部のマズルアタッチメントのメッシュの不具合を修正
- LMG
- コレクション画面で、拡張マガジンの弾薬量表示を修正
- コマンドーナイフ
- 近接攻撃後のアニメーションが正常に機能しない不具合を修正
- AEK-971
- フラッシュサプレッサーがときどき他のアタッチメントと重なる不具合を修正
- MP412 Rex
- MP412 Rexを装備した際の、切り替えアニメーションの不具合を修正
- M240B
- プラスメニューで、拡張マガジンがデフォルトで装着されるようになった
- SWS-10
- PBヘビーサプレッサー使用時のサウンドエフェクトの不具合を修正
- 12M Auto
- フレシェット弾使用時の排莢を修正
- XM8 プロトタイプ
- 『バッドカンパニー2』のXM8 プロトタイプ用の、M320バッククロスヘアのサイズを修正
- MTAR-21
- PBヘビーサプレッサー使用時の、マズルスモークのビジュアルの位置が誤っていたのを修正
- AC-42
- 亜音速弾使用時の排莢のテクスチャを修正
- AS-Val
- 一部のスコープ使用時に、アイアンサイトのメッシュが意図せず表示されていた不具合を修正
- Super 500
- ダメージと弾の拡散を微調整し、10メートル以上で、より安定した、より高いダメージを出せるようにした。しかし、一撃キルを取るチャンスは低下させた
- GEW-46
- 100メートル以上でのダメージを、1発あたり22から20に変更
- ゴーストメーカー R10
- ミニマップ・ステルスの性能をアップデートし、消音アイコンを追加
- NVK-S22
- #01バックショットのアイコンをアップデート
ホリデーイベント予告
「年の瀬が近づいて来たところで、ペンギンたちに駆り立てられたはみ出し者の一団が、面白いオモテナシを作っているところです。新たなプレイ方法や、コスメティック報酬、そしてお茶目なゲームモードにご期待ください」
- タイトル:Battlefield 2042(バトルフィールド2042)
- 発売日:2021年11月19日
- 対象機種:PS4, PS5 / Xbox One, Xbox Series X|S, PC
Source: BF2042 Official
コメント
コメント一覧 (1件)
今だにやってるやつの気がしれん
たぶん2042が初BFなんだろうな