映画製作とゲーム開発を同時に手がけるインディーズ系スタジオGhost Dog Filmsは、PC向け新作ゾンビシューター『END LAND(エンドランド)』を発表した。2025年内リリース予定で、Steamストアにてウィッシュリスト登録受付中。
戦争によって崩壊し、ゾンビであふれたイングランドを舞台に、主人公は妻との再会を目指して旅に出ることになる。
新作ゾンビTPS『END LAND』2025年リリース予定
発表された新作『END LAND』は三人称視点のゾンビシューターで、PC Steam向けにリリース予定。文明が滅んだイングランドを旅する、ストーリー主導型のPvEアクション・アドベンチャーゲームだ。
まだ雰囲気を確認できるだけだが、音楽に力を入れていることは感じられる。
Ghost Dog Filmsによると、独特の雰囲気を持ったストーリーと、強烈なサウンドトラックで、生存と犠牲をめぐる痛ましい物語を描くとのこと。
世界設定はポストアポカリプスに近いようだ。とある軍事攻撃によってイングランドは破壊され尽くし、国内は混沌に陥っている。
主人公は、戦場経験豊かな元軍人のAlex(アレックス)。彼がイングランド北西部沿岸の離島に取り残されているところから物語はスタートする。
ロンドンにいる妻と再会すべく、Alexは旅を始める。しかしイングランドの風景は荒廃し、さらに謎のウイルスに感染した人々が、生存者に容赦なく襲いかかるゾンビと化していた。
Alexは生存者とゾンビ、両方と戦うことになる。そしてゾンビ・アウトブレイクの謎を暴き、隠された真実に直面していく。
果たして彼は家に帰り着くことができるのか。それとも真実の重みが、彼の行く道を永遠に変えてしまうのだろうか。
リソース管理が重要なサバイバル体験
ゲーム内容は、元軍人であるAlexが近接技や遠隔武器を組み合わせ、感染者や敵対的な生存者たちと戦っていくというもの。一方ではリソース管理の要素が重要なゲーム性だ。弾薬や物資は限られており、すべての戦いに生死がかかるという。
トレーラーにはまだ戦闘シーンは映っていないが、開発中のUIでは軍需品(グレネード)らしきものと銃器(ライフルやショットガン)が確認できる。システムの詳細は続報を待つことになりそうだ。
映画製作も手がけるユニークなスタジオ
開発を手がけるGhost Dog Filmsは、ゲームだけでなく実写映画の製作も手がけているユニークなスタジオだ。
現在も、『I Saw Black Clouds』などの作品を米国・英国のAmazonプライムで視聴できる。こちらは友人の訃報を知って故郷に帰ってきた主人公が、真実を探る過程で、隠されていた秘密の数々に直面するという内容。
受賞歴もあり、「International Black Film Festival(IBMM)」という、黒人の映画製作者や黒人の現実を描いた映画を中心にとするインデペンデント映画祭では、2021年に「Best Director of Cinematography」と「Best Interactive/VR Film」の2つを受賞している。
ゲームスタジオとしては、『SPIDER MALL !(スパイダーモール)』という作品で2023年にデビューした。こちらはボディカム(実写)映像をゲームに組み込んだタイプの作風で、ショッピングモールに閉じ込められた主人公が、巨大な蜘蛛やモールの警備員と戦うというもの。
新作『END LAND』は実写ゲームではなさそうだが、その後のどのような技術進化が見られるのか楽しみだ。気になる方はSteamストアページでウィッシュリストに登録してみよう。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Steam
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