CoD:BO7 正式発表

先行プレイレポート:『ボーダーランズ4』6つの進化ポイント! 移動も戦闘も次元が違う最速ハンズオン体験会

ボーダーランズ4 Borderlands 先行プレイ ハンズオン
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「ヒャッハー!」でおなじみ、唯一無二の世界観でファンを魅了し続ける『ボーダーランズ』シリーズ。前作から5年、待望の最新作『ボーダーランズ4』が6月17日より予約受付開始され、2025年9月12日に発売される。

今回EAA!!は、2K主催のハンズオンイベントに招待され、なんと世界最速でその実機プレイを体験。プレゼンテーションで明かされた驚きの新要素の数々と、約2時間にわたる濃密なプレイで感じた"次世代のヒャッハー"を、どこよりも早くお届けする。

CONTENTS

Gearbox創設者が語る『ボーダーランズ4』に込められた想い

ハンズオンに先立ち、本作の開発を手がけるGearbox Softwareの創設者兼社長であるランディ・ピッチフォード氏と、グローバル・クリエイティブ・エグゼクティブのアンドリュー・ライナー氏が登壇。日本のゲームから多大なインスピレーションを受けてきたというランディ氏の熱い想いと共に、最新作の全貌が語られた。

Borderlands4 ボーダーランズ4
GEARBOX 創設者&社長 ランディ・ピッチフォード氏 / グローバル・クリエイティブ・エグゼクティブ アンドリュー・ライナー氏

ランディ氏:「私が今日ここに立っているのは、実は日本のおかげなんです。私がゲームメーカーになったのも、日本のゲームのおかげ。任天堂のゲームを始め、日本のクリエイターが生み出す素晴らしいイマジネーションに常にインスピレーションを受けてきました。そして、『いつの日か、日本の人たちが愛してくれるゲームを作りたい』、そう夢見ていたんです」

20年以上に渡り『ボーダーランズ』シリーズを開発してきたチームのクラフトマンシップが注ぎ込まれ、その夢が結実した最新作『4』は、「史上最も規模が大きく、野心的なタイトル」になったと両氏は自信を覗かせた。

ここが革命的!『ボーダーランズ4』6つの超進化ポイント

『ボーダーランズ4』スタート画面

プレゼンテーションと実際のプレイ(PC・英語版)から見えてきた、『ボーダーランズ4』の主な新要素を6つに集約して解説しよう。

1. ロードからの解放!広大なマップが完全シームレス化

ロードのストレスなし!どこまでも広がる大地を冒険

「エリアごとのロードタイムをとっぱらってしまおう」。クリエイティブディレクターの発想から、本作のマップは完全シームレス化を実現。 これまでのシリーズではエリアを移動するたびにロード時間が発生していたが、これが完全に撤廃された。

メインストーリーの時系列に縛られる必要もなく、寄り道してサイドミッションに没頭したり、未知のエリアを探索したりと、プレイヤーの気の向くままに惑星「カイロス」の隅々まで冒険できる。これはもうオープンワールド級の進化だ。なおミッション失敗からリトライも高速だった。

2. 全方位・ハイスピード!新アクションで機動力が爆発的に向上

『ボダラン4』の移動とアクションは、過去作とは比較にならないほど大幅にグレードアップしている。

  • ダブルジャンプ:空中でもう一段高く跳躍するアクション
  • グラップル:ワイヤーで自身を高速で引き寄せたり、オブジェクトを掴んで投げつけたりと、立体的な移動と攻撃の要となる。
  • ダッシュ:前後左右へ瞬時にスライドし、敵の攻撃を回避する必須アクション。
  • グライド:ジャンプボタン長押しで滑空し、落下速度をコントロール。
  • クライミング:一部の壁やハシゴは、登ることが可能。探索の自由度がさらに向上。
  • スイミング:シリーズ史上初!水を泳いで移動可能に。
  • スライディング:スプリント速度を維持しながら地面を滑り、高速移動しながら射撃可能。
  • グランド・スラム:空中から地面に拳を叩きつけ、周囲の敵に範囲ダメージを与える強力な攻撃。

これらの新アクションを組み合わせることで、戦闘は従来の「撃ち合い」から、戦場を立体的に駆け巡るハイスピードな「アクションシューティングFPS」へと変貌を遂げたとも言える。

3. 億単位の銃と新たなガジェットでヒャッハー度MAX

ボーダーランズの代名詞ともいえる「銃」は、本作でも健在どころか、さらに進化を遂げている。何十億を超える数の銃が登場するだけでなく、新たな武器メーカーやガジェットも追加された。

  • 新武器メーカー:新たな武器メーカーの参戦で、武器のバリエーションは天文学的な数に。
  • ライセンスギア:1つの銃に、異なる武器メーカーのパーツを組み合わせてカスタマイズ可能に。
  • 強化パーツ:メーカーに応じて武器を強化し、自分だけの最強銃をクラフト可能。
  • ガジェット・スロット:従来のグレネードボタンは、ロケットランチャーや投げナイフといった多彩な「飛ばし道具」のスロットに変更。攻撃の選択肢がさらに広がった。
  • リペア・キット:任意のタイミングで自己回復できる重要アイテム。移動速度アップなどのバフ効果も付与する戦略的な使い方が可能。

4. AIドローンと共に駆け巡る!頼れる相棒「Echo-4

画面右がAIドローン「Echo-4(エコーフォー)」

ヴォルト・ハンターの新たな相棒となるのが、AIドローン「Echo-4(エコーフォー)」だ。 目的地までの最短ルートを示す「Co-location(コ・ロケーション)」機能や、周辺の情報をスキャンして知らせる優秀なナビゲーターだ。

素直で従順、常にプレイヤーをサポートしてくれるその姿は、例の歩くトラブルメーカーよりは安心してガイドを任せられるかもしれない。

ムム!?ダレカワタシノウワサヲシマシタネ!

5. 圧政からの解放を目指す!新惑星「カイロス」の壮大な物語

新たな悪役?冷酷な独裁者「タイムキーパー」

物語の舞台は、何千年もの間、謎のベールに包まれていた惑星「カイロス」である。 人々はその存在を伝説として語り継ぐだけで、実在しないとさえ思われていた。

この星を支配するのが、冷酷な独裁者「タイムキーパー」だ。 カイロスの人々一人ひとりの頭に「ボルト」を埋め込み、思考や視覚を共有することで彼らを支配している。 人々は生まれた時から自由を知らず、タイムキーパーこそが世界のすべてだと信じて生きてきた。

しかし、ある変化が訪れる。『ボーダーランズ3』のラストでリリスがパンドラを救うために行った行動により、カイロスを覆っていたベールが破壊された。 空には星々が輝き、人々は初めて外の世界の存在を知ることになる。

これを機に、一人の農夫の女性が自らのボルトを引き抜き、本当の自由を手にした。 彼女に続く者たちは「リッパーズ」という抵抗組織を結成し、タイムキーパーの私兵軍団「オーダー」との間で、惑星全土を巻き込む内戦が勃発する。

プレイヤーであるヴォルト・ハンターは、このカオスな内戦の真っ只中に飛び込み、お宝と伝説を求めて戦うことになる。 リッパーズとオーダー、どちらに味方するか、あるいは両方を利用するか、すべてはプレイヤーの自由である。

6. 「Unreal Engine 5」採用と超詳細なキャラクターカスタマイズ

ビジュアルは「Unreal Engine 5」で描かれ、ライティングや天候による風景の変化、キャラクターのディテールまで息をのむほど美しい。

さらに、シリーズで初めて詳細なキャラクターカスタマイズが可能に。自分だけのヴォルト・ハンターを作り上げ、CO-OPモードでフレンドに自慢しよう。

【最速インプレッション】実際に『ボーダーランズ4』をプレイ!

体験できた2名の新ヴォルト・ハンター

いよいよPC版の実機プレイへ!今回のハンズオンでは、ダーク・セイレーンの「ヴェックス」と、エグゾ・ソルジャーの「ラファ」を使い、レベル5の序盤ミッションとレベル20の高難易度ミッションを体験した。

▼ヴォルト・ハンター「ヴェックス(ダーク・セイレーン)」プレイ映像

▼ヴォルト・ハンター「ラファ(エグゾ・ソルジャー)」プレイ映像

戦闘スタイルが全く異なる2名のヴォルト・ハンター

筆者はまず、サイボーグのような外骨格をまとったエグゾ・ソルジャー「ラファ」を選択。早々にスキルツリーを覗いてみると、その圧倒的なボリュームに度肝を抜かれた。開発者が「『1』から『3』までのスキルツリーを全部足したものより壮大」と語っていたが、それは決して誇張ではないと一瞬で理解できた。

エクゾ・ソルジャー「ラファ」スキルツリー

「ラファ」は近接戦闘のスペシャリスト。前線に出ることで活かされるスキルが多く、常にアグレッシブに攻めたいプレイヤーにオススメ。

  • ラファ:アクション・スキル
    • Arc-Knives:両手にブレードを装備して近接攻撃!流れるようなコンボが気持ちよく、3人称視点で操作しやすい。
    • Peacebreaker Cannons:自動攻撃するタレットを両肩に召喚!発動後の無駄がなく戦闘初心者でも扱いやすい。
    • APOPHIS Lance:強力なエネルギー砲を放つアームキャノン!チャージして当てれば高レベル相手でも大ダメージ。
ダーク・セイレーン「ヴェックス」スキルツリー

途中でスイッチしたダーク・セイレーンの「ヴェックス」は、召喚したミニオンと共闘するスタイル。召喚物が敵の攻撃を引き付けてくれて自身は安全に戦いやすい。慎重に立ち回りを考えながら、たまに前に出て暴れるプレイもしたいプレイヤーにオススメ。

  • ヴェックス:アクション・スキル
    • Phase Phamioliar:魔法の獣「トラブル」が常に戦闘をサポート!倒されてもクールダウンで復活する。
    • Dead Ringer:自身のクローンを召喚!近接タイプと射撃タイプの好きな方を呼び出して敵と戦わせる。
    • Incarnate:その場で爆発を起こし、HP全回復&移動速度UP!発動中は左手から強力な魔法弾も撃てる。
甘えてくるトラブルが、まさに猫(カワイイ)

2人のヴォルト・ハンターを体験した所感としては、敵の殲滅速度はラファが優れているが、ミニオンが優秀な盾となるヴェックスの方が生存しやすく、戦闘難易度は後者が低く感じた。ある程度FPSが得意なプレイヤーならラファ、ゲーム初心者かソロプレイ主体ならヴェックスが良いだろう。

序盤体験:キャラコンの快感と、やめどきを失う探索の楽しさ

広大なフィールドと、リアルすぎる環境の表現

まず驚かされたのは、プレゼンでも強調されていた移動と探索の圧倒的な快適さだ。シームレス化の恩恵は絶大で、タイトルからの読み込みとファストトラベル(それでも4~6秒程度)以外、ロードは一切なし。

Unreal Engine 5で描かれたカイロスの風景は息をのむほど美しく、読み込みなしで広大なエリアを駆け巡れる体験はまさに"次世代"。これは本気でやめどきが見つからなくなるやつだ。

配信映えするスキルとアクション性

そして本作の進化を最も体感できたのが、新アクションによるキャラクターコントロール、通称「キャラコン」の楽しさだ。グラップルで敵を飛び越え、そのままグライドで滑空しながら攻撃し、飛んでくる敵のミサイルをダッシュでギリギリ避けて反撃…といった一連の流れが、驚くほどスムーズに、流れるように決まる。

これまでのシリーズでは不可能だった立体的な立ち回りが自然にできてしまう本作の感覚は、一度味わうと病みつきになること間違いなし。

グラップルでバレルを掴み、投げつける

特にグラップルは、単なる移動手段にとどまらない。高所の確保はもちろん、周囲の爆発バレルを掴んで敵に投げつけるといった戦術的な使い方も可能で、まさしく「ゲームチェンジャー」と言える存在だった。これだけ自由なアクションができるなら、CO-OPでの決闘もさぞ楽しいだろう。

もちろん、一部のアクションにはスタミナのようなゲージが表示され、連続使用はできないクールダウンが存在する。重要な局面で回避不能に陥らないよう、リソース管理も必要になってくるだろう。

リペア・キットは自身のHP回復+バフ効果

戦闘面では、任意のタイミングでHPを回復できるリチャージ式の装備「リペア・キット」の追加が非常にありがたい。従来の「回復薬を拾ってHPを回復」という仕様に加え、能動的な回復手段が増えたことで、生存性が格段に向上。さらにバフ効果付きのキットもあり、「攻撃のためにあえて使う」といった戦略的な運用も面白かった。

皆大好き!クラップトラップ

フィールド探索中に、お馴染みの愛されキャラ「クラップトラップ」を発見!彼が提供するサイドミッションは、相変わらずのユーモアとカオスに満ちている。

高難易度体験:新アクションを活かすガチすぎるボスとの死闘

INCEPTUS(公式PV映像から)

序盤体験があまりにも調子が良かったのもあり、正直「メディア向けの体験会だし、サクサク進めるだろう」と筆者は思っていた。そんな甘い考えは、レベル20のミッションで木っ端微塵に打ち砕かれた。道中の中ボスからしてギミック満載、そして最後に待ち受けていたボス「INCEPTUS」は、普通に激ムズだった。

▼高難易度ミッション「ヴォルト侵入」:プレイ映像(エグゾ・ソルジャー)

(※このミッションのプレイ映像は解禁時刻が異なるため、近日中に公開予定。EAA!!だけのソロ討伐の瞬間をお見逃しなく!)

ボーダーランズに登場する「ヴォルト」とは何?

古代に高度な文明を誇ったエリディアンという種族が遺した遺跡のこと。その中にはエリディアンが遺したテクノロジーが封印されており、ヴォルトを開いた者はとてつもない富と名声を得られるとされている。

ボーダーランズの「セカンド・ウィンド」とは何?

戦って生き延びろ!HPが0になってダウンしても、一定時間以内に敵をキルできれば復活することができる初代から続く伝統的かつ必須のシステム。なお短時間にダウン→復活を繰り返すと、やがて猶予時間が一瞬で終わるようになる。

遮蔽物のないアリーナでの、1対1のタイマン勝負。繰り出される攻撃はどれも一撃が致命傷になりかねず、常に敵の動作を注視しながらダブルジャンプやダッシュで回避し続ける、まさに息つく暇もない死闘だ。

ギミックも厄介で、グラップルで弱点の胞子を引きずり出さなければ有効なダメージを与えられない。床一面が毒の海と化すフェーズでは、グラップルとグライドを駆使して常に空中を飛び回ることを強いられる。体力半分で攻撃パターンが激化する初見殺しのオンパレードには、なすすべもなく何度も膝をついた。

しかし、ここで光るのが『ボーダーランズ』ならではのシステムだ。あえて残しておいたザコ敵を、ダウンした際に倒して「戦って生き延びろ!(セカンド・ウィンド)」で復活。この「絶望的な状況を、己の力でひっくり返す」感覚こそが、本作の醍醐味だと改めて実感させられた。

挑み始めてから約25分。3度のデスを乗り越え、体験終了時間ギリギリでついにソロ討伐を達成! その瞬間、背後で見守っていた開発スタッフから歓声と盛大な拍手が送られた。戦闘中に考えるべきことが非常に多く、まさしくやりごたえ抜群。それでいて、慣れればノーダメージも可能かもしれないと思わせる絶妙なゲームバランス。この達成感は筆舌に尽くしがたい。

周囲の様子を見る限り、この難敵をソロでクリアしたのはEAA!!だけだったかもしれない(開発陣が背後で固唾を飲んで見守ってくれており、クリア時には歓声が!)。あまりの難易度に、本来はキャプチャー不可のCO-OPで開発者とプレイすることが前提のイベントだった可能性もあり、我々のヒャッハー魂が少しだけ開発陣の想定を上回ってしまったようだ。

高レアリティ装備もっと見たかった!

唯一心残りだったことは、体験会を通して一度もレジェンダリー装備(金色レアリティ)を見つけられなかったことだろうか。出ない出ないと言われていただが、やっぱり出なかった。しかしそう簡単には手に入らないからこそ、見つけた時の喜びは計り知れないに違いない。

まとめ:正統進化と革命的進化が融合した、シリーズ最高傑作の予感

会場で発見したクラップトラップのフィギュア!

今回のハンズオンで体験できたのは、本作のほんの一部に過ぎない。それでも、『ボーダーランズ4』がシリーズの根幹である「撃って、漁って、成長する」というループの楽しさを一切損なうことなく、アクションと探索の自由度という面で革命的な進化を遂げた「次世代のシューティングRPG」であることはハッキリと分かった。

シームレス化された世界と進化したアクションは、探索と戦闘の自由度を飛躍的に向上させ、プレイヤーをこれまで以上にヒャッハーな冒険へと誘ってくれる。まだ見ぬ2人のヴォルト・ハンターや、ランディ氏が語った「史上最強のエンドゲーム」も控えているとなれば、期待せずにはいられない 。

2025年6月17日より予約受付となった『ボーダーランズ4』は、2025年9月12日にPlayStation 5、Xbox Series X|S、PC(Steam, Epic Games Store)向けに発売予定。そして2025年後半にはNintendo Switch 2でも発売予定。全世界のヴォルト・ハンターよ、新たなヒャッハーの時代に備えよ!

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