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デスクトップはもういらない? 300Hz + 4K配信 + 録画を両立するモンスターゲーミングノートPCの実力検証 - GALLERIA ZL7C-R57-6A 本気レビュー

GALLERIA ガレリア パソコン PC ZL7C-R57-6A ノートPC レビュー ゲーム FPS ゲーミングデバイス ハイエンド 300Hz リフレッシュレート フレームレート 改善 最強 ハイパワー パフォーマンス クオリティ RTX Intel CPU GPU
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デスクトップPCを置くスペースがない!机に筐体とモニターとキーマウを置きたくない! でもパフォーマンスの妥協はしたくない!

そんなわがままゲーマーの願いを、GALLERIA(ガレリア)のノートPCが解決してくれた。それが、今回レビューする「GALLERIA ZL7C-R57-6A公式サイト)」だ。

本機は脅威のリフレッシュレート300Hzの高速液晶ディスプレイ、そして2025年リリースの最新CPU「Intel Core Ultra 7 255HX」と「NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU」を搭載。勝利を求めるコアゲーマーから、動画編集や配信に挑戦したいクリエイターまで、あらゆる「やりたい」を「できる」に変える一台だ。 本記事で、そのパフォーマンスや良い点、いまいちな点をレビューしていこう。

CONTENTS

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」のスペック

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GALLERIA ZL7C-R57-6A

まずは「GALLERIA ZL7C-R57-6A」の基本スペックをチェック。心臓部には最大5.2GHzで動作する20コア/20スレッドの「Intel Core Ultra 7 255HX」を搭載。グラフィックスには、DLSS 4に対応する「NVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU」で、最新ゲームを高設定で快適にプレイする能力を持っている。

特筆すべきは、16インチWQXGA(2560×1600)解像度で300Hzという驚異的なリフレッシュレートを両立したディスプレイだ。メモリは標準で32GB(DDR5)、ストレージも1TB(NVMe Gen4 SSD)と、購入したその日から最前線で戦える構成となっている。

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」詳細スペック
カテゴリー標準スペック
OSWindows 11 Home 64ビット
CPUインテル Core Ultra 7 255HX (最大5.2GHz/20コア/20スレッド)
GPUNVIDIA GeForce RTX 5070 Laptop GPU (8GB)
メモリ32GB (16GBx2) (DDR5-4800 SO-DIMM)
SSD1TB (M.2 NVMe Gen4)
ディスプレイ16インチ 液晶 (2560×1600) ノングレア 300Hz
無線LANWi-Fi 7
サイズ約 357(幅)×255(奥行)×31(高さ・ゴム足含む) mm
重量約 2.3kg
保証期間1年間
価格279,980円 (税込)(※価格は執筆時)
GALLERIA ZL7C-R57-6A スペック一覧

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」ギャラリー

筐体デザインはゲーミングPCにありがちな過度な装飾を排し、ソリッドな印象にまとめられている。天板のマットな金属の質感もナイスで、派手さを削ぎ落としたミニマルな外観は、どんな環境にも溶け込む。「ゲーミング」ではあるものの、シックなデザインだ。

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」6つの注目ポイント

1. 脅威の300Hz高速ディスプレイ

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」の大きな特徴は、WQXGA(2560×1600)という高解像度でありながら300Hzのリフレッシュレートを実現した16インチディスプレイだ。一般的な60Hzや144Hzのディスプレイとは比較にならない滑らかさで、『VALORANT』や『Apex Legends』といった競技性の高いFPSにおいて、敵の動きをより正確に捉えられる。

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2560 x 1600 (300Hz)は、ノートPCとしては驚異的な数値

実際にゲームをプレイすると、高速で視点を動かした際のブレが極めて少ない。索敵からエイム、そして射撃までの一連の動作がスムーズにつながる感覚がある。普段使いのゲーミングモニターと遜色ない視認性がノートPC上で実現されていることには驚かされた。さらに16インチの画面にWQXGAの高解像度が凝縮されていることで、映像の細部まで極めてシャープに表示される。

まさに本気のキャッチフレーズ「刹那を捉える」通りの性能で、一瞬の判断が勝敗を分けるゲームでは、強力なアドバンテージとなるだろう。

2. ゲームもクリエイティブも。デスクトップに匹敵する処理性能

最新の「Core Ultra 7 255HX」と「RTX 5070 Laptop GPU」の組み合わせは、まさにノートPCの常識を覆すパワーを発揮する。

『ボーダーランズ4』などの最新のAAAタイトルをプレイできるのはもちろん、DLSS 4のマルチフレーム生成(MFG)に対応したタイトルであれば、負荷の高いシーンでも驚くほど滑らかに描画される。

『THE FINALS』でマルチフレーム生成(MFG)を最大設定(4X)で有効にすると、場面によっては300fpsを超えることもあった。ネイティブで常時120fps以上を維持できていれば、遅延もほとんど気にならないレベルだ。

その恩恵はゲーム以外でも大きい。がっつり負荷をかけてその実力を見てみよう。配信ソフト「OBS Studio」を使い、『THE FINALS』をプレイしながら4Kアップスケーリング・50,000KbpsでのYouTube配信と録画を同時に行ってみると...。

フレームが落ちることもなく安定したキャプチャが可能だった!これは、高性能なGPUがハードウェアエンコードによって処理の大部分を担い、CPUへの負荷を大幅に軽減しているためだ。CPUに生まれた余力が、配信中も快適なゲームプレイを支えている。この小さな機体に恐ろしいパワーが秘められていることの、何よりの証明だろう。

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OBS:4K配信設定(録画も同じ設定)

次に4K動画編集も試してみたが、編集ソフト「Aviutl2」で複数の4Kクリップとエフェクトを重ねたタイムラインも、プレビューは筆者のメインPCと遜色ないほどスムーズに動作する。NVIDIAのハードウェアエンコード「NVENC」も高速で、書き出し時間に不満はない。

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4K映像もサクサク編集できる

これまでデスクトップでしか考えられなかったような高負荷作業も、この1台で場所を選ばずに行える。ほしい...!

3. ゲーミングの枠を超える、NPU内蔵CPU

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IntelのCore UltraシリーズはNPU内蔵

このPCに搭載されている「Core Ultra 7 255HX」は、AI処理に特化したプロセッサー「NPU(Neural Processing Unit)」を内蔵している。これは、CPUやGPUに代わってAI関連のタスクを担うことで、低消費電力かつ効率的な処理を可能にするパーツだ。

例えば、OBSで配信する際に専用のAIプラグインを導入すれば、AIノイズキャンセリングやバーチャル背景といった、本来であれば高負荷な機能をNPUに処理させることができる。同様に、対応する動画編集ソフトでもAI文字起こしといった処理をNPUが担う。これによりメインのCPUリソースがゲームプレイや本来の編集作業に解放され、パフォーマンスへの影響を最小限に抑えることが可能だ。

現状ではNPUに最適化されたアプリケーションはまだ多くなく、導入の敷居が高いのは事実だ。しかし、今後のAI活用が本格化すれば、このNPUの存在は大きな意味を持つだろう。ゲームという枠に収まらず、多彩な用途に挑戦したいユーザーにとって、将来性のある機能と言える。

4. 有線に縛られない「Wi-Fi 7」対応

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」は次世代の無線通信規格である「Wi-Fi 7」に対応している。Wi-Fi 6Eが単に「速い」規格だったとすれば、Wi-Fi 7は「速くてラグに強い」規格だと言える。

その秘密は、複数の周波数帯を同時に利用して通信を安定させる「MLO」や、従来の2倍の帯域幅を持つ「320MHz幅通信」といった新技術にある。これにより、理論上Wi-Fi 6の4倍にも達するスループットだけでなく、有線LANに迫るほどの低遅延と安定性が実現されるのだ。

Wi-Fi 7対応ルーターを導入すれば、これまで有線接続が必須だったような場面でも、ワイヤレスという選択肢が現実的になるだろう。「ケーブルに縛られずに勝てる安心感」、それがWi-Fi 7の最大の魅力だ。

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Wi-Fi 6環境での計測ながら、有線LANに迫る速度を記録。本機が秘めるWi-Fi 7への期待が高まる

5. 妥協なき筐体設計と拡張性

これだけのハイパフォーマンスを安定して維持するには、強力な冷却性能が不可欠だ。高負荷なベンチマークを連続で回しても、熱を持つのはキーボード中央のKキー周辺のみ。ゲームプレイで酷使するWASDキー周辺はむしろ常温以下に感じるほどで、不快な熱は一切感じなかった。冷却設計が極めて優秀な証拠だ。

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排気口から見える巨大ヒートシンク

インターフェースも豊富で、Thunderbolt 4をはじめ、USB Type-A、HDMI、そして2.5Gbps対応の有線LANポートなど、必要なものはすべて揃っている。外部ディスプレイや多数の周辺機器を接続する際にも、ハブを介さずにスマートな配線が可能だ。

キーボードもNキーロールオーバーとアンチゴーストに対応しており、複数のキーを同時に押しても入力抜けのない正確な操作を実現している。

6. 内蔵スピーカーと「Nahimic 3Dオーディオ」の実力は?

Nahimic | SteelSeries
Nahimic | SteelSeries

ノートPCの内蔵スピーカーは、音が出れば良い、というレベルの製品が多いのが実情だ。しかし、本機はバーチャル3Dサラウンドを実現する音響技術「Nahimic(ナヒミック)(公式サイト)」を搭載しており、その実力は期待を上回るものだった。

実際に試すと、内蔵スピーカーとは思えないほど音の定位感が良く、FPS/TPSでは背後にいる敵の位置すら把握できるほどだった。この効果はヘッドフォン接続時にも有効で、音響プロファイルも「ゲーム」や「映画」といった用途別にワンクリックで切り替えられ、非常に手軽だ。

ちなみに、「Nahimic」には音を視覚化する「サウンドトラッカー」機能もあるが、こちらは環境音まで拾ってしまい、正直実用的ではなかった。とはいえそれを補って余りあるほど、スピーカー本体の素性の良さは特筆に値する。

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音の可視化機能「サウンドトラッカー」はコンセプトこそ面白いが、多くの音を拾いすぎる

実力検証:『Call of Duty: Black Ops 6』ベンチマーク

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スペックシートでは真価が分からない。その実力を解き明かすため、人気FPS『Call of Duty: Black Ops 6(コールオブデューティ: ブラックオプス6)』のベンチマークテストを実施してみよう。

テストはWQXGA(2560×1600)のネイティブ解像度で実施。アップスケーリング技術に頼らず、このマシンが持つ純粋なパワーを測る。グラフィック設定は、競技性を重視した「最低」と、映像美を追求した「極限」の2パターンを検証。さらに、性能を最大限に引き出す「電源ケーブル接続時(ターボモード)」と、携帯性を考慮した「バッテリー駆動時(ゲームモード)」のパフォーマンスも比較していく。

  • 固定設定
    • レンダリング解像度: 100
    • アップスケーリング / シャープニング: FIDELITYFX CAS
    • VRAMスケール目標: 75
    • 可変レートシェーディング: オン
    • NVIDIA Reflex低遅延: オン
    • HDR: オフ

ベンチマーク結果:WQXGA・極限設定でも揺るがない。デスクトップ級の安定性

電源状態平均fps (グラフィック設定:最低)平均fps (グラフィック設定:極限)
電源ケーブル接続時(ターボモード)145 fps75 fps
バッテリー駆動時(ゲームモード)56 fps49 fps

電源ケーブル接続時のパフォーマンスは圧巻の一言!グラフィックを重視する「極限」設定ですら平均75fps、下位1%でも55fpsを維持しており、カクつきのない極めてスムーズなゲーム体験が可能。これは美しい映像で描かれるAAAタイトルを、デスクトップPCと変わらない快適さでプレイできることを意味する。

フレームレートを重視する「最低」設定では平均145fpsを記録した。これはあくまで最新の高負荷ゲームでの結果で、WQXGAという高解像度でこれだけのフレームレートを安定して出せること自体が、本機のパワーの証明と言える。

もちろん、より一般的な競技タイトルに目を向ければ、「GALLERIA ZL7C-R57-6A」のポテンシャルはさらに解放される。『THE FINALS』でマルチフレーム生成(MFG)を活用すれば300fps、『VALORANT』に至っては400fpsを超える数値を記録。多くのゲーマーがプレイするタイトルにおいて、この300Hzディスプレイの性能を完全に引き出すことが可能だ。

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『VALORANT』グラフィック設定を全て最大にしても射撃場で平均400fps達成

バッテリー駆動時は、電力消費を抑えるためfps上限が60に固定される仕様だ。そのためパフォーマンスは制限されるが、「最低」設定で平均56fpsと上限に近い数値を記録している点は見逃せない。長時間の対戦には向かないが、外出先で少しプレイする程度なら十分に対応できるポテンシャルを持っている。

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」の気になった点4つ

非常に高い完成度を誇るが、最高のパフォーマンスを引き出すためには、いくつか知っておくべき点がある。購入後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためにも、正直に書き記しておきたい。

初期設定では300Hzが出ない?(解決策あり)

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」の目玉である300Hzディスプレイだが、箱から出したばかりの初期状態では最大リフレッシュレートが240Hzに制限されている。これは、CPU内蔵グラフィックスで画面出力を行う「MSHybrid」モードが標準設定になっているためだ。

性能を完全に解放するには、GeForce RTX 5070からの直接出力に切り替える必要がある。設定方法は2通りだ。

  1. (上級者向け)PC起動時にUEFI(BIOS)画面からディスプレイモードを「dGPU Only」に変更。
  2. プリインストールアプリ「Gaming Center」から変更。

後者はアプリを起動し「一般設定」タブからディスクリートGPU機能を「dGPU Only」に設定して再起動するだけで、300Hzの性能を完全に解放できる。

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UEFIの場合は「Advanced」項目内から変更可能

これはPC初心者には少し分かりにくい部分かもしれないが、公式サイトに解説ページも用意されているので、購入後はまずこの設定を確認することをおすすめする。

高負荷時の発熱とファンノイズ

WASDキー周辺の冷却が優秀な一方、高負荷なゲームを長時間プレイしていると、左手の親指が触れるスペースキー周辺がじんわりと熱を持つ点は少し気になった。

また、性能を最大限に引き出す「ターボモード」では、ファンの駆動音はかなり大きい。ヘッドセットをしていれば気にならないが、スピーカーでプレイする場合、その音は内蔵マイクにもはっきりと入ってしまう。オフィスのような静かな環境では、周囲への配慮も必要だろう。もちろん、性能を少し抑えた「オフィスモード」にすれば、騒音は大幅に抑制される。

バッテリー駆動時のパフォーマンス制限

電源ケーブルを抜いてバッテリーで駆動させると、CPUのオーバークロック機能がオフになり、パフォーマンスは大きく制限される。特にゲームプレイ中は、NVIDIAコントロールパネルなどの設定にかかわらず、フレームレート上限が60fpsに固定される仕様のようだ。

また、電源接続時には安定していた4K解像度での配信と録画の同時実行も、バッテリー駆動では処理が追いつかなくなる場面があった。もちろん、配信か録画のどちらか片方であれば問題なく行える

これはノートPCの宿命とも言える部分で、本機の性能を味わい尽くすには電源への接続が必須となる。これらの仕様は公式サイト上では見つけられなかったので、購入を検討しているユーザーは留意しておきたい。

可変リフレッシュレート(VRR)は非搭載

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」のディスプレイは、G-SYNCやFreeSyncといった可変リフレッシュレート(VRR)には対応していない。そのため、画面のティアリングを防ぐにはゲーム側で垂直同期を有効にする必要があるが、これにはごくわずかな入力遅延が伴う。

ただし、300Hzという高リフレッシュレートのおかげで、垂直同期をオフにしてもティアリング自体が気になりにくいのも事実だ。プロの世界では入力遅延を嫌ってVRRを無効にする選手も多く、ここは好みが分かれる点だろう(ちなみに筆者は普段VRRを有効にする派だ)。

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画面の乱れが気になったら垂直同期を試してみよう

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」おすすめのカスタマイズ

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スクリーンショットの価格は執筆時

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」は購入時の標準構成でも極めて高い性能を誇るが、唯一カスタマイズを検討したいのがSSDの容量だ。

標準搭載の1TB SSDは決して少なくはない。しかし、近年のAAAタイトルは1本で100GB、中には200GBを超えるものも珍しくないのが実情だ。ゲームだけでなく、動画編集のプロジェクトファイルなどを保存することも考えれば、1TBではすぐに容量不足に陥る可能性がある。

そこでおすすめしたいのが、購入時のカスタマイズオプションで選択できる2TB SSDへのアップグレードだ(+ 11,000円)。「自分で換装した方が安いのでは?」と思うかもしれないが、「GALLERIA ZL7C-R57-6A」のカスタマイズでは標準の1TB SSDを外すことができない。そのため、後から追加購入すると元のSSDが無駄になってしまうことを考えれば、このアップグレードは非常に合理的で、コストパフォーマンスが高い選択だ。

容量が倍になることで、複数の大型タイトルをインストールしたままにでき、ストレージ残量を気にしながらプレイするストレスから解放される。このPCのポテンシャルを最大限に活かすなら、2TBはもはや必須と言ってもいいだろう。

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「2TB SSD」のカスタマイズがおすすめ

さらに多くのゲームをインストールしたい、あるいは大量の動画データを扱うクリエイターなら、4TB以上の大容量SSDも選択肢に入ってくる。このモンスターマシンの性能を、ストレージの空き容量で制限させないためにも、SSDのアップグレードは真剣に検討する価値がある。

総評:性能に妥協しないゲーマーのための“回答”

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「GALLERIA ZL7C-R57-6A」

「GALLERIA ZL7C-R57-6A」はノートPCというフォームファクタに、デスクトップPCに匹敵するパフォーマンスを詰め込んだ一台だ。300Hzの超高速ディスプレイは競技シーンで強力な武器となり、最新CPUとGPUのパワーは、ゲーム、配信、動画編集と、あらゆる用途でユーザーの要求に応えてくれる。

もちろん、その圧倒的なパワーにはトレードオフも存在する。性能を完全に引き出すためにはユーザー自身による設定変更が必要で、高負荷時のファンノイズや一部の発熱は、デスクトップの快適さとは少し違う。あまり持ち運ぶことはないだろうが、バッテリー駆動では性能が大きく制限される点も、ノートPCという形態の宿命だ。

基本構成で279,980円(税込)(※価格は執筆時)という価格は、誰もが気軽に手を出せるものではない。しかし、重要なのは、これらの注意点がこの製品の価値を損なうものではないということだ。むしろ、デスクトップ級の性能をこのサイズに収めるための、正直な“代償”と言える。

設置スペースの制約からデスクトップPCを諦めていた人や、場所を選ばずに最高のゲーム環境とクリエイティブ環境を両立させたいと考えるユーザーにとって、これほど魅力的な選択肢はないだろう。GALLERIAが提示したコンセプト、その“回答”が、このモンスターノートには詰まっている。

もちろんGALLERIAなので、国内生産の安心感 & 24時間365日サポートもついてくる。様々なキャンペーンも行っているようなので、公式サイトを一度除いてみてはいかがだろうか。

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