オーバーウォッチ： カスタムゲームを悪用したXP獲得にブリザードが警告、XP無しやBANの可能性も「冗談でもやらないように」

2月にカスタムゲームを拡張する「サーバーブラウザー」が追加された『Overwatch（オーバーウォッチ）』ですが、それを悪用して放置をすることでXP獲得などを行っているプレイヤーに対して、開発元のブリザードがBANを含む厳格な対応を行っていくことを明らかにしました。

サーバーブラウザの悪用に関して言及したのはゲームディレクターのジェフ・カプラン氏。氏によるとリリース前から悪用の可能性はあったものの、「疑わしきは罰せず」として、システムをガチガチに規制する前にプレイヤーにチャンスを与えたかったとのこと。

実際にヒーローを放置することでXPを得たプレイヤーが続出したことに関しては、とても残念なことであるとし、カスタムゲームのスカーミッシュでのXP獲得を削除し、AFK（放置）タイマーの追加を行う変更をおこなっていることを発表。この変更は全てのリージョンに24時間かけて適用されていき、日本時間の本日中には適用が完了する見通しです。

放置でのXP獲得はBAN対象

氏は続けて、どのゲームモードにおいても放置をしてXPを獲得することは「OKじゃあない」と強く警告。放置でのXP獲得を目的としたゲームを作成したプレイヤーも、それに参加したプレイヤーもアカウントがBANされる可能性があることを明確にした上で、そういったプレイヤーに対して厳格な対応を行っていくことを明らかにしました。

また、作成したゲームルームの名前についても、どんな表現であっても放置での経験値獲得を示唆させるようなものである場合もBAN対象となる恐れがあるとし、「冗談でもやらないように」と注意を促しています。

XP獲得がゼロになる可能性

カプラン氏によると、サーバーブラウザのリリース前から悪用が発生した時のための計画が存在しており、今回の対応はその計画の「第1段階」として行われてるとのこと。もし、その計画が最終段階まで進んでしまうとカスタムゲーム全体からXP獲得が削除されることになります。

これはカプラン氏も望んでいることではなく、氏はカスタムゲームは厳しい制限を加えないほうがクールかつベターであるとし、対応を行わなければいけない現状についても「とても悲しい」としています。また、氏はコミュニティーに対して放置でのXP獲得を目的としたゲームを見つけた場合は報告機能を使用して報告を行い、放置でのXP獲得を目的としたゲームは作らない・参加しない、カスタムゲームの悪用はしないということを守ることを嘆願しています。

XPを維持しよう

コミュニティーでの自浄作用が働かなければ、システム側での制限を行わなければならなくなる今回の一件ですが、これはブリザードがコミュニティーの力を信じているからこそ、段階的な対応と呼びかけを行っているものです。

プレイヤーひとりひとりの協力によって、XP獲得が可能なカスタムゲームの維持が実現可能となるので、この記事を読んだ『オーバーウォッチ』プレイヤーの皆さんもフレンドにこの記事をぜひお伝えください。

『Overwatch（オーバーウォッチ）』は絶賛発売中で、対象機種はPS4 / PC / Nintendo Switch。

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Source: Battle.net