2月16日に発売したユービーアイソフトの『For Honor(フォーオナー)』。今回は『フォーオナー』の初心者脱出講座、購入後何をしたらいいのか、どのように戦場へ赴けばいいのかといった、上達への道を解説していきます。
ちょっと長い内容ですが、本作の購入を検討している方や、これから始めようと考えている初心者の方には必ず参考になると思います。
『フォーオナー』初心者脱出講座
1. まずはストーリーモードをプレイする
『フォーオナー』はストーリーモードとマルチプレイが存在しますが、まずはストーリーモードをプレイしてみましょう。クリアするまでとは言いませんが、プレイして『フォーオナー』の雰囲気や世界観がわかっていると、マルチプレイの楽しさも倍増するからです。
ストーリーモードでは、同じ難易度でも後半になればなるほど敵の数は増え、より強力に、そしてより面白くなっていきます。私の場合はつい6時間ぶっ通しでプレイしてクリアしてしまいました。また、ストーリーモードのやりこみ要素である「破壊ポイント」(詳細記事)を意識できると、マルチプレイで使う武具を入手できる「スカベンジャーの木箱」も獲得でき、まさに一石二鳥。
ストーリーモードを進めないわけにはいきませんね。
基本的にマルチプレイでのBOTやプレイヤーは、ストーリーモードに出てくるBOTよりも強力です。『フォーオナー』は実力差があると簡単に圧勝または完敗するゲームなので、雰囲気を味わうということに加え、ゲーム自体に慣れておくという意味でもストーリーモードを進めてみるのがいいでしょう。
2. 基本知識を確認する
そうは言ってもやはり『フォーオナー』の醍醐味は対人戦闘。マルチプレイのゲームモードや戦い方はストーリーモードよりは複雑なので、メインメニューから遊び方を選択し、ゲームモードビデオを確認しておきましょう。ビデオではわかりやすくシンプルにまとまっているため、ルールはすぐに理解できるはずです。
また、数あるゲームモードの中でも人気の高い「デュエル」と「ドミニオン」の詳しい立ち回りや心構えについては、プロ格闘ゲーマーのかずのこ氏がわかりやすく解説した映像がアップされています。
『フォーオナー』戦場で勝つための基礎知識講座Part1デュエル
『フォーオナー』戦場で勝つための基礎知識講座Part3デュエルその2
『フォーオナー』戦場で勝つための基礎知識講座Part2ドミニオン
『フォーオナー』戦場で勝つための基礎知識講座Part4ドミニオンその2
3. 自身の「持ちキャラ」を決める
現在、『フォーオナー』には12人の個性的なヒーローが存在しますが、マルチプレイで戦うには一般的に“持ちキャラ”といわれる自身の得意ヒーローを決めておきましょう。
12人のヒーローにはそれぞれのコンボや戦い方が存在するため、その全てを把握して全ヒーローを一流に扱うことはプロゲーマーでも非常い困難。まずは1人、多くても2人のヒーローを決めて、そのヒーローを極めていくことが上達の近道になるでしょう。
ヒーローたちは「ヴァンガード」「ヘビー」「アサシン」「ハイブリッド」の4タイプに分けることができ、それぞれ戦い方が異なります。以下をヒーロー選びの参考にしてもらえればと思います。
バランスタイプ:ヴァンガード
大きな武器による優れた攻撃範囲と平均的なHPを持ちます。攻守共にバランスの取れたタイプで初心者から上級者まで扱いやすくオススメです。「ウォーデン」「レイダー」「剣聖」がこのタイプです。
ディフェンスタイプ:ヘビー
動きは重いものの、優れた防御能力・ブロック不能攻撃を持ちます。多数の敵に囲まれてもある程度は粘ることができる高いHPも特徴です。「コンカラー」「ウォーロード」「守護鬼」がこのタイプです。
スピードタイプ:アサシン
攻撃のリーチは短いものの、高い機動性からなる優れた回避能力やカウンター攻撃を持ちます。また、他のタイプは基本的に構えた方向の攻撃を自動的にガードしてくれますが、アサシンタイプのヒーローは敵が攻撃してくる直前に構え入力を行わないと防御動作に入らないため、初心者には扱いづらいかもしれません。「ピースキーパー」「バーサーカー」「大蛇」がこのタイプです。
特殊:ハイブリッド
複数のタイプの特性を合わせ持った特殊なタイプです。ヒーローごとに独自の動きが多く、上級者向けとされています。「ロウブリンガー」「ヴァルキリー」「野武士」がこのタイプです。
攻守バランスの整った「ヴァンガード」、どっしりと構える「ヘビー」、素早い回避やカウンター攻撃が魅力の「アサシン」、複数のタイプを併せ持って器用に扱う「ハイブリッド」。大まかに4つのタイプに分けた中でも各ヒーローごとの特徴は細かく異なります。
ここまできてなんですが、持ちキャラは見た目から選んでしまってもいいと思います。外観が気に入ったヒーローを触ってみて、感触の良い・フィーリングの合ったヒーローを探してみるのも充分にありです。気に入らないヒーローを我慢して使い続けても楽しくないですもんね。
4. デュエル訓練でムーブセット(コンボ)を確認する
メインメニューの遊び方からデュエル訓練を選択することができます。BOTのレベルは3段階あり、レベル1は無抵抗、レベル2は強攻撃でどんどん攻めてくるタイプ、レベル3はマルチでも上手い人並み、といった設定になっています。まずは、デュエル訓練のレベル1を選択し、ムーブセットを参考に基本的なコンボや特技を身に着けましょう。
また、ヒーローによっては特殊効果が付与された特技も持っています。
5. デュエルに参戦しよう
ここまでの長い準備をやってきましたが、いよいよ1vs1の対人戦「デュエル」に参戦してみましょう。
しかしまず最初に、なぜこれほど準備を徹底することを進めるかという理由をお話しておきます。『フォーオナー』というゲームは、実力差があると簡単に圧勝または完敗するゲームということを先述しました。本当にそのとおりで、右も左もわからない初心者が、右か左かくらいわかっている初心者に勝つことさえ意外と難しいのです。購入して早速マルチをプレイするぞ!と意気込むのはいいですが、そこでボコボコにされて『フォーオナー』を嫌いにはなってほしくないため、1からやるべきことを解説しています。
さて、ここまでの準備を終えてもまだ自信のない方は対AI戦も選択できますが、「デュエル」は1vs1の対人戦なので味方はおらず、どれだけ弱くても周りに迷惑をかける心配はありません。そしてできるだけ生きた人間を相手にしたほうが、実戦の感覚を養うことができるためまずはデュエルからプレイしましょう。
始めのうちはとにかく基本に忠実に。敵の攻撃をブロックして反撃を繰り返してジリジリと戦いましょう。初心者の方にありがちなミスとしては、攻撃しすぎてスタミナ切れ、そこで反撃をもらって結果的負けてしまう、という流れです。HPの下に表示されているスタミナにも気を使い、スタミナが無くなりそうなときはブロックに徹しましょう。
センスのいい方は数戦すれば、なんとなく勝ちパターンが見えてくるかと思います。まずは1勝して勝利の快感を味わい、モチベーションへとつなげていきましょう。
6. ドミニオンにデビューしよう
「デュエル」と並んで人気のモード「ドミニオン」は4対4の陣取り合戦です。このモードでも対AI戦が選択可能で、味方は全てプレイヤー、敵が全てBOTになります。このモードではキルと同じくらい立ち回りも重要になってきます。戦闘の心構えはデュエルと同じですが、戦闘が起こる場所は常に同じとは限りません。地形の把握、人数差戦闘の可能性、現在のスコアなどを常に念頭に置いて行動する必要があります。
また、ドミニオンでは特有のルールとして戦技を使用することができます。戦技とはヒーローごとに設定されている特殊スキルのことで、味方の体力を回復するものや、敵への直接攻撃、また自身を強化するパッシブスキルも存在します。各戦技はヒーローのレベルを上げるか、スティール(ゲーム内通貨)を使用することでアンロック、使用可能となります。(詳細記事)
さらなるレベルアップを目指そう
全ヒーローを一流に扱うことはプロゲーマーでも難しいと先述しましたが、上手い人とそうでない人の差は知識量の差にあり、ゲームにおける知識というのは大きく分けて2つあると思います。1つはデータ上の知識、もう1つは経験上の知識です。
1つ目のデータ上の知識というのは、『フォーオナー』でいうところの、各ヒーローのムーブセットやタイプ、リーチなどの知識です。このコンボはこうすれば避けられる、あのステップの後はこの特技を使用できる、といった知識があればそれだけで敵の行動を予測することができます。そのためにはやはり、できるだけ多くのヒーローについて学ぶ必要があります。確定コンボや確定反撃といったものもこれにあたります。
とは言えいきなりそこまで難しいことをすると萎えてしまいそうな人が大半でしょう。そこでまずは自分の設定した持ちキャラについて分析してみましょう。これは2つ目の経験上の知識にあたります。
自分は普段どんなコンボを軸に戦っているか、どの動きが敵に通りやすいかを考えてみるのです。そして今度は逆に、自分はどんなことを相手にされたら嫌か、自分のよく使うこのコンボはどうすれば避けることができるかといった弱点を考えます。自分がよく使うヒーローほどそのヒーローをよく知っているわけですから、弱点は比較的見つけやすいでしょう。そして、いざ自分の持ちキャラと対戦した際にその嫌な動きを仕掛けてみると、やはり攻撃が有効なことが多いはずです。
それでもレベルが上がってくると、その動きを読まれた更に上の動きをしてくる相手と対戦することがあるでしょう。そうなるとここからは完全に読み合いの勝負で、裏の裏の裏を考えたり、択を仕掛ける戦闘に発展します。ここまで考えられるようになったプレイヤーはもう既に『フォーオナー』の虜。日々の鍛錬を重ねて頂点を目指しましょう。
上達への道:まとめ
いかがだったでしょうか。後半はすこし難しい話になりましたが、『フォーオナー』は対人戦としてかなり奥の深いゲームです。一見敷居が高いように見えますが、難易度を選べるストーリーモードや、マルチプレイの対AI戦など気軽に遊べて上達できる道も多数存在します。特にマルチプレイの対AI戦は、敵はAIですがチーム戦のモードの味方は実際のプレイヤーがマッチングします。つまり、対AI戦でもチームプレイは体感できるということです。気軽に参加できるためか対AI戦の人気も高く、アクティブな時間帯ならばマッチングにも困りません。
何事も自分のペースが重要です。一つ一つを丁寧にこなしていけば、一流戦士への道はそう遠くありません。まずは一歩、戦場に脚を踏み入れてみては。
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