Ubisoftは『Rainbow Six Siege X(レインボーシックス シージ エックス)』における最新シーズン「オペレーション・ハイステークス」の全情報を公開した。現地時間8月18日よりテストサーバーがスタート。9月2日にリリースされる。
この記事では、イヤー10シーズン3(Y10S3)にあたる新シーズンのうち、Blackbeard(ブラックビアード)の弱体化や、防衛側の倍率サイト大幅削除など、オペレーターのバランス調整を中心に紹介していく。
『シージエックス』Y10S3でBlackbeard弱体化、ややテンポダウン

オペレーターリマスターにより盾持ちとなったBlackbeard(ブラックビアード)。防弾シールドとアサルトライフルを同時に運用できる豪快なオペレーターだが、Y10S3では以下のとおり弱体化される。
- Mk-17の装弾数を5発減少:25+1 → 20+1発
- シールドによるブリーチ回数が1回減少:4→3回
- 投擲物を投げるとき、シールドの上部が開いてやや無防備になる
- リロード時、シールドが折りたたまれてやや無防備になる
- ラペリング中、無傷のバリケードに対して「突入」ができなくなる。「スイング」はできる(バリケードに跳ね返される)
- 「突入」アニメーション中に、ADSの入力を受け付けなくなる(中に入るまで盾を構えたまま)
とはいえ、慎重に調整しているという印象だ。装弾数が減ったのは痛いが、彼にできることが大きく減っているわけではない。リロード、投げものの使用、ラペリングなど、各タイミングでもう少し丁寧にプレイすることを推奨し、Blackbeardの全体的なテンポ感を落としたいことがうかがえる。
防衛側の倍率サイト激減

防衛側の倍率サイトのうち、ほとんどが削除される。
具体的には、DMRとスラグショットガンに付けられるものを除いて、Doc(ドク)、Rook(ルーク)、Castle(キャッスル)、Tachanka(タチャンカ)、Frost(フロスト)、 Echo(エコー)Goyo(ゴヨ)が持っていたものが消える。
残っている防衛側の倍率サイトつき武器は以下のとおり。
- 防衛側スラグショットガン
- TCSG12
- ACS 12
- BOSG.12.2
- 防衛側DMR
- AR-15.50
- Mk 14 EBR
Echoはスピード2に
倍率サイトを失った点に対応し、Echo(エコー)は再度「スピード2+アーマー2」となる。
Reaper MK2をSledgeら4人に配布

予告されていた、バランス調整の一部が発表された。Rauora(ラウオラ)のサブ武器であるReaper MK2が、Sledge(スレッジ)、Ying(イン)、Oryx(オリックス)、Pulse(パルス)の4人に配られる。
これは選択肢の追加であり、入れ替わりに消える武器はない。
人選の背景にある開発スタッフらの意図は現時点で不明だが、残りのバランス調整内容とともに、今後発表されるであろうデザイナーノートで説明されることに期待したい。
SMG-11の代わりになるか

SMG-11を失って久しいSledgeだが、Reaperのおかげでメイン武器にショットガンを持ちやすくなるだろう。
ただし火力ではやはり、連射速度1270RPMを誇るSMG-11のことが悔やまれる。SMG-11は、最大ダメージ(32)でのキルタイムがわずか0.142秒。最小ダメージ(19)でも0.236秒で敵を溶かせる超火力SMGだからだ。
- SMG-11:1270 RPM
- ダメージ:32~19
- キルタイム:0.142~0.236秒
- Reaper MK2:765 RPM
- ダメージ:31~18
- キルタイム:0.235~0.392秒
一方でReaperの連射速度は765RPM。最大ダメージ(31)のキルタイムは0.235とそれなりだが、最小ダメージ(18)だと0.392秒となり、中~遠距離ではやや戦いにくい。SMG-11の感覚のまま敵のボディに撃ち込むと、硬くなったように感じるだろう。
もっともシージはヘッドショット確定キルのゲームなので、しっかり頭を狙えばキルタイムは関係ない。次に紹介する通り、Reaperは反動が緩和されて使いやすくもなっている。
Reaperの反動を改善

改善されるReaperの反動をチェックしておこう。画像の左側が現在のビルドのリコイルパターン(5メートル+フラハイ)で、右がテストサーバーのものだ。
初弾から10発目くらいまでのランダム性がおとなしくなり、縦方向にパターンが寄ったことで、相対的に制御しやすくなっていることが分かる。実戦でも一度に30発以上撃ちっぱなしにすることはあまりないので、しっかり狙えばサブマシンガンの感覚で戦える。
新兵のロードアウト追加
新兵2人のロードアウトにはメイン武器が1種ずつ追加。「できること」が非常に多いオペレーターたちだが、その選択肢がさらに増えた。
- Striker(ストライカー)はDMRのSR-25を獲得。M4とM249はそのままで、3種のメイン武器にアクセス可能に
- Sentry(セントリー)はスラグショットガンTCSGを獲得。COMMANDO 9やM870とあわせてこちらも3種に
デュアルフロントのアップデート

攻防一体型の第2モード「デュアルフロント」もY10S3でアップデート。対戦マップは同じだが、プレイヤーの選択肢が変わることで新しい戦い方を考案できる。
- オペレータープールを変更:Thermite(テルミット)ら9名を除外。新オペレーターDenari(デナリ)を含む10名を追加
- 新任務「ケレスのセーフルーム」:マップ中央の中立ゾーンで新任務が発生。エリア確保型のミニゲーム
新シーズン「ハイステークス」は9月2日スタート

新オペレーターDenariが加入する新シーズン「オペレーション・ハイステークス」は現地時間9月2日スタート。現地時間8月18日からは早速、新シーズンのテストサーバーが開かれる(通常通りなら日本時間では18日深夜が想定される)。
テストサーバーは、新オペレーターと新ガジェットの研究や、バランス調整されたオペレーターたちの性能をチェックするのにうってつけだ。また、消火器やガス管がついて最新化された3マップ、「領事館」、「ナイトヘイヴンラボ」、「アジト」の内装を見て回るのも良いだろう。
テストサーバーに参加し、今のうちに新環境の予習を進めよう。

- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: In-game
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コメント
コメント一覧 (2件)
ブラビは悲しいけどしゃーない
Reaper MK2、ルークも獲得してて5人の間違いですね