2025年も残りわずか。今年も多くのFPSがリリースされた豊作の年でしたが、今年は特に「懐かしさと新しさの融合」がキーワードとなったと感じます。
FPSメディアEAAの中の人の完全な趣味で選んだ、2025年のゲームシーンを熱くしたタイトルと2026年に楽しめそうなタイトルをざっくり厳選してご紹介します。
2025年のおすすめと2026年の期待の新作FPSゲーム
まずは2025年2月に公開した、期待の新作FPSゲーム44選をごらんください。なんだかんだまだリリースされていないゲームもあるので、2026年の期待作探しにも使えます。
2025年のおすすめFPSゲーム
1. ARC Raiders(アークレイダーズ)

EAA的評価
ARC Raiders
わかってます。FPSでなくTPSです。Embark Studiosが放った『ARC Raiders(アークレイダーズ)』は、2025年のシューターシーンにおいて最も「美しさと恐怖」を提供した作品です。当初の協力型アクションから「三人称視点の脱出型シューター」へと舵を切った本作。その判断は正解であったと言えます。謎の機械生命体「ARC」の脅威と、他プレイヤーとの駆け引きが混ざり合う緊張感は、既存の作品にはない没入感を生み出しました。有料タイトルとしてのリリースへの転換も大成功。継続的なコンテンツアップデートにより、2026年も「脱出型」のスタンダードとして君臨する可能性が高そうです。
2. Battlefield 6 (バトルフィールド 6)

EAA的評価
「これぞBF」と(最初は)世界中のファンが歓喜した、シリーズの一応完全復活作です。それでも、近未来や実験的な試みを一度リセットし、シリーズの強みである「大規模破壊」と「兵科制」に徹底してこだわったことが一応功を奏しました。物理演算が強化され、高層ビルが崩落するだけでなく、その瓦礫が戦場に残り続けるリアルな戦場変化を実現しました。
分かってます。不満は分かってます。本当にコミュニティの意見が取り入れられているのか、そもそもバグが多すぎないかといった問題を残しつつも、チーターも見かけることはほぼなく、コア部分はしっかり『BF』しています。
3. Call of Duty: Black Ops 7 (CoD:BO7)

EAA的評価
シリーズ史上初となる「Black Ops」タイトルの2年連続リリース(これはもうやらないと明言されましたが)。 名作『BO2』の正統な続編として、2035年の近未来を舞台にしたストーリーが古参ファンの心を掴みました。BO6の「オムニムーブメント」を継承しつつ、「ウォールジャンプ」などの新要素で、撃ち合いの次元を一つ上げました。
わかってます。不満はわかってます。キャンペーンはいまいちですし武器バランスも気になります。でも結局、撃ち合い楽しくないですか?
4. Delta Force (デルタフォース)

EAA的評価
往年の名作IPが、最新のF2P(基本プレイ無料)タクティカルシューターとして驚異的なCCU(同時接続数)を記録。タルコフライクなモードと、BFライクな「大規模戦」モードの両方を高水準で搭載した「一粒で二度美味しい」設計、クロスプラットフォーム対応、更には基本無料という強烈なインパクトが幅広い層に刺さった感じです。
分かってます。不満は分かってます。最初に話題となった映画「ブラックホーク・ダウン」モードの評判や、世界観にマッチしないマーケティングの方向性にはちょっと疑問が残りますよね。それでも巨大なインパクトを残したタイトルです。
5. DOOM: The Dark Ages (ドゥーム:ザ・ダーク・エイジズ)

EAA的評価
DOOM: The Dark Ages
「中世ダークファンタジー×DOOM」という衝撃の設定ながら、やっぱDOOMだぜ!とシングルプレイヤーFPSの頂点に君臨しました。超高速なアクションはそのままに、「シールド」や「フレイル」といった中世兵器を駆使した新しい戦闘リズムが中毒性を生みました。更には、ドラゴン、巨大ロボット、重厚な世界観や演出も高い評価。Steamでは年末半額セールも開催中なので、未体験の方は試してみては?
6. Borderlands 4(ボーダーランズ4)

EAA的評価
分かってます。不満は分かってます。マジでどんなゲームでも静かだった我がPCが爆音を奏でるほど重く、圧倒的最適化不足です。やってることは大きく変わらず、オープンワールドの良し悪しもあり、『Borderlands 3』からとんでもない超絶進化したとも言い切れません。それでも、『Borderlands 4』はゲームプレイを最優先に据えたパワフルなタイトルで、それだけでも前作とは一線を画しています。ソロプレイも一応快適で、マルチプレイではもうとんでもなく楽しくなります。『2』やその前後までしかやってないなーのゲーマーも、ひさしぶりに手に取ってみれば、「(進化した)ボダランらしさ」を十二分に楽しめます。
7. Overwatch 2 (オーバーウォッチ 2)

EAA的評価
リリースから3年、2025年は『OW2』にとって「第二の全盛期」とも呼べるほど話題が絶えませんでした。世界最強IPを引っ提げて登場したヒーローシューター『Marvel Rivals』に対してかは不明ですが、Blizzardがこれまで以上に力を入れたように感じた1年でした。
『ストリートファイター6』『ガンダムW』、『ペルソナ5』コラボなど、ジャンルの垣根を超えたビジュアル展開が新規層を惹きつけてくれたハズです。また、対戦中にキャラクターを微調整できる新システム「パーク」や「ヒーローBAN」の導入により、硬直化していたメタに新しい風を吹き込んだと思います。
わかってます。不満は分かってます。5vs5なのか6vs6なのかいまだに決着がつかず、初期の超クオリティーアニメーションもなくなりました。ハルトも弱すぎます。それでも新鮮な空気や、本編に取って代わるのではと思ったほどの「スタジアム」など多くの要素で楽しませてくれています。
8. Marvel Rivals (マーベル・ライバルズ)
![【年末年始企画】EAA!!編集部が選ぶ、おすすめFPSゲーム 11 選 +α 8 [速報] マーベルがオーバーウォッチ風6vs6シューター『Marvel Rivals』発表、5月にクローズドアルファ開始](https://i0.wp.com/fpsjp.net/wp-content/uploads/2024/03/a70484050d4738dad61d9ba2f08d8c65.jpg?resize=1200%2C675&ssl=1)
EAA的評価
Marvel Rivals
わかってます。FPSでなくTPSなのは分かってます。ただ、ヒーローシューターという激戦区において、IPの力を最大限に活かして覇権を握ったことは重大な出来事です(多くの屍を思い出してしまいますね...例1、例2)。有名キャラクター同士の「連携」により、単なる撃ち合い以上の戦略性と、マーベルファン納得の演出が融合。『OW2』以来の盛り上がりを見せ、一時はストリーマー界隈を席巻。eスポーツとしてのポテンシャルも証明しました。特に海外で人気です。







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