Ubisoftは『Rainbow Six Siege X(レインボーシックス シージ エックス)』における最新シーズン「オペレーション・ハイステークス」の全情報を公開した。現地時間8月18日よりテストサーバーがスタート。9月2日にリリースされる。
この記事では、イヤー10シーズン3(Y10S3)で登場する新オペレーターDenari(デナリ)について紹介する。固有ガジェット「T.R.I.P.コネクター」を駆使し、防衛側の作戦を一気に拡張してくれるクリエイティブなオペレーターだ。
『シージエックス』Y10S3新オペレーター「Denari」登場

新オペレーターDenari(デナリ)はスイス人の防衛オペレーター。上流階級の出身ながらギャンブルに熱心で、敵の弱点を見抜いて意のままに操る天性の才能を持っている。所属は、彼と同じく"変わり者"が多いことで知られるKali(カーリー)のPMC「ナイトヘイヴン」だ。
ケレス・リージョンの策謀によりヘレフォード基地が陥落し、レインボー部隊には混乱が続いている。一方でナイトヘイヴンもまた、装備を奪われ、Azami(アザミ)の元雇い主である八幡政之の殺害容疑をかけられるなどの損害を被ってきた。Kaliはこれまで存在を隠していたDenariを呼び出し、ケレスに対する「オールイン」に打って出る。

Denariのロードアウト

- 基本性能
- 専門分野:アンチエントリー
- スピード:3
- 体力:1
- 難易度:3
- メイン武器
- Scorpion Evo 3 A1(サブマシンガン)
- FMG-9(サブマシンガン)
- サブ武器
- Glaive-12(スラグショットガン、新武器)
- P226 MK 25(ハンドガン)
- サブガジェット
- 偵察ブロッカー
- 展開型シールド
クリエイティブなレーザートラップ「T.R.I.P.コネクター」

Denariの固有ガジェットは「T.R.I.P.コネクター」。Aruni(アルニ)のスーリヤゲートが投げものになり、自由度が大幅に向上。その代わりに、破壊されやすくなったものをイメージすると分かりやすいだろう。
TRIPコネクターの魅力は、やはりその自由度の高さにある。創造性を発揮して敵をコントロールするのが好きなプレイヤーには、うってつけの相棒となるだろう。

Denariはこのコネクターを7つ所持している。これはチャージ式ではなく、最初から7つすべて展開できる。
このコネクターを2つ以上設置すると、上の画像のようにコネクター間がレーザーで結ばれる。このレーザーに触れた敵は20ダメージを受けるので、スーリヤと同じように簡易な進入禁止ゾーンを作れる。
また、レーザーのダメージを受けると、スピードも8秒間ダウンする。エフェクトはClashの電撃を受けたときと同様のものだ。

さらにコネクターを3つ、4つとつなげて、魔方陣めいた複雑な封鎖ゾーンを作ることも可能だ。
もちろんスーリヤとは異なる点もある。TRIPコネクターのレーザーは、スーリヤのように体で触れたり投げものを当てたりすると消失するが、4秒ほどで自動的に再起動する。
興味深いのは「レーザー1本につき20ダメージ」与えられる点だ。つまり密集している複数のレーザーに連続して触れてしまうと、その数だけダメージを受ける。2本で40ダメージ。3本で60。4本同時に触れると80...と、危険度が上がる。

制限として、2つのコネクターの間に障害物があるとレーザーが出ない点は直感的にも分かりやすいだろう。また、検証の結果、1本のレーザーの長さは最大20メートルだと分かった。つまりマップの端から端まで、1本のレーザーでつなぐようなことはできない。外に置くことは可能だ。

もしコネクターの間に、壊せる壁やガジェットなどの障害物があった場合、その障害物を破壊することでレーザーが発生する。この性質を利用して、後からレーザーを敵に見せるような使い方も考えられる。
「T.R.I.P.コネクター」の対処法

TRIPコネクター自体は、1発撃つだけで簡単に破壊できてしまう。Denariのプレイヤーには、設置場所の工夫が求められるだろう。また、電子機器なのでEMP各種で一時停止できる。
爆発物を投げ込んでも壊せるが、ショックドローンやアーガスランチャーのテーザーなら、より的確に破壊できるだろう。
クラッジドローンを使った場合は、スーリヤのようにハッキングするのではなく、単にオーバーヒートして自壊する。
「T.R.I.P.コネクター」の活用術(一例)

以下は先行プレイ中に見つけられた、TRIPコネクターの使い方の一例だ。限られた時間内であらゆる可能性を検証することはできなかったが、現地時間8月18日からは早速テストサーバーがスタートするため、すぐに自分でも検証できる(日本時間では18日深夜を想定)。PC版プレイヤーはそれぞれ、ユニークな戦法を編み出してみてほしい。
ドローンをブロック

TRIPコネクターはアンチ・ドローンにも応用可能。たとえば画像のようにドローン穴を塞げる。AzamiのKIBAで塞ぐのとは異なり、不要になったら後で回収できるので便利だ。

他にも、バリケードの下のすき間にコネクターを設置することで、ドローンによる情報収集をシャットアウトできる。Denariは偵察ブロッカーを持っており、組み合わせると準備フェーズ段階でより強力な情報戦ができるだろう。
デストラップを作成
「レーザー1本20ダメージ」であることを利用して、ウェルカムマットを超えた恐ろしい"デストラップ"を作れる。

コネクター同士を密集させるように、階段の上や窓枠の下など、相手の視界から外れがちな場所に展開する。これでうっかり踏んだ敵に大量のダメージを与え、即キルさえ可能であることを確認した。上の画像の場合はレーザーが9本ほど見えているので、20x9=180ダメージを一瞬でたたき込める。

後置きで攻撃側のタイミングをかく乱

スーリヤとは異なり、コネクターは投げものである点も活かしたい。ディフューザー設置を狙ってくる攻撃側のタイミングに合わせて、後からコネクターを設置することで、わずかにテンポを遅らせる戦法も可能だろう。
また、スーリヤと同様、防衛側オペレーターがレーザーに触れている間はそれが消える。そこで、自分の体でレーザー隠しておいて、敵がやって来たところですっとレーザーを出すような使い方もできそうだ。
盾持ちへのけん制

盾持ちへのけん制としても効果的だ。設置場所の自由度が高いので、目が合ってからコネクターを投げても良い。1回20ダメージなので容赦なく突入される可能性はあるが、スローダウン効果がかかるので逃走は可能だろう。
新たなサブ・スラグショットガン「Glaive-12」

Denariは新武器「Glaive-12」も所持している。シージでは初となる「サブ武器のスラグショットガン」だ。ダメージプロフィールなどの基本性能は以下のとおり。

たとえるならサブ武器になったTCSGのような武器だ。1発で大きく穴を空けられるので工事に最適。アクションフェーズでも、TRIPコネクターを投げる穴をさっと作ったりと、多目的に使える。
戦闘ではあくまでサブ武器だ。至近~近距離では最大63ダメージ、最小でも28ダメージとそれなりの威力を出すものの、装弾4発のシングルショットに継戦力は期待できない。クイックローダーを使うリロード・アニメーションはクールだが、それでも4秒かかってしまう。等倍サイトを活かして、やむなくこの武器だけで戦うことになった際はヘッドショットを狙いたい。
新シーズン「ハイステークス」は9月2日スタート
DenariのTRIPコネクターは、投げて設置するタイプなので初心者でも扱いやすいガジェットだ。あらゆるところにレーザーの罠をはれるのは、ゲームコンテンツとしても純粋に面白い。
しかし、「ガジェットボタンを押すだけで勝てるオペレーター」ではない。彼が最大のポテンシャルを発揮できるかどうかは、あくまでプレイヤーのスキル次第。いかにも『シージエックス』のオペレーターにふさわしい良デザインになっている。
そんなDenariが登場する新シーズン「オペレーション・ハイステークス」は現地時間9月2日スタート。現地時間8月18日からはテストサーバーがスタートする。既存オペレーターのバランス調整も含めて、どのような新環境が形成されるのか。今から研究を進めておこう。

- タイトル:Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)
- 発売日:2015年12月10日
- 対象機種:PS5, PS4, Xbox Series X|S, Xbox One, PC(Steam)
Source: In-game
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