本日(2019年11月14日)、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』PTR(パブリックテスト環境)サーバーにアップデートを配信、パッチノートが公開されました。あくまでPTRの段階ですが、環境に大きな影響を与えると予想される調整ばかりとなっています。
待機中の機能拡張
- スカーミッシュの他、複数ゲームモードでの待機が可能に
- 練習場:複数人での利用が可能
- スカーミッシュ
- デスマッチ:パーティメンバーとも敵対
- ゲーム・ブラウザー
ゲームモードの選択はグループリーダのみ可能。何も選択しなければ現在のスカーミッシュオフの状態と同じようにゆっくりとブラウジングする事も可能です。人気ロールを選択した場合など、状況によっては長時間待機する場合もあるので待機時間を有効活用できるのは便利ですね。
ヒーロー調整
オーバーウォッチ:バリアアビリティ大幅弱体化、環境を大きく動かす9ヒーロー+αへの調整紹介(PTR)
全般
- アーマーのダメージ軽減効果を最大-3から-5に変更
アーマーのダメージ軽減効果が旧性能と同等に戻りました。これにより10ダメージ以下の射撃が50%カットの対象となります。
オリーサ(バランス調整)
- 体力
- 400から450に増加(+50アーマー)
追加分はアーマーとしての増加であり、アーマー自体の性能がアップしているので数値以上の恩恵になると考えられます。
- 《フュージョン・ドライバー》
- 射撃中の機動力ペナルティを30%から20%に軽減
10%の緩和ですが射撃時のストレスが大幅に軽減されています。オーバータイムなど一刻を争う場面を除き、射撃しつつの移動のストレスが軽減されます。
- 《プロテクティブ・バリア》
- 耐久値を900から600に減少
クールタイムが据え置きなので継戦能力という面でかなりの弱体化。高火力ヒーローが相手にいると十分な防御が望めなくなる可能性が高いです。
- 《フォーティファイ》
- クールタイムを10秒から8秒に短縮
体力の増加同様本人の耐久値を高める調整。
シグマ(バランス調整)
- 《エクスペリメンタル・バリア》
- 耐久値を1500から900に減少
- 耐久値の回復速度を秒間150から120に低下
最大耐久値が3/5に低下し割られるリスクが上昇、耐久値の回復速度も低下しているので場面によっては使い捨てと割り切る必要が出てくるかもしれません。
- 《キネティック・グラスプ》
- クールタイムを13秒から10秒に短縮
- シールドへの変換効率を吸収量の40%から60%に増加
同じく防御系アビリティであるこちらは強化調整が施されています。高い瞬間火力に対しては今まで以上にこちらを優先して使用することになりますが、全体モーション(効果時間)が2秒あり途中対象アビリティでキャンセルしたり、スタンしまうとシールドへの変換が行えないので20%の効率向上がどの程度生きてくるのかは未知数です。
ラインハルト(バランス調整)
- 《バリア・フィールド》
- 耐久値を2000から1600に減少
- 展開中の移動速度ペナルティを50%から25%に軽減
機動力ペナルティが半分に低下し、今までの1.5倍の速度で相手との距離を詰められるようになっています。耐久値400ダウンの弱体化も受けていますが、距離を詰める目的であれば、総合的に見て強化と捉えて問題なさそうです。
- 《ステッドファスト》
- ノックバック軽減率を30%から50%に増加
上記強化を生かした戦線上げをノックバックで戻されにくいので噛み合った強化。ラインハルトの後ろにいるメリットが今までよりも大きくなります。
モイラ(弱体化)
- 《バイオテック・グラスプ》
- 回復速度を4から3.25(秒間80から65)に低下
複数回復可能かつ優秀な回復速度を誇っていたモイラの弱体化。それでも《ヴァルキリー》発動中のマーシー以上の回復速度は維持しています。一方で、リソース量当たりの回復量の低下やUlt回転率の低下にも繋がる、非常に影響力の高い弱体化でもあります。
D.Va(強化)
- 《ディフェンス・マトリックス》
- クールタイムを2秒から1.5秒に短縮
少し前のゲージ回復速度の向上と相まって、ピンポイントに対する防御手段として優秀な性能になります。
ウィドウメイカー(弱体化)
- 《グラップリング・フック》
- クールタイムを10秒から12秒に延長
機動力低下の弱体化ですが、バリアの維持が難しくなっているので攻めのポジションチェンジの必要性も下がっています。
トールビョーン(強化)
- 《オーバーロード》
- クールタイムを12秒から10秒に短縮
アーマーの性能が向上しているので、一時的にアーマーヘルスを上乗せできる恩恵自体も大きくなっています。耐久力及び火力の上昇、戦線復帰のための機動力バフなど多用途なアビリティなのでクールタイム短縮の効果には期待できます。
ゲンジ(強化)
- 《手裏剣》
- 最大装填数を24から30に増加
何らかの手段でキャンセル、中断されなければ一度に3つ投擲するので射撃2回分の増加になります。
ザリア(強化)
- 《パーティクル・キャノン》
- サブ射撃の爆発半径を2mから2.5mに拡大
- 射撃コストを25から20に減少
現在のザリアの火力はBlizzard的に良好と考えられているようですが、サブ射撃は少し弱いと判断しての調整のようです。
バグ修正(一部)
ロードホッグ
- 《チェイン・フック》
- タレットやバリアにダメージを与えない不具合を修正
以上が今回の主な変更点となります。その他、ワークショップ関連やバグ修正についてはPTRパッチノート(英語)をご覧ください。
環境に大きな変化
全体的に見るとGOATs構成抑止を目的とした以前の弱体化が緩和され、バリア耐久値の低下によってゲームスピードを高めつつタンクの持久力は保つ調整のように見えます。中でも環境トップのオリーサとシグマの2ヒーローに対してバリアアビリティの大幅弱体化が行われているので、環境に与える影響は非常に大きいと思います。
ダメージヒーローに関しては、批判的な声も聞かれるドゥームフィストに一切の調整が無いなど少し意外な調整となっていますが、同じく環境で活躍するリーパーを含め弾丸1発当たりのダメージが低いヒーローにとってアーマーの強化は相対的な弱体化と見ても良いと思います。
『Overwatch(オーバーウォッチ)』は絶賛発売中で、対象機種はPS4、Xbox One(海外のみ)、PC、Nintendo Switch。
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Source: PTR Patch Notes
コメント
コメント一覧 (2件)
本日て日付書いてないからいつかわからんわw
オリーサのdps任せだった面が本人のスキル次第に変わったって感じ