Respawn Entertainmentの『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』では「ウォーゲームイベント」が期間限定で開催中。一方で、昨今の環境では人気度が低調なレジェンドの一人・クリプトについて、開発スタッフはそのアビリティの作り直しを計画しているようです。
低ピック率・高勝率の複雑な立場
「監視活動の達人」ことクリプトはシーズン3で登場して以来、スパイドローンを軸とした情報戦特化アビリティによってバトロワゲームのメタに影響を与え続けてきました。
しかし直近のシーズンでは、そのアビリティはプレイヤーにとってあまり魅力的なものではないようです。エーペックスの各サーバーのデータをトラッキングしている非公式サイトApex Legends Statusの公開データによると、日本時間4月18日の時点でクリプトの過去24時間のピック率はたったの1.6%でワースト3。安定してピック率10%を超えているブラッドハウンドやレイスらに比べると、現環境ではいかに人気が低いかが分かります。
一方、エーペックスの開発スタッフで、ライブバランス・デザインを担当するJohn Larson氏が先日Bird’s Eyeポッドキャストで語ったところによると、クリプトはピック率の低さに対してマッチ勝率は高いそうです。実際プロの競技シーンでも数多くの実績を残しているため、クリプトのアビリティは有用性の面では一定以上の評価を得ているようです。
問題は使っているときの「楽しさ」にあるのでしょうか。Larson氏が言うには、クリプトは彼をメインとするプレイヤーたちには長らく使われ続けている一方で、「スパイドローンを使う」というアビリティのコンセプトが「今の流れに乗れていない」と分析しています。
実際に上述したピック率を見ると、昨今ではライフラインやブラッドハウンドのように使いやすくて強力なサポート役や、レイス、オクタン、パスファインダー、ホライゾンのように機動力で優位に立てるレジェンドの方が他よりも人気が高いようです。
アビリティの作り直しも視野に
Larson氏は現状のクリプトに関するデータを踏まえたうえで、ピック率を上げるために「作り直す必要がある」と述べています。
しかしこの作業は現在既に進行しているわけではなく、クリプトが競技シーンでは一定の評価を得ている点や、今後の環境変化によってはカジュアル層の間でもピック率が自然に上がる可能性を踏まえた上で、「しばらくは監視しておく」とのことです。
Larson氏の話からは、次のシーズン9でいきなりクリプトに大きなアビリティ変更が施されることはないことがうかがえますが、同じくピック率の低いランパートやワットソンらも含めて、ピック率を気にする開発スタッフがいつそのアビリティセットを改変しても不思議ではないことも分かります。
5月の初頭にスタートする「シーズン9」では、各レジェンドのピック率はどのように変化していくのでしょうか。そしてクリプトのピック率を上げる必要があるとしたら、彼のどんな点に手を加えるべきでしょうか。コメント欄でぜひご意見をお寄せください。
基本プレイ無料FPS『Apex Legends(エーペックスレジェンズ)』の配信日は2019年2月5日で、対象機種はPlayStation 4 / PC(Origin) / Xbox One。
Source: DEXERTO
コメント
コメント一覧 (37件)
クリプトだったらドローンで味方を蘇生出来たら良いなーとは思う。ダウンした味方をカードになるまでほっとくの心苦しいし
もう現代の戦争みたいにドローン爆撃を実装するしかない