Electronic ArtsおよびMotiveは、名作サバイバルホラーTPS『Dead Space(デッドスペース)』のリメイク版が、2023年初頭にリリース予定であることを発表しました。この記事では先日の配信で公開された、リメイク版の新たな音響システムについて紹介します。
リメイク版『Dead Space』最新情報
2008年にシリーズ第1作が発売された『Dead Space(デッドスペース)』は、近未来の宇宙を舞台に、人間の死体を変異させる恐怖の生命体ネクロモーフとの戦いを描いたサバイバルホラーTPSで、公式日本語版が無いにも関わらず、当時そのユニークな世界観に惹かれた日本のゲーマーたちの間でも多くの話題を集めました。
そんな『Dead Space』は現在リメイク版の制作が進んでおり、3月12日には開発を手がけるMotiveのスタッフが、本作のオーディオデザインについてライブ配信にて解説をしていました(YouTubeの配信ログ)。
なお、この配信を通して、リメイク版『Dead Space』は2023年初頭のリリースを予定していることも正式発表されています。
「A.L.I.V.E.システム」でより生々しい恐怖を体験
『Dead Space』は、ホラーゲームの緊張感をかき立てるオーディオデザインの素晴らしさで多くの賞の受賞やノミネートを果たしましたが、リメイク版ではこのオーディオ面にもこだわりが見られ、たとえばオリジナル版でも既に生々しかった主人公・アイザックの息づかいや心臓の鼓動がさらにアップグレードされます。
リメイク版で新たに導入される「A.L.I.V.E.システム」では、たとえばアイザックが大ダメージを負って危険な状況に置かれると、その身体に実際にアドレナリンが放出されているかのように彼の呼吸がさまざまなパターンで乱れ、セリフを喋るときも、体力状況に応じて話し方が3段階に変化していきます。
これにより、アイザックの恐怖や疲労がプレイヤーにもそのまま伝わるようにデザインされています。体力状況によるアイザックの喋り方の変化はこちらの動画(YouTube)で確認できます。
環境音や武器サウンドも進化
オーディオオクルージョンにも最新の技術が盛り込まれており、金属の壁やガラス越しに伝わる音、その反響の仕方はよりリアルになっただけでなく、どこから聞こえている音なのかを立体的に把握することもできるようになります。オーディオの新旧比較はこちらの動画で確認できます。
シューター系に欠かせない武器サウンドもアップグレードされています。設定上は単なる工具でありながら、ネクロモーフを倒すには最適な初期武器プラズマカッターも、複数の音響レイヤーによってより深みのあるものになっています。プラズマカッターの他、パルスライフルの新旧サウンド比較もこちらの動画で聴くことができます。
次回の情報は5月
続報が気になるリメイク版『Dead Space』ですが、2022年5月には、ゲームのアートデザインに関する配信を予定しているそうです。オリジナル版でも素晴らしいSFホラーの世界が描かれていましたが、リメイク版はどのようなアートワークが目指されているのでしょうか。引き続きこちらもチェックしていきたいところです。
リメイク版『Dead Space』は2023年初頭の発売予定で、対象機種はPS5 / PC / Xbox Series X | S。
Source: YouTube
コメント
コメント一覧 (1件)
グロテスク要素がマイルドになってしまいそうですが、そこら辺もオリジナルと同様なんでしょうか。
グロ好きでは無いですけどこのゲームの醍醐味として死亡シーンもあると思うので。