本日2023年4月1日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 のアップデートを実施、エイプリルフール用のパッチノートを公開しました。
エイプリルフールアップデートの内容は、エイプリルフール恒例の「動く目」や「ラインハルトフィルター」に加え、アルティメット・アビリティ発動時のボイス・ラインが各ヒーロー新録実装されています。また、期間限定のアーケードモードでは、全ヒーローに対してユニークなバランス調整が施されており、記載されている開発者コメント自体もユーモア溢れる内容となっています。
「オーバーウォッチ 2」エイプリルフールアップデート(アーケードのみ)
ものすごいボリュームとなっているので、目次から目的のヒーローを見つけてください。
エイプリルフール期間限定のゲームモードとして、アーケード「TEMP - NEXT BALANCE PATCH - FINAL_FINAL23」が実装されています。以下の調整内容は、ボイス・ライン関連を除きこのゲームモード限定の調整となっています。
ヒーローのアップデート
すべてのヒーロー
- すべてのヒーローのアルティメット用ボイス・ラインを一新
- ヒーロー交替時にアルティメット・チャージの50%を維持
新録されたアルティメット・アビリティ発動時のボイス・ラインは、メタ発言やオマージュなどネタ要素盛りだくさんとなっており、しっかりと味方の発動時と敵の発動時(自身の発動時)の両方が変更されています。
タンク
タンクのロール・パッシブ
- アルティメットのチャージ速度が10%増加
- タンクに最後の一撃を加えたヒーローは、大量のアルティメット・チャージ獲得
開発者コメント:タンクヒーローはチームのレイドボスのような立ち位置です。倒した時は、それ相応の報酬がなければつまらないですよね?
ドゥームフィスト
- “サイズミック・スラム”
- 「パワー・ブロック」で強化される
- ダメージを50から75に増加
- 衝撃波を受けた敵が空中に打ち上げられる
開発者コメント:強化されたドゥームフィストは高層ビルを真っ平らにするのも、ガラス瓶の蓋を一発で開けるのも朝飯前です。
D.Va
- “ディフェンス・マトリックス”
- 投射物を消滅させた後、「ディフェンス・マトリックス」が1秒間、効果範囲内の敵に30ダメージを与える
- 「ディフェンス・マトリックス」でトドメを刺すと、アルティメット・チャージが5%追加で付与される
開発者コメント:投射物を破壊するマトリックスは、人に当てても効果抜群であることが判明しました。
ジャンカー・クイーン
- “コマンディング・シャウト”
- 発動時、範囲内の敵に出血状態を付与する
開発者コメント:ジャンカー・クイーンの叫び声は音量が大きすぎるあまり、敵の鼓膜にダメージを与えます。仲間に対しては「優しいエール」のままなので、ご心配なく。
オリーサ
- “ジャベリン・スピン”
- 空中で「ジャベリン・スピン」を発動すると、向いている方向に前進する
- “フォーティファイ”
- 落下速度が増加し、着地地点周辺にダメージを与える
開発者コメント:オリーサの空中ボディスラムの脅威は、ヌンバーニにおける最大の犯罪抑止力であると信じられています。
ラマットラ
- 一般
- “オムニック・フォーム”が無効化
- 常時“ネメシス・フォーム”が発動する
- アーマーを225から125に減少
- “ヴォイド・バリア”
- アビリティ1に移動
- “ブロック”
- “ブロック”を解除したあとに1秒間のクールダウンを追加
開発者コメント:ラマットラは「ネメシス・フォーム」のほうが高性能なので、他のヒーローが彼と同じくらい苦しむまではこの状態が維持されます。
ラインハルト
- “チャージ”
- 飛べる。発動後にジャンプ長押しで宙に浮き、しゃがみで降下する
- 方向転換率を33%増加
ラインハルトのコメント:我が輩の突進は空中の敵に無力だったが、トールビョーンに力を借りることにした!これで宙に浮いていようとも、悪を粉砕してくれるわ!!!
ロードホッグ
- “チェイン・フック”
- 射程範囲が50%上昇
開発者コメント:ロードホッグのタンクとしての役割は、リスキーな位置に立っている敵を罰すること。「チェイン・フック」の範囲を広げたことで、あらゆる場所が「リスキーな位置」となります。
シグマ
- “アクリーション”
- 衝撃を受けた敵がノックバックし、4秒間、低重力状態になる
- クールダウンを10秒から8秒に短縮
開発者コメント:重力エネルギーはかなり強力です。巨大な岩を持ち上げるほどの力があれば、誰でも持ち上げることができるはず。
ウィンストン
- ウィンストン?
- ウィンストン!
開発コメント:ウィンストン!
注:バリアが自分の位置に移動する模様
レッキング・ボール
- “グラップリング・クロー”
- 壁で跳ね返ると、最大速度が一時的に増加する
- “マインフィールド”
- 地雷が近くの敵に向かってゆっくりと移動する
開発者コメント:レッキング・ボールがスクラップヤードのバトル・アリーナでチャンピオンの座をつかみ取った時の決め技を披露します。
ダメージ
ダメージのロール・パッシブ
- エリミネーション成功時にライフが50回復
開発者コメント:せっかく敵陣の後ろに1人で回り込んでも、回復がもらえないともどかしい気持ちになりますよね。時には味方のサポートがリスポーン待機中のことだってあります。この変更で少しは生き残りやすくなるでしょう。
アッシュ
- “ダイナマイト”
- 炎が近くの敵に最大4回まで燃え広がる
開発者コメント:キャラ設定により忠実にするため、「ダイナマイト」の炎がプレイヤー間で燃え広がるようになりました。
バスティオン
- “強襲モード”
- 発動中、“タクティカル・グレネード”のクールダウンが0.5秒になる
開発者コメント:バスティオンがソフトウェアアップデートをダウンロードしたことで「強襲モード」がアップグレードされ、以前の「タンク・モード」をシミュレートできるようになりました。
キャスディ
- “コンバット・ロール”
- クールダウンの代わりに、時間で回復するスタミナを消費する
- “コンバット・ロール”発動中、すべてのダメージを回避する
- 再装填する弾丸数を6から2に減少
開発者コメント:キャスディが猫のような反射神経を活かして、あらゆるものを回避できるようになります。ちょっと腰に負担がかかるのはご愛嬌。
エコー
- “トライ・ショット”
- 投射物を2発追加
- 投射物1つあたりのダメージを17から12に減少
開発者コメント:エコーが射撃に使う指を増やしたようです。
ゲンジ
- 一般
- 回復要請時、時々自分で回復する
開発者コメント:みんなに無視されても回復のボイス・ラインをしつこく連投した結果、こうなりました!
ハンゾー
- “電光石火”
- “電光石火”が“鳴響矢水”に向かって跳ね返る
開発者コメント:ハンゾーは長い年月をかけて弓や幾何学を習得し、この技を繰り出せるようになりました。決して魔法なんかではありませんよ。
ジャンクラット
- “トータル・メイヘム”
- “コンカッション・マイン”で自分自身を発射させるとグレネードを落とす
開発者コメント:ジャンクラットはグレネードのしまい方が少し雑だったようです。自身をノックバックするたび、グレネードがこぼれ落ちます。
メイ
- “アイス・ウォール”
- 柱の数を増やし、形状も微妙に変化
開発者コメント:「アイス・ウォール」で味方をスポーンルームに閉じ込めて、「集合する」お手伝いをするプレイヤーの数が年々減少しています。メイの核となるこのゲームプレイが、もっと簡単にできるようになりました。
ファラ
- “ロケット・ランチャー”
- ロケットによる自己ダメージがなくなり、ノックバックが増加する
- “バレッジ”
- 発動中にファラがノックバックを受けるようになる
- “バレッジ”のロケットに自己ノックバックを追加
- “ホバー・ジェット”
- 燃料を33%減少
開発者コメント:「ロケットジャンプ」?いかにも危険そうな響きですね。でも、燃料が足りない時に有効な移動手段でもあります。
リーパー
- “シャドウ・ステップ”
- テレポート位置を確定した後、動きが固定されない
開発者コメント:リーパーがテレポート時にポーズを決めるのは、はたから見ているとカッコいいですが、いつも恰好の的になるので今後はポーズを決めないことにしたようです。
ソジョーン
- “パワー・スライド”
- 敵にヒットすると75ダメージを与え、上方に打ち上げ、1.5秒間ノックダウンする
開発者コメント:ソジョーンの一撃必殺能力を減少させて以降、彼女は期待どおりの活躍をしていません。この状況を改善するため、彼女のキットに極めて公平なスタン効果を追加しました。
ソルジャー76
- “バイオティック・フィールド”
- 発動中はソルジャー76を追尾する
開発者コメント:ポケットに入れておけるのに、わざわざ地面に置いておく必要もないでしょう?
ソンブラ
- “トランズロケーター”
- テレポート先の周辺に120ダメージ与える
- 弾速を25から40に増加
- クールダウンを10秒から6秒に短縮
開発者コメント:「トランズロケーター」のテレポート先で物質同士がくっついてしまわないように、安全策として強制的に分離するようになりました。強い痛みをともなうのが玉に瑕です。
シンメトラ
- “セントリー・タレット”
- 移動中も敵をターゲットにできるように変更
- 地形に張り付く前に60%のダメージ耐性を追加
開発者コメント:なんと、「セントリー・タレット」には設置途中でも敵を狙える設定が隠されていることが判明しました!シンメトラの見積もりによるとこの変更による効率の上昇率は「32.33…%」小数点以下はどこまでも続く!
トールビョーン
- “オーバーロード”
- “リベット・ガン”と“フォージ・ハンマー”も敵を炎上させ、30の継続ダメージを与える
開発者コメント:トールビョーンはタレットなしではなかなか安定したダメージを与えられていませんでした。でもご安心を。このちょっとしたバランス変更ですべて解決。以前とは比べ物にならないほど強化されました!
トレーサー
- “リコール”
- 発動時、近くの敵を引き寄せる
- “パルス・ボム”
- 爆発までの時間を1秒から2秒に延長
開発者コメント:トレーサーが「リコール」で過去に戻ると、その場が真空状態になります。タイムトラベルの仕組みについては自信があるので、異論は認めません。
ウィドウメイカー
- “ウィドウズ・キス”
- クリティカル・ヒットを当てると、代わりに3秒かけて毒ダメージを与える
- ウィドウメイカーが毒状態の敵を壁越しに見ることができる
開発者コメント:毒の弾は通常の弾より長く苦しむことになりますが、カウンタープレイの機会が生まれます。
サポート
サポートのロール・パッシブ
- ライフ低下時に4秒間、移動速度が30%増加
開発者コメント:敵が奇襲を狙ってくると、生き残るのも大変です。今回の変更により、突然襲われても生き残る確率が上がります。攻撃に悪用するのは厳禁ですよ。
アナ
- “バイオティック・ライフル”
- ヘッドショットの判定を追加
開発者コメント:シリンジの中に何が入っているのか不明ですが、額に撃ったほうが効果を発揮するようです。
バティスト
- “エグゾブーツ”
- ジャンプ幅がチャージ量に応じて多くなる
- 発動後にジャンプを長押しすると、そのままバウンドし続ける
開発者コメント:噂によると、バティストは走り高跳びと走り幅跳びの両方の記録保持者だそうです。
ブリギッテ
- “ウィップ・ショット”
- ブリギッテがフレイルの先端のほうに引っ張られるようになる
開発者コメント:「ウィップ・ショット」の勢いは留まるところを知らない!飛んでいく時に「わーい」と言うと、もっと楽しいかも。
キリコ
- “神出鬼没”
- 射程を35メートルから350メートルに延長
- 移動した距離に応じてクールダウンが変化する
開発者コメント:カネザカは大きな街で、キリコが守らなければならないものもたくさんあります。この変更により、特に戦場の動きが活発な時に、必要とされる場所に素早く移動できるようになるはずです。
ルシオ
- “サウンドウェーブ”
- 投射物を反射する
- クールダウンを4秒から3秒に短縮
開発者コメント:「サウンドウェーブ」はヒーローをノックバックさせることができるのに、投射物にはなんの影響もないという報告があったので、この論理的矛盾を修正しました。
マーシー
- “カデュケウス・ブラスター”
- 弾薬数を25から125に増加
- 弾速を50から125に増加
開発者コメント:「バトルマーシー」のプレイスタイルは期待していたよりも一般的ではないということが統計でわかりました。彼女のダメージポテンシャルが上がるよう、ほんの少し調整を加えました。
モイラ
- “バイオティック・オーブ”
- “バイオティック・オーブ”が発動している間にアビリティ入力を押すと、移動を停止または再開させることが可能
開発者コメント:予期せぬところから飛んできたオーブに倒されたことはありませんか?あれは100%狙ってやっているんです。「バイオティック・オーブ」はモイラの命令に忠実に従います。もっとも、「止まれ」と「動け」しか理解できませんが。
ゼニヤッタ
- “スナップ・キック”
- 空中で発動すると、向いている方向に飛んでいく
開発者コメント:ゼニヤッタはこのテクニックを「飛び蹴り」と読んでいますが、彼は常に宙に浮いているのでただの「キック」と呼んだほうが正しい…かも?
ご覧のようにとんでもなく楽しいモードになっているので、ぜひアーケードにアクセスしてみてください。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
Source: Overwatch 2
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