現在のゲーミングキーボードのトレンドであるラピッドトリガーは、キーが反応するアクチュエーションポイントを柔軟に変更できる磁気ホール効果センサーを使用して、従来のキーボードよりも素早い反応を実現し、とくに『Valorant(ヴァロラント)』のようなストッピングが重要なゲームで大人気だ。
2022年にWootingがリリースしたWooting 60HEからラピッドトリガー人気に火が点き、最近のゲーミングキーボードのトレンドとなっている。そんなラピッドトリガーブームを作ったWootingが、待望のテンキーレスキーボードのWooting 80HEを発表した。
Wooting 80HE誕生
現時点ではWooting 80HEの性能や価格は発表されておらず、カウントダウンによるとおそらく日本時間2024年1月26日(金)からファウンダースキャンペーンというクラウドファンディングか予約が開始するようだ。
説明文によると、Wooting 80HEは磁気ホール効果ありのテンキーレスキーボードだが、いくつかの業界初のサプライズを隠しており、キャンペーン開始時期が近づくにつれて新情報を公開していくとのこと。気になる人は公式サイトでメールアドレスを登録しておこう。
実は先祖返りなWooting 80HE
2022年にWooting 60HEをリリースしたWootingは2016年にオランダで創設された。 2017年に初製品であり業界初のアナログ入力テンキーレスキーボードWooting Oneをリリースした。 2018年にはフルサイズキーボードのWooting Twoを発売し、2021年にLekkerスイッチに変えて磁気ホール効果に対応したWooting Two HEにアップデートした。
そして、2022年にWooting 60HEをリリースしたので、Wooting Oneと合わせれば60%、テンキーレス、フルサイズを網羅したことになる。 しかし、Wooting Oneが使っているFlaretechスイッチは磁気ホール効果に対応しておらず、ラピッドトリガーの性能も大きく制限されている。
Wooting自体もWooting Oneの販売は終了していることから、ファンからはTwo HE同様に現代版のテンキーレスキーボードを求める声が大きかった。 あまりにも大きいので公式すらネタにするほど。
そのような経緯の末に、ついにテンキーレスキーボードWooting 80HEが発表された形だ。 Wooting 80HEはある意味でWooting Oneの後継機種とも呼べ、 非常に人気が高いキーボードになりそうだ。
Gaming Device Power Tune for FPS
Source: Wooting
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